表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第五部 神の息吹き

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

133/212

ドラゴンライダー。

大きさでは負けているが、早さはドラゴンちゃんの方が上だ。


りゅうたろうがドラゴンちゃんの背中から飛び、相手のドラゴンに一撃をくらわせる。


宙で一回転しながら降りてきたところに、ドラゴンちゃんが素早く移動して、再びりゅうたろうを背中に乗せる。


大型のドラゴンが、口を開けた。


マズい。あいつ、火を吹くタイプか!


「よつば、相手のドラゴンのスキルと魔法を『解除』!」


よつばが前足をちょいちょいと動かした。


りゅうたろうが相手のドラゴンの背に飛び移り、その翼に噛みついた。


べきべきと音がして、翼から血が吹き出す。


暴れるドラゴンの背中から、りゅうたろうはドラゴンちゃんにもう一度飛び移った。


翼を傷つけられたドラゴンは、よろよろとしながら高度を下げている。


何が起きたんだ……?


スキルを確認する。


りゅうたろう 「ドラゴンライダー」 ドラゴンに騎乗して戦う。


え、やだ、カッコいい……。


じゃ、なくて!


いつの間に、そんなスキルを?


誰からももらってないよな?


まさか、自力でスキルゲット!?


そんな事、出来るの!?


頭の中を?が埋め尽くす。


相手のドラゴンが、ずしんっと地面を揺らしながら降りてきた。


翼を傷つけられ、魔法を封じられ、ドラゴンは怒り狂っているようだった。


……これは、マズいな。


「くぅ!」


くぅに指示を出すより早く、おこんが飛び出していった。


「おこん、ダメ!!」


ドラゴンの爪をすり抜け、おこんが足を引っ掻いた。


人間相手なら十分な効果だが、ドラゴン相手では……。


「……?」


おこんが引っ掻いた途端、ドラゴンが動かなくなった。


え、どうした?


ドラゴンの目は、いまだにギラギラしている。


「まさか……」


おこんのスキルを確認すると、やはり増えていた。


おこん 「引っ掻き」 高確率で相手を麻痺させる。


なるほど。


どうりで、最近やたらと戦闘に参加したがるわけだ。


しかも、ドラゴンの硬い鱗に傷をつけるとは。


そういや、最近爪研ぎに余念がなかったな。


じゃ、なくて!!


りゅうたろうといい、おこんといい、自力で新しいスキルを手に入れたのか……?


ドラゴンちゃんの背中から飛び降りたりゅうたろうが、空中で大きさを変え、そのまま大型のドラゴンの首に噛みついた。


地面に引きずり倒して、止めをさす。


マジかよ。


まさか、くぅより先に、りゅうたろうとおこんでドラゴンを狩ってしまうとは……。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