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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第五部 神の息吹き

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新スキル。

うん、農耕神様は悪くない。


多分。


猫か? 猫が神様を狂わせるのか?


私は、何もない草原でたそがれながら、大きなため息をついた。


ドラゴンちゃんのお散歩のために、誰も通りかからないような草原のど真ん中で休憩中なのだ。


「……盗賊でも、連れて来ないかな」


ドラゴンちゃんはどういうわけか、盗まれたお宝を横取りするのが好きらしい。


持って来るのが好きなだけで、そのあとは私にお土産としてくれるので、お宝に執着はしていない。


お宝はギルドに渡してしまえばいいだけなので、別に持って帰ってくる分にはかまわない。


けれど、たまにお宝を取り返そうとしているのか、それとも、ドラゴンを捕まえたいのか、盗賊が追いかけてくる事がある。


普段なら、面倒なだけだが。


とりあえず、八つ当たりする相手がほしい……。


今回は猫にまかせず、私も水風船をぶつけまくりたい。


あれ、意外とすっきりするんだよな。


せりが、イカミミの警戒状態になった。


「気配察知」だ。


よし、来たか!


「ピギィィィ!!」


ん?


今のは、ドラゴンちゃんの悲鳴?


必死に逃げてくるドラゴンちゃんの背後から、さらに大きなドラゴンが追いかけてきている。


あのバカ、ほかのドラゴンの縄張りに入ったな!


せりが歯をむき出し、毛を逆立て、最大限の警戒をしている。


「!」


あれは、人を襲うドラゴンか!!


「くぅ! チャビ!」


くぅとチャビが、戦闘体制に入る。


ドラゴンちゃんが、私の後ろに降りてきた。


だから、それ、隠れてないからな!?


りゅうたろうが、私の肩からひらりと飛び降りた。


「りゅうたろう、戻って!」


空を飛べる相手では、りゅうたろうは戦えない。


虎ほどの大きさになったりゅうたろうが、私の方を振り返って口を開いた。


「……!」


サイレントニャー?


こんな時にどうした?


ばっさばっさと羽音がして、風が起きた。


ドラゴンちゃんが宙に舞い上がり、りゅうたろうがその背中にひらりと飛び乗った。


「……は?」


え、何だ、これ?


りゅうたろうを背に乗せて、ドラゴンちゃんが大型のドラゴンへと立ち向かう。


……何が起きている?




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