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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第五部 神の息吹き

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疑問。

ご飯を終えると、くぅ達はドラゴンを探しに出かけた。


りゅうたろうはドラゴンちゃんと一緒に空から、あとは、くぅ、チャビ、福助の戦闘タイプの猫達だ。


……チャビは、癒し系だったはずなのだが。


「おこん達は危ないから、近くにいなさい」


おこんだけは、不満そうにしっぽをばんばん地面に打ち付けていたが仕方がない。


さすがに、狂暴なドラゴンに単独で挑むには無理がある。


せりは「召喚魔法」を使えるようになったが、クラーケンは水辺の近くでしか呼び出せない。


よつばは食べられる獲物にしか興味がないので、元々ドラゴンは狩りの範囲外だ。


キングは今のところ、「空間転移」しか使えない。


まぁ、ほかの猫達の事を考えれば、キングもそのうち新しいスキルが使えるようになるだろう。


「気をつけて、行っておいで」


暗くなっても猫達には関係ないから、しばらくは戻ってこないだろう。


のんびり、コーヒーでも飲みながら待つとするか。


「静かだねぇ……」


それにしても、いろんな神様がいるものだ。


今まで女神様としか話した事がなかったけれど、みんな、自分の護るものを大事に思っている事には変わりがなかった。


「……」


穏やかな性格のドラゴンちゃんの襲撃。


百年ぶりのクラーケンの出現。


数十年前に姿を消したはずのフラーの大群。


火山の封印のための魔方陣の損傷。


全てが不自然だ。


その内、少なくともクラーケンと魔方陣の二つには古代神語が関わっている。


「……」


誰が、何のために?


今まで何度もよぎった疑問だ。


ばれないように行動しているところをみれば、守護している神様達を敵に回したくはないのだろう。


んー?


そういや、魔導の塔のやつが古代神語らしき言葉で呪文を唱えていたな。


あの頃は理解出来なかったから、何を言っていたかは分からないが。


「……ん?」


空気が震えるような咆哮が聞こえてきた。


ばっさばっさという羽音が近付いてきている。


……嫌な予感がする。


やがて見えてきた巨大な影。


あれは、もしかして、くぅ達が探しているドラゴン……。


何で、よりによってここに現れるんだよ!


私、戦闘力0なんですけど!?









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