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「じいちゃんさかな!」


私は魚を指差した。


「朝に釣ってみた」


じいちゃんはぷいと顔を背けながら言った。


この世界にも魔力がある事に感激だ。

魔法を発動するには力が少ないから、この魚が使えるかは微妙だが、

魔力があるなら、ある程度には知力が上がる。


上がると言うか、知力が少ないと自分の魔力で自分の身を傷つけてしまうのだ。


知力が低いと魔力を無意識にでも制御出来ず、大人になる前に死んでしまう。


人間など知能がある程度高いと、産まれる前から魔法具などで保護される確率は高い。

だが自然界では顕著に死ぬ。尚更自然界で生き抜いたなら知力が高い可能性は高い筈だ。


知力が高い魚をこんなに釣れるならじいちゃんは凄腕漁師か?

もしかしたらこの定義はこの不思議な世界には当てはまらないかもしれないが、可能性は高い。


私は桶の中いる沢山の魚とじいちゃんを尊敬の眼差しで見る。


じいちゃんは私の目線を無視しながら、焼き上がった魚を皿に乗せると、私が食べやすいようほぐしてくれてた。


私はまだ慣れないお箸で魚の身をつまみ上げ口に入れる、美味い!


魔力があると、美味しい肉質になる事がある。

魚系の魔獣は食べた事はないから比べられないが、朝に食べた魚にはない旨味が口に広がる。


「じいちゃんおいちい!」


思わず手足をバタバタとしてしまう。

二人の口にも魚を入れてあげる。


「おいちいね!」


私は夢中で食べた。気付くと魚をほとんど食べたみたいだ。

じいちゃん、ばあちゃんごめんなさい。


丸あじ10尾食べた。なな食べ過ぎ

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