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Against the END  作者: MICHICOM
モノタチ
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タマリバ

 クロと別れ進む。


 クマが突然背中の鞄から滑り降りた。


「ようこそ、ここが目的地だ」

 ――辺りは開けていた。


「ボクはここの落とし物回収係とでも言うべきクマだ。改めてよろしく」


 不意に多くの視線を感じる。


「そして、この場にいる全員がボクの仲間であり、これからは君の仲間だ」


 不安と恐怖で溢れかえった目がこちらを見つめる。



「ここにはリーダーなんてものはいない」


 

「ボク達はここをモノの流れつく所――タマリバと呼ぶ」



「ここの掟はただ一つ」


「失わないこと」

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