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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第六部 消えた村

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隠れてない。

「そのあとの事も、全てそうさ」


真珠国の御神体を取り戻した事も。


エルフの虹雲が無事に孵った事も。


地下迷宮で火山の噴火を止めた事も。


フラーの大群を退治した事も。


確かに、猫達が逃げ出していなければ起きなかったはずの出来事だ。


「……それで、私達はこのあとどうしたらいいの?」


「今のままで、かまわないさ」


そう言って、ミーコさんはころころと笑った。


「猫がしたい事をどうこう出来るわけもないしさ」


確かに。


一応、テイマーである私の指示はきいてくれるけど、それだってやりたくない事はやらないだろうしな。


「まぁ、霧と魔物の対応をしてくれると助かるけどな」


守護している場所が多いから、手が回らないんだよな、と海神様がため息をつく。


「わらわ達はほかの神とも話しおうて、運命神の対応を決めねばならんのでの」


「この世界を守ってはくれんかのう」


「……」


別に、神様に頼まれたからではない。


今までと同じようにしていればいいのなら。


「頑張ります」


私の言葉に、神様達が顔をほころばせた。


「それじゃ、あんたの隠しスキルを使えるようにしておこうか」


「え?」


「転生させる時に、あたしがスキルを与えておいたのさ」


そういや、私の転生は女神様ではなく、猫神がさせたんだったな。


ミーコさんが八本のうちのしっぽを一本だけゆらゆらと振った。


しっぽ、ばらばらに動かせるんだ……。


ふわっと私の体が光った。


「!」


「確認してごらんよ」


どれどれ?


「猫ばか」 レベル∞


…………。


いや、隠れてないが?


まぁ、いいか。


で、効果は……?


「猫ばか」 猫達のステータス大幅アップ。及び、猫達のスキル効果倍増。


……………………。


猫かよ!


この世界の神様は、どこまでもぶれないな!!


「つかさ、猫達を頼むよ」


ミーコさんが、優しい顔をしてそう言った。


まぁ、本来は猫の神様だからな。


「当たり前でしょ」


私の返事に、ミーコさんがころころと笑う。


猫達の事は、絶対に私が守る。


ついでに、この世界も守ろうか。





          第六部 完


これにて、第六部「消えた村」は終了となります。


お楽しみいただけたでしょうか?


面白いと思って下さった方は、ブックマーク、評価などお願いいたします。


「にゃう……」


「キ、キングさんが読者さんの影を操ってぽちっと……」


「いや、ダメだから、それ!」




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