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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第五部 神の息吹き

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召喚魔法。

クラーケンは、トルマリンを襲うように操られていたという事か?


誰が、何のために?


ドラゴンちゃんの時に感じた疑問が、再び頭の中によぎった。


「杭が小さすぎて、自分では抜けなかったらしい」


確かに、クラーケンに対して杭は小さすぎた。


人間なら、小さな棘が刺さったようなものだろう。


「お前のところの猫が『回復』してくれたおかげで、傷が塞がって杭が抜けたらしいんだ」


なるほど。


それで、クラーケンは正気に戻ったという事か。


女神様が結界を張った時には、クラーケンは眠っていたからなぁ。


気付いた時には、海の底だったと……。


「ただでとは、言わない」


迷惑をかけたのは事実だしな、と海神様は頭をかいた。


「俺から『加護』も授けるし」


……加護?


いりません!


これ以上、ややこしい事になるのはお断りします!


「海に出た時は、絶対に海が荒れないっていう加護はどうだ?」


「……」


今のところ、海に出る予定はないが。


その加護なら、もらっても問題はないか。


「それと、クラーケンにも働かせる」


「……どうやって?」


「召喚魔法で呼び出せるようにすれば、いいだろ?」


うーん、召喚魔法かぁ……。


それなら、こっちでコントロール出来るしな。


海だとりゅうたろうは戦えないし、物理攻撃が出来るのはいいかも……。


「分かりました」


「本当か!?」


「ただし、トルマリンの人達の許可を取ってからにして下さい」


一番、迷惑を被ったのは、町の人達だ。


「それなら、もう話はついている」


実害が少なかった事もあり、今後三年、豊漁を確約する事でクラーケンを許してもらったらしい。


手回しがいいな……。


「じゃあ、そういう事でいいか?」


「はい」


じゃあ早速、と海神様は女神様と話をすると言って海に帰って行った。


もちろん、帰る前には加護を与えてくれた。


ふむ。召喚魔法か。


あれ? スキルが増えてない。


海神様、忘れていったのか?


いや、「海神の加護」はついている。


「……」


これは、もしかして……。


確認すると、せりのスキルが増えていた。


「召喚魔法」 召喚可能 クラーケン。


「…………」

 

海神様、あんたもか!!



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