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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第七部 《ことわり》をはずれたもの

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ラスボス誕生。

第七部スタートです!

「大変な事になったねぇ……」


テントを張り、久しぶりに猫達とまったり過ごしている。


ギルドの職員さん達が頑張ってくれているおかげで、前より連絡の途絶えた村や町が少なくなってきたのだ。


「世界を救う、か」


いや、やることは今までと変わらないのだろうが。


運命神が書きかえてしまった《ことわり》とやらが、具体的に何かも分からない以上、こちら側から動くわけにもいかないだろう。


猫達に、好きに暴れさせればいいのかとも思ったが。


「そうすると、うちの猫達が世界を滅ぼしそうだしねぇ……」


世界の半分どころではすまない事態になりそうだ。


私の隠しスキル「猫ばか」により、猫達のステータスは大幅に上がってしまった。


おこんの「引っ掻き」による麻痺や、よつばの「魅了」は、確率が100パーセントになっている。


全員に物理耐性がつき、元から物理耐性を持っていたくぅにいたっては、物理無効だ。


魔法無効、物理無効、精霊の加護。


おまけに、魔力の底上げだ。


ゲームのラスボスで出てきたら、絶望しかないやつだ。


神と対立する魔王か……。


勇者とかに倒されそうだな。


んー?


そういや、小細工していたのは誰だ?


《ことわり》を書きかえたのは運命神だとして、それとは別に実行犯がいるはずだ。


クラーケンに古代神語による呪いの杭を刺して操ったもの。


地下迷宮の魔方陣を壊したもの。


あの時、盗賊は謎の新入りがいたと言っていた。


まさか、運命神自ら動くわけがないしな……。


どういう理由でかは分からないが、運命神の考えに従って動いているものがいるのは確かだ。


神様の事は、神様達でケリをつけてもらうとして。


人がやった事は、人がどうにかしないとねぇ……。


ガチャンっという音に振り返ると、猫達がじゃれあっているうちに水の入った容器をひっくり返してしまったようだ。


「ったく、もう」


一瞬固まっていた猫達は、また追いかけっこを再開した。


ああ、うん。


猫のした事は、人がどうにかしますよ……。










面白いと思って下さった方は、ブックマーク、評価などお願いいたします。


「にゃん!」


「ぽちっとすれば、あなたのお好きな物が手に入ります」


「猫が好きな物しか、出してくれないんだけど……?」




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