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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第四部 地下迷宮

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女神のプライド。

「絶対に、絶対に、ありえません!」


うるさいなぁ、もう。


「加護を、最大級の加護を与えた国に、災いを呼ぶ鳥なんて……!」


いつものように、荷物を受け取りに女神様の神殿に行くと、ひどく憤慨しているようだった。


「そんな事言ったって、実際に現れたし」


「むぅ……」


私の言葉に、女神様は口を尖らせた。


子供か!


しかし、女神様のミスだったわけではなさそうだな。


だとすると。


「誰かが……」


いや、ダメだ。


人間ごときが、本気を出した神様に勝てるわけがない。


んー?


「女神様、ほかの神様にいじめられているとかない?」


「……私、いじめられているんですか!?」


神様同士の因縁が原因の可能性もあるかと思ったのだが。


「でなきゃ、妬まれているとか……」


うん、こっちの方がありそうだ。


幸運をつかさどる女神様は、どこの国でも人気がある。


フラーに襲われた町でも、農耕の神様と一緒に信仰されていた。


「妬まれるって、そんな……」


女神様は困惑しているようだった。


まぁ、ポンコツでも素直な女神様だ。


理不尽な嫉妬など、した事がないのだろう。


「……だとしたら、許せません」


「女神様?」


「だったら、私に危害を加えればいいじゃないですか。私の加護を上回れる力があるのなら、それが出来るはずです」


確かにそうだけど。


神様同士が直接争ったら、さすがにほかの神様達だって干渉してくるのではないだろうか。


「私が加護を与えた人達に、ひどい事をするなんて……」


「……」


うーん、神様にこんな事を思ったらアレなんだけど、いい子なんだよな。


……ポンコツだけど。

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