3章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編3章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★の付いた、「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
― 沢口唄音 (沢口さん) ―
身長160cm
体重53kg
1月13日生まれ O型
高校2年生。裕真たちのクラスメイト。
《 外見 》
もともとが細めでふわっとした髪質を活かし、髪型は軽やかな印象のショートカット。
顔立ちは可愛いというよりは美人系で、実際結構整っている――のだが、どうしてか、さほど人の目を引かない。
しかしそれはむしろ、目立たないように、という本人の努力によるものらしい。
いわく、ポイントは表情の作り方だそう。
おキヌさんなど友人の言によれば、ちゃんとその気になって装えば、『憧れの大学生のお姉さん』みたいになるとのこと。
そして、(これもあえて強調しないようにしているらしいが)スタイルは抜群に良い。
背もまだ着実に伸びているので、将来はモデル体型も夢ではないだろうが、本人はもう今ぐらいで充分と思っているようだ。
ただし、それをついうっかり口にすると……おキヌさんに、親のカタキを見るような目でニラまれる。
《 備考 》
広隅市立堅隅高等学校(堅隅高校)の2年生。クラスはA組。
『モブこそ至福』が座右の銘の、裕真たちのクラスメイト。
男子も含め、誰とでも分け隔てなく付き合えるが、おキヌさんや千紗とは特に仲が良く、〈ウタちゃん〉と呼ばれる。
まさに地獄耳と評するに相応しい、すさまじいまでの情報収集力を持ち、おキヌさんと手を組むと国家すら動かせる、などと言われているが……それが発揮されるのは、今のところ専ら恋愛話など、他愛ない話題やウワサについてでしかない。
しかしこの地獄耳も、自身に言わせると「健やかなるモブ生活のため」らしい。
もっとも、本人の思考は大衆的とは言い難く、むしろ簡単に周囲に流されないしっかりしたところがあるが……逆にだからこそ、モブとして目立たないでいようと決めているようだ。『キジも鳴かずば打たれまい』である。
ちなみに、その『唄音』という名前が表すように、両親は音楽畑の出。
今も趣味でロックバンドを続けており、たまに夫婦揃って路上で弾き語りなどするのだが、その目立ちっぷりが、子供心に、真逆のモブへの憧れを生んだようである。
親子仲は別に悪いわけではないが、その一点については「恥ずかしい!」とモメる。
【 カラオケ採点時の平均点:92 】
― 裕真と亜里奈の母 ―
身長162cm
体重54kg
6月10日生まれ O型
大衆浴場〈天の湯〉の女将さん。
名前は『赤宮真里子』。旧姓は『英』。
もともと〈天の湯〉を経営していたのが英家(真里子の両親)であり、夫は役所の仕事があったため、彼女が後を継ぐ形で〈天の湯〉の責任者の座に落ち着いている。
外見は、「亜里奈をそのまま大人にしたよう」と千紗が評しているように、亜里奈に良く似た顔立ちの、スラリとした美人。
ただし、髪は亜里奈より短く、動きやすいショート。
見た目からクールなイメージで、実際仕事っぷりなどもその通りなのだが、性格的にはむしろ裕真に近い。
幼い頃は、亜里奈同様身体は小さかったものの、近所のガキ大将的存在で、よくケンカもするおてんばだったが、それも正義感ゆえのもの。
ちなみに、赤宮家とはその頃から家族ぐるみの付き合いで、夫は幼馴染みである。
【 怒ってるときのクリティカル率:100% 】
― 魔王 ―
身長139cm (宿主のもの)
体重34kg (宿主のもの)
異世界アルタメアの〈魔王〉。亜里奈に憑依中。
裕真と激闘の後、和解に至ったアルタメアの〈魔王〉。
その本質は単なる破壊者ではなく、人間と戦ったのも、歴代の魔王も手にしてきた闇のチカラを得たのも、すべては魔族に平穏をもたらすためという――高潔な精神を備えた、一種の改革者である。
亜里奈に憑依した経緯は不明だが、戦いの果てに和解し、さらに自分との約束を守った裕真を友と認めており、その妹である亜里奈を守ろうとする気持ちも強い。
また、そのための戦いでも、裕真の信念と、宿主の亜里奈の手を血で汚すことを厭い、きっちりと『不殺』を貫く覚悟と理性も持ち合わせている。
戦闘能力は非常に高く、特に魔法の扱いに優れていて、大抵の魔法を、詠唱無し、かつ複数同時展開出来るほど。
礼儀正しく頭も切れる理知的な人物なのは間違いないが、王という地位による若干の世間知らずと、そもそもの天然マイペースぶりによって、ちょっとばっかり感性が特殊なきらいがあったりなかったり……?
