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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第五部 神の息吹き

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私は貝。

「つかささん、お話があるんですけど……」


いつものように荷物を受け取りに行くと、女神様がもじもじとして言い出した。


「……今度は、何をやらかしたの?」


「違います! っていうか、私、やらかした事なんかありませんし!」


ほほぅ?


チャビの暴走に巻き込まれでもしたかな、女神様?


「転生しょっぱなに、猫達を逃がしたのは誰だったかなぁ?」


「うぐ……」


「世界が滅びなくて、よかったねぇ?」


女神様が、ジト目で私を睨んだ。


「つかささん、今日意地悪です」


「……ごめん、八つ当たりしました」


加護持ちになってしまったくぅ達が、うっかり世界を滅ぼす夢を何回もみたので寝不足なのだ。


「で、話って?」


「つかささんと話をしたいとの事で、仲介を頼まれまして」


女神様に仲介を頼む……?


何か、嫌な予感しかしないんだが。


「海神と、農耕神と、火の神です」


「……………………」


私は何も聞いていません。


「つかささん!」


聞こえない!


私は耳をふさいだ。


「私にも立場があるんですよ!」


知らん!


「私は神の中では若い方だから、海神や火の神に頼まれたら断れないんです!」


神様って、縦社会なのか……。


「農耕神はオパール王国を守護しているから、よつばさんやフラーの事がありますし」


うーん、よつばがオパール王国の食糧を食い荒らした件は、飼い主である私にも責任はあるけどさぁ……。


だけど、私はもう厄介事に関わりたくない!


聞こえない、聞こえない。


「つかささん、お願いします!」


私は貝。








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