12章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編12章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
★ アガシー(赤宮シオン) ★ UPDATE!
聖剣ガヴァナードの剣の聖霊……だが、ユルいミリオタ。裕真の相棒。
本来は妖精のような姿だが、ほぼ人間の〈人造生命〉の身体を得た。
赤宮兄妹の再従妹として、亜里奈のクラスメイトに。二つ名は〈ゴールド軍曹〉。
ポニーテールがチャームポイントの、金髪碧眼超絶美少女。(見た目は)
一見、ハイテンションでウザい感じだが、根はわりとマジメ。
聖霊としてずっと飛行していたからか、実はまったく泳げない。
《 追記 》
グライファンという存在に気付かず、亜里奈を危険にさらしてしまったことや、さらに安易に武器を渡して武尊まで巻き込んでしまったことへの自責の念に、グズグズと泣き言をもらしたりした。
珍しい姿にも思えるが、裕真によれば、そもそも彼女にはさびしがりで泣き虫な面があるとのこと。
現代日本にやってきたことで出来た、亜里奈たち親しい友人……かつて〈剣の聖霊〉として永い時間を孤独に過ごしてきた反動から、そうした『大切な人たち』が喪われてしまう可能性への恐れがことさら大きいようだ。
そうした経緯もあってか……グライファン破壊後、亜里奈だけでなく、激戦の果てにