表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第四部 地下迷宮

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

118/212

忘れ物。

「て、てめえ、よくも……、ひぐっ、ひぐっ」


「なんか揺れるし、もうダメかと……、ううっ」


むさ苦しいのが、集団で泣くなよ。


うっとうしいな。


「ちょっと、忘れてただけでしょうが」


「ちょっと!?」


「ていうか、本当に忘れてやがったのか!?」


はぁ、と私はため息をついた。


「ちゃんと回収に来たんだから、もういいでしょ」


噴火の事ですっかり忘れていた盗賊どもを回収に来たのだが、私を見た瞬間、全員泣き出してしまったのだ。


「聞きたい事があるんだけど」


「な、何だよ! 忘れてたくせに!」


「……置いていくぞ」


「何でも聞いて下さい!」


魔方陣の事を知っていたかと聞くと、盗賊どもはきょとんとした。


「炎の竜の寝床までしか、行ったことねぇな」


んー?


だとしたら、魔方陣を損傷させたのは誰だ?


「そういや、新入りはどこ行った?」


「新入りって?」


「えーと、あれ……?」


「だから、新入り……?」


んん?


どうやら、新入りがいた事は覚えているようだが、それがどんな人物だったかは記憶に残っていないようだ。


まぁ、そいつが今回の件の関係者だろうな。


古代神語を理解し、盗賊どもの記憶を操作している。


しかも、噴火させるという、自分の手を汚さない手段を使っている。


……タチが悪いな。


私の顔を見た盗賊どもが、ペットゲージの中で後ずさった。


そんなに凶悪な表情していたか?


とりあえず、こいつらをギルドにつき出してからだな。


「は、早く連れて行ってくれよぉ……」


捕まりたがる盗賊っていうのも、どうなんだろう……。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