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Against the END  作者: MICHICOM
モノタチ
8/15

コトワリ

 四、五ぐらいの視線が刺さる。

 その冷たさで体が強ばり凍てついていく。


 永遠にも感じられたその時間はクマの声によって終わる。


「今日、またウシナッタモノがいる」


 あたりがざわつく。


「落とし物はクロに預けた。多分もうちょっとで帰ってくると思う。そしたらみんなで集まって欲しい」


 クマの声はあたりに響き静寂を生む。


「ボクはちょっと案内してくるよ」


 そして逃げるようにタマリバを後にした――。



「ここは何なの?」

 さっき拾った棒で下に書く。


「わからない」

「誰にもわからないんだよ」


「ただ一つわかってるのはここで死ぬと()()()みたいなモノになる」


「もちろん寿命もある」

「ついでに言うとキミも後五分ぐらいでそうなるよ」


 突然の余命宣告に頭が追いつかない。


「ついたよ」


 前にはそうなったものが群れている。


「今度は見てて」


 そうクマが言った瞬間クマの頭が裂けて中から闇が膨れ上がる。そして、モノを飲み込んだ。

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