【 義理堅さ:99 】
― 剣崎聖利 ―
身長176cm
体重67kg
11月20日生まれ AB型
堅隅高校の教師。裕真たち2−Aの担任。
ちょっとだらしない感じのする冴えない格好と言動、そして頼りない雰囲気をまとう裕真たちの担任教師。
実年齢は29歳だが、知らない人からは教育実習生扱いされたりも。
意外とナチュラルに毒を吐いたりするので、いきなり毒の剣で暗殺を仕掛けてくるようだと、生徒には本名をもじって〈マサシン〉とか呼ばれていたりする。
しかし、居丈高にならず、熱血でもなく、かといって生徒との間に壁を設けたりするでもなく、またヘタに友達のような気楽すぎる付き合いをするでもなく……と、絶妙の距離感で見守っているような感じがいいらしく、生徒からの人気は意外に高い。
それでいて頼りないところが、逆にサポートしてやらねばと、生徒たちの自主性を高めるというウワサも。
吐き出す毒も、その独特の感性から生徒にはわりと親しまれているようで、密かに〈マサシン語録〉なるものが出回ってるとかいないとか……。
ちなみに独身。彼女もいないらしい。
【 堅隅高校お気に入り先生ランキング(非公式):4位 】
― 国東衛 ―
身長165cm
体重56kg
3月29日生まれ O型
高校2年生。裕真たちのクラスメイトで友人。
《 外見 》
さらりとした黒髪を、自然な長さに揃えた髪型をしている。
さらに、中性的かつ小動物的な可愛い系の顔立ちに、常に穏やかな表情を浮かべているため、一見で「育ちが良さそう」とか「真面目そう」「爽やかそう」なイメージに行き着くタイプ。
あるいは一言で表すなら――『普通』か。
背は低くないが、体型的には細身で、そんなところもまた上に並べた各種イメージの補完に一役買っている。
ただ、細身ではあるが、ガリガリというわけではなく、実は結構な筋肉質。
脱ぐとわりとスゴい……かも知れない。
《 備考 》
広隅市立堅隅高等学校(堅隅高校)の2年生。クラスはA組。
男子たちの下品な会話から、女子たちの恋愛話まで、笑顔を絶やさず適切に対応する「コミュニケーション魔人」(裕真談)。
基本的にマジメな生徒なのだが、バカなことに付き合うノリの良さもある。
あえて一言で表すなら――『普通』か。
……ともあれ、そんな性格なので、友人は多いものの、付き合いは広く浅くという感じで……基本的には裕真やイタダキ、またその周囲の人間と一緒にいることが多い。
特に裕真とイタダキとは気が合うらしく、良い意味での悪友といったところ。
勉強出来そうな見た目通りに成績は良いが、大人しそうな見た目に反して運動神経も良い。
中学までは隣の県に住んでいて、堅隅高校入学を機に広隅市で一人暮らしを始めた。
そのため、裕真たちと知り合ったのは高校に入学してから。
実家は剣術道場で、祖父が師範をしており、本人も剣道を嗜んでいたらしいが……現在は帰宅部。
【 普通さ:普通 】
★ アガシオーヌ (アガシー) ★ UPDATE!
