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取り合えず、ダンジョンを創りました。
コアとゴーレムがほっといたら、暴走してしまうので、ななはこれからも忙しいです。
この先を書くかは、どうしようかと…
手がウズウズしたら書かせていただきます。
此処まで読んで下さりありがとうございます。
神様すみません!私が悪うございました!
熱で暴言吐いただけです!許して下さい…
目の前のダンジョンが想像を越えてます…私は此処まで望んでませんでしたが、どうしてこうなったのでしょうか?
私がダンジョンに来たのは、結局10日後になってしまって…
やっぱり、無理やり、ばあちゃんを眠らせてでも来るべきでした!
いや、私に見えるゴーレムを作って…
現実逃避しても…こうなったのは…私が悪いのでしょうか?
『ダンジョンマスター!いかがですか?ダンジョンマスターの理想を出来る限り、コアに再現させたのですが!』
転移のお守りでゴーレムがいる場所に来て、私は今、9階層にいます…
今隣で話をするゴーレム…
ゴーレムは今日来てみたら喋るようになってました、10階層まで出来てると、ゴーレムから説明を聞いている所です…
真っ暗な9階層に相応しいオドロオドロしい感じが半端ないです…
普通なら心臓止まるくらいの恐怖を感じてしまうのでしょうが、朗なかゴーレムの声がダンジョンへの怖さを演出?してます…
『この階層はアンデット系で揃える予定です!此処に住みたい死霊は集まりつつあります!惜しいのはボーン系や、ゾンビ系の肉体が必要なのは冒険者がいないので難しいのですが、どうしましょう?』
口がないゴーレムなのに興奮した表情まで想像できるくらいに流暢に喋っている…
何故に?
『魔素が足りなくなりそうなので、上空の魔素を利用されるのは如何ですか?』
『ごめん………何故に?』
『はい?魔素が足りないのですか?この島の魔素も集めたのですが…』
え~?意味が分かりません…
『一緒にダンジョン作ろうって言ってたよね?』
『はい、マスターの一番のお望みの鉱石の作成の為、10階層は必要不可欠であり、魔素が足りないので、コアを連れて魔素を集めました。』
私の無表情の顔を見ていたゴーレムは私の顔を怒っていると思ったのか
『すみません、私の声は煩いですか?コアとの念思での会話が難しく、音声での必要性が生じ、私ごときに魔素で変化をさせていただきました!それを怒られていらっしゃるんですか?申し訳ございません!』
ゴーレムが慌てて土下座をしました…ゴーレムの土下座を初めて見ました…
絶好調な体調だと簡単に涙がでないのが辛い、泣くのがストレス逃しだと強く実感…
アクセサリーでお守りを常時持ちたくて、素材不足を強く感じてたのが…
確かに、前世でも鉱石は浅い階層では見つかってなかったとは記憶にあります。
『私はゴーレムに怒ってはない、私自身に怒っているから…』
まさか、願いの1割も叶う筈はないと思ってたら、全部を全力で叶えようとしているのに怒れません…指示の仕方が間違ってた…
ゴーレムは意思を持っている?かなりの進化です…前世でも見た事はありません…
『生き物は発生している?』
『すみません!まだです!あっスライムはいます!スライムもご希望でしたよね?素材として何スライムかは分かりかねて…種類は一種のみです。スライムは生き物に入りますか?』
バナナはおやつにはいりますか?ぐらいのノリですね…
『生き物にはいるかも…それ以外は植物でも』
『スライムのエサになる草がよく分からず…』
スライムは雑食だから雑草でも魔素でもなんでも良い、数さえ増えすぎなければ…
『魔素を与えすぎて、一階層から7階層まで溢れています。地上に出ないようには取り合えずしたのですが』
『はい?』
『死霊に討伐させようと、ここに来た時にマスターがこられました』
もっと早く言いましょう!
取り合えず、ゴーレムがマスターと呼ぶのは置いといて、スライムをどうにかしましょう!
『ゴーレム!死霊にはスライムをどうにかするのは無理だ!
私がどうにかするから、お前とコアはダンジョンの外には出ない!魔素も外からあつめるな!』
『はい、マスター』
命令されるのが嬉しいのか、ニコニコしているゴーレムを感じながら、ダンジョンマスターの定義は取り合えず考えない!
錬金術師がダンジョンなんか創れるなんて、この世界はどうなっている?
神様に文句を言いたい!神様出て来て!
私はダンジョンを創れる無茶苦茶な世界に怒りをぶつけるしか出来なかった。




