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アキラと入れ違いにばあちゃんが帰ってきた。


ばあちゃんにアキラが気を失った時があり、念のため病院行った方が良いと電話してもらった。


体がバキバキだったが、少し寝たらだいぶマシになったが…


お昼を食べて、ばあちゃんに出掛けてくると言って、転移のお守りを持って裏山に入る。


最近みつけた、誰か家に居るときに来る場所。

木が茂り、岩があり、足跡も付近にないので、よく来る。


認識阻害の魔方陣を起動しつつ…ゴーレムのお守りを額に付けて、視界を確認する。


あれ?ヤバイ?洞窟が出来てる…ゴーレムが小柄だったから、でかく見えるだけ?

かなり地形変わっているよね…


ゴーレムの石を通して、転移のお守りを確認する、さっきの転移は暴走と共に起動してしまったが、大丈夫だった…


転移をしてみるか、手元の転移のお守りを確認する。


地面を転がったが、傷はない…深呼吸をし、椅子代わりの岩に転移のお守りを置き、ゴーレムが持つ転移のお守りに行けるよう、起動する。


視界が歪む…

暴走が一緒じゃないからか、気持ち悪くならず、転移出来た。


無事に転移をした。ヤバイな~距離は近いが安定した転移だった…

転移酔いなんか起きないくらい…前世でこれくらいの安定性を欲しかった…


足元のゴーレムを見ると、魔素の消費がほぼない…何故に?

ゴーレムの視界を確認した時は、島中歩き回った筈だ…


ダンジョンの入り口を見る。

現実逃避をしたいくらいやっぱり大きい…


住んでる家くらいの広さで岩が隆起し、暗い穴がポッカリ空いている…


うん、あれだな…見た記憶がある。

名前を覚えてないが、見た記憶があるダンジョンを私はイメージしたか?

少し小ぶりだが、岩の質感や懐かしい感じに苦笑いをするしかない…


しかし、空から見たら変化がバレないか?

上空からの写真や記憶で変化があれば誰か探索に来ないだろうか?


金剛石が流れ星として認識されたとは思うが…


深呼吸をする…やっぱり、空気が重い…ねっとりとまとわりつく…

魔素?確かに魔素もあるが…それ意外の存在もありそうだ…


お地蔵様の所ほど濃くはないが…


まんべんなく魔素がある…多分島中に魔素に満たされているのかも…


ヤバイな…もしかして、私は誘導されてこの島に連れて来られた?


妙な確信がある…鳥肌が全身に立つ…だいたい、一人でこんな大それた事なんて出来る筈はない…こんな子供に何をさせているんだ…


神の声は聞けなくても、手のひらで踊らされている?

こんな無茶をさせるなら声くらい聞かせろ!


「ハッハッハッハッハッハッ~!笑うしかできないだろ!

神様!ダンジョンコアなんかを作らせて!ふざけるな~!

私は人間だ!こんなのは、神の領域だ!テメエでやりやがれ!」


地団駄を踏む。泣けてきた…今日の無茶苦茶な流れ…

もし、声を聞いてやれと言われても絶対に拒否したいくらいの、無茶ぶりだ…下手したら…



もしかして、私がダンジョンマスター?




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