聖剣ガヴァナードの聖霊。裕真の相棒。
ユルミリオタで、武器は剣より銃派。とにかくウザい。
能力的には容姿も含めハイスペック。能力的には。そこだけ見れば。
《 追記 》
裕真や亜里奈にもナイショでコソコソと動き、なにかを企んでいるらしい。
ちなみに、思考も嗜好もオッサンじみている面があるが、ドストライクに突き刺さるのは、中学生に見える高校生の千紗より「もうちょっと小さい女の子」だそうな。
【 亜里奈への偏愛度:90 】
★ 摩天楼頂 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで、幼馴染み。
頂点を目指すオトコ。何の、かは未だに不明。
いつ判明するのかも不明。
《 追記 》
テストの点がヤバそうだとなると、職員室に忍び込んで答案をどうにかしよう――ではなく、正面から堂々と突撃して、「なんとかしてください!」と手心を加えてくれるよう直談判するのが、頂点を目指すオトコとして正しい道だと思っている。
実際、改ざんよりはよほど真っ当な道ではある。
――しかし、実にザンネンな思考である。
そんな風に思考はちょっとアレだが、腕相撲大会の際、千紗の恥ずかしい写真と聞いて反応していたあたり、基本的にはフツーに高校生男子であるようだ。
体型や運動神経からして、腕相撲も決して弱くはないハズだが、さすがに裕真の敵ではなかった。
【 標高:40m(−5) 】
★ 赤宮裕真 ★ UPDATE!
高校2年生。異世界帰り(×3)の〈勇者〉。
魔剣士〈クローリヒト〉の正体。
鈴守千紗の彼氏。
ひたすらに苦労人気質。
《 追記 》
魔法理論や呪文の暗唱とか穴埋め、獣人語や妖精語の読み書き、モンスターの生態から弱点に耐性、薬草薬品の調合と効能……などなど、異世界で生きるための知識は経験にも裏打ちされて結構豊富なようだが……。
肝心要の、現代日本の高校生としての勉強はちょっとヤバめ。
しかし、勉強会で教えていた千紗の反応からして、理解力が無いわけではないらしい。
腕相撲の際、ドクトルに挑発をしかけるなど、強敵との戦いに昂ぶりを覚える、いかにも男子な面もある。
千紗への思いやりは当然人一倍強いが、それゆえの行動は、祖母のドクトルとしても好ましいものだったようだ。
【 現在の成績:中の下 】
★ 絹漉あかね (おキヌさん) ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで、鈴守千紗の親友。
最小のボディに最大のリーダーシップを備えた、2−Aの姐御。
さらには計り知れないコネクションも持つ、豆腐屋の娘。
実はおデコちゃんでもある。
《 追記 》
彼女の影響力は他学年にも及ぶらしく、鳴いわく、1年の間でも名が知れ渡っているとのこと。
また、いかに孫の親友という関係があるとはいえ、ドクトルとの直接交渉(しかも世間話レベル)で勉強会の会場を確保したりと、あらためて交渉力の高さも発揮した。
その際、ちゃんと手土産に自家製の絹ごし豆腐を持参したりする気遣いが、こうした彼女の強みの土台になっていると思われる。
ちなみに、以前足をケガした際、千紗に保健室までお姫さま抱っこで運んでもらったことがあるらしい。
【 アネゴ度(見た目除く):87 】
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもある。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさん。
《 追記 》
そもそもは〈巫女〉として戦うはずではなかったが、一族の指針となる〈託宣〉により、予想外の大いなる〈呪〉が近々現れることが予言されたため、急遽、抜擢された。
それに伴い、地元の関西を離れ、高校から広隅へ。
いわば急造の〈巫女〉であり、その大きすぎる役割に対して明らかに劣る能力を補完するため、気乗りはしないながらも、シルキーベルに変身する。
一族の都合に振り回されて苦労しているが、それでも、その大事な役目を果たそうと力を尽くす頑張り屋。
ちなみに、自分が中学生ぐらいに見える子供体型であることは、わりと気にしているようだ。
そして、〈世夢庵〉の数量限定抹茶プリン(通称エメラルドソード)は、目の色を変えるほどの好物。
【 〈鈴守の巫女〉適性:53 】
★ 白城鳴 ★ UPDATE!
