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家に帰り、考えた…

私はなんだかんだと、運が良い、仕事で行き詰まってしまっても、ヒントが転がってくるのだ。


運が良いと言っても、親との縁は薄い…前世でも薄かった…

他所の子供達を羨んだ記憶はない…その代わりの大切だと思うものに出合うから?


少し複雑だ…親との交流ってどんなんだか分からないから羨ましくないのか…


両頬を叩く。またまた、答えが出ない思考をしてしまった…

マイナスな思考回路は救いが少ない!


しかし、紙飛行機に、季節風?

これは、運が良い奴?紙飛行機の経験が全然ないが、魔方陣を飛ばす事は出来る?


飛行機を使い魔方陣を飛ばすなんて、未知の領域だ…風の流れを確認しよう。


晩ご飯の時に、じいちゃんに今の時期の漁は危ないって聞いたと言った。

心配していると言って、無理しないでねと伝えた。

ああ、とだけしか言わないけど…


じいちゃんのお守りを点検する。

魔素は消費されてない、危険な目に合ってないから消費されてないんだろうと信じて、じいちゃんにはそれ以上言わなかった…


じいちゃん、楽しそうに毎日漁に行くし、まだ大丈夫かな?


次の日晴れたので、今日は一人で30分くらいで山に登った。

魔素の混じる海の流れの中にある姫島を見下ろす。距離は分からない…この世界の距離の単位がまだ勉強していないので、地図を見てもピンとこなかった…


物は試しで紙飛行機を飛ばす。


ヒュッ


風が紙飛行機を飛ばしてくれる。高く上がったとおもったら、姫島まで一直線にとぶ…


上陸したかは小さくなり過ぎて、目で確認出来なかった…意外と距離が長い。

身体強化のお守りで確認出来ないくらいの距離なら、10ビルくらい?前の単位と比べないと…地図の読み方を今日の晩御飯で聞こう。


島まで届いたか確認するために、視力強化が必要だ、10ビルなら鷹の目でいける?

そして、届いたら転移の魔方陣のお守りを2個必要だ。この島に戻る魔方陣と、姫島に行く魔方陣。


金剛石の錬成は下手に大きくするのは危ないかもしれないし…



取り合えず、転移の魔方陣の実験だな、紙飛行機を飛ばすなら、紙で取り合えず成功するか、実験しなくては!

風の助けがあるのは1週間もない、忙しい!もっと早くに知りたかった!無理だったら、来年か違う方法を考えなくては…


対になる転移の魔方陣を紙で書く。実験は近距離から、物を転移して、次は生物を転移しなくては…辺りを見渡す。


しかし、転移の魔方陣は危険な物だ。

本当は使いたくはなくて、ついつい避けていた…


少しでも魔方陣が傷付いたり、間違ったりしたら、下手したら五体満足に転移出来ない……何回も条件を変えて実験を重ねないとダメな魔方陣だ。

この世界でどう作用するか…分からない…


紙飛行機で魔方陣を飛ばすって良い考えだと思ったが…私の転移は危険か?

行きたいのは確かだが、危険をおかしてまで行く必要はない…


実験として、ほどほどに魔素を込めた金剛石だけを送るか?


複雑でない帰還の魔方陣の方が安全だ。大概一ヶ所だけしか作れないから…


念のため、一人が作れる帰還の魔方陣は一対だけだから…この家の近くに1つ帰還の場所を設定しとこう。


紙での魔方陣だったら、風や波で拐われてしまう。

もし、一度金剛石を送って大丈夫なら、何回かに分けて金剛石を送りたい。

紙飛行機がちゃんと目的地に届いたら、お守りぐらいの転移の魔方陣を一度送ってからしよう。

ゴーレムも作りたい…土の魔石の代わりに、金剛石に魔方陣を刻めばきっと出来るだろう。


よし、なんとか出来るかも…

紙の対になる魔方陣を何枚も書けるように、魔方陣用のインクと紙を100枚以上用意。

視力強化のお守りと、転移の対のお守り。

ゴーレムに命令するお守りと、土のゴーレム作成の金剛石。

実験としてのある程度の大きさの金剛石を作って、様子を見よう…



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