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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第六部 消えた村

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第九の猫、参上……!?

スマホが鳴った。


人のいない所に移動してかけ直す。


「どうしたの? 何かあった!?」


『いえ、今回の件で神同士でも話し合う事になりまして』


まぁ、この騒ぎなら仕方ないか。


『そこに、つかささんも同席してほしいという話になったんです』


「…………は!?」


いや、待て。


何で、神様同士の話し合いに私達が行かなきゃいけないんだよ!


何!?


自分達の国の専属にしようとかいう話し合いなのか!?


だったら、断る!


神様の言うことだとしても、聞いてやるもんか!


『そうじゃなくて……』


女神様が慌てて言った。


今起きている事について、説明がしたいのだと言われたらしい。


「神様達は、何か知っているってこと?」


『私は分かりませんが、火の神や海神は事情を知っているようです』


いわゆる、ふるき神々だ。


『私の神殿に集まる事になっています』


「……分かった」


事情が分かるなら、行ってみる事にしようか。


理不尽な事を言われたら、くぅに一発かましてもらって逃げ出せばいい。


まぁ、そうなったら、本格的に魔王ルート突入なわけだが……。


「キング、女神様の神殿に『空間転移』」


神殿に行くと、女神様が出迎えてくれた。


「りゅうたろうちゃん、キングさん、大丈夫でしたか!?」


「……」


うん、まぁ、いつも通りで、ある意味安心したわ。


「ほかの神様達は?」


「泉の所に集まっています。まだの方もいますけど」


聖域のはずの泉も、今やすっかりお馴染みの場所だ。


「お、来たか」


「元気でおったか?」


「神を待たせるとはの」


海神様、農耕神様、火の神様。


知り合い(?)の神様しかいない。


んー?


何か、思っていたのと違う面倒事を押し付けられそうな気がしてきた……。


「すまない、遅くなったようだねぇ」


「?」


ほかにも誰か……。


振り返ると、キジトラ白の小柄な猫がいた。


ミーコさん……?


…………。


いや、違うな。


だって、ミーコさんにしっぽ八本もなかったし!


いや、二股ぐらいなら別れていても驚かないけどな!


「どこ行ってたんだよ、猫神」


「ちょいと、野暮用でねぇ」


猫神様!?


「あ、あの、ラーラ達の事を知りませんか!?」


思わず、神様達の会話に割って入ってしまった。


あまりいい事ではないが、ラーラ達が無事かどうかを確かめたかった。


「あの子達なら、あたしが保護しているよ」


狙われていたからねぇ、と猫神様が呟く。


無事なら良かった。


「それにしても」


猫神様が目を細める。


「あの泣き虫が大きくなったもんだねぇ、つかさ」


「…………」


やっぱり、ミーコさんなの!?


いや、でも、さっき猫神って……。


どっちだ!?













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