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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第一部 異世界探索

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食べ物ではありません!

「福助、おいで」


落ち着いて呼ぶと、福助はとてとて戻ってきた。

顔がいいのと、性格が素直なのが取り柄なのだ。


……ほかの事は、まぁ、あれだ、うん。


「良かった、無事だったんだね」


差し出した手を、福助がぎりぎりと噛んだ。


「痛い!」


子猫の頃、しばらく自力で食べられない状態だった福助に、私は手でご飯をあげていた。

大人になった今でも、福助は私の手に執着している。


「痛い、離して!」


しぶしぶ福助は噛むのをやめた。


これは、相当お腹を空かせていたようだ。


無理もない。


よつばではあるまいし、ましてや福助だ。

いくら森の中とはいえ、自力で食糧を調達など出来なかったのだろう。


「……あれ?」


りゅうたろうに寄りかかって休む前に確認したはずなのだが、猫の気配は近くになかったはずだ。


「福助、あんた、どこから来たの?」


「?」


福助はきょとんとした顔で私を見上げている。


まぁ、いいか。


「ご飯にしようか、福助」


福助は嬉しそうに、私の手を噛んだ。


たから、私を食べようとするんじゃない!!


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