高校1年生。裕真たちの後輩。
純喫茶〈常春〉のマスターの娘にして、〈救国魔導団〉の一員。
メガネっ子。
《 追記 》
銀行強盗事件の成り行きから、裕真とクローリヒトの関連性について調べている。
ただ、現時点では可能性の調査程度で、疑っているというほどではない。
以前、助けてもらったことのある裕真には、少なからず憧れがあるようだが……。
また、はっきりとではないにせよ、裕真にアガシーの気配を感じ取っていた。
【 霊感:74 】
★ 黒井くん ★ UPDATE!
純喫茶〈常春〉の常連客。大学生。
〈救国魔導団〉の一員。
背が高くて顔付きが怖い。ツナギ。
《 追記 》
〈救国魔導団〉における二つ名は、〈ブラック無刀〉。特攻隊長らしい。
ちなみに、「無刀」であって、「無糖」ではない。ここ大事。
実は普通の人間ではなく、獣人族――〈人狼〉である。
そのため、気配に敏感というか……本人いわく、『鼻が利く』とのこと。
背が高く、強面で、話し方も威圧的、大型のバイクを乗り回す……が、苦いコーヒーはニガテらしい。
また、鳴には頭が上がらない。
白城父娘とは、かなり前からの付き合いがあるようだ。
【 色んな面での甘さ:88(ダダ甘) 】
★ ドクトル・カリヨン ★ UPDATE!
鈴守千紗の祖母。博士号を持つ、元・女子プロレスラー。
総合格闘ジム〈ドクトル・ラボ〉の代表兼トレーナーで、魔法少女〈シルキーベル〉の生みの親でもある。
実年齢は60前のハズだが、30前後にしか見えないという超美魔女。
《 追記 》
最近の楽しみは、〈天の湯〉で汗を流すとともに、同好の士たる亜里奈と、魔法少女談義(今の題材はもちろん〈聖鬼神姫ラクシャ〉)に花を咲かせることのようだ。
また、〈ドクトル・ラボ〉で開かれた裕真たちの勉強会&腕相撲大会では、知識も身体能力も、ともに間違いなく非凡であることをまざまざと見せつけた。
特に腕力については、裕真が「鬼人族の族長クラスですら、相手になるかどうか」と評したほど。
同時に、千紗の彼氏としての裕真も、自身の予想以上の傑物と認め、かなり気に入った様子。
ちなみに、実は利き手は左らしい。
また、結構なイタズラ好きでもある。
【 魔法少女愛好レベル:97 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
何かと良く出来たクールな妹で、才媛。
隠れブラコン。ただしあんまり隠れてない。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
《 追記 》
〈天の湯〉の番台担当という家業の手伝いは、嫌々とか仕方なしではなく、わりと楽しんで自主的にやっている模様。
お客さんからの人気も高く、ドクトルとは、魔法少女愛好の同志としてアツく語りあう仲。
ドクトルに連れられてきた千紗を、兄の彼女と見抜いたものの、それをすぐ面に出さず、ひとまず胸に秘めることにしたようだ。
アルタメアの〈魔王〉に憑依されているが、本人にその自覚はまったくない。
また、〈魔王〉の言によれば、潜在魔力は相当に大きいらしい。
【 番台レベル:84 】
★ 朝岡武尊 ★ UPDATE!
小学6年生。赤宮亜里奈のクラスメイト。
健康優良、イタズラ好きだが好漢系のガキ大将。
実はわりとカワイイ系の顔立ちだが、本人はイヤがっている。
《 追記 》
常連、というほどではないが、実はちょくちょく〈天の湯〉に客としてやって来るようだ。
その際、番台が亜里奈だと、〈天の湯〉を〈悪魔の湯〉とかからかったりするが、大抵倍返しされるハメに。
風呂上がりのフルーツ牛乳は、腰に手を当てて一気にいくタイプ。
【 銭湯好き度:87 】
【お得じゃない4勇コラム】
・実は、腕相撲イベント(ボタン連打)は、
勝つことも可能だ!
ただし、16連射が出来てやっと何とかなる
ぐらいなので、かなり厳しいぞ!
どうしてもという人は、連射パッドに頼ろう!
……勇者としてはどうかと思うけどな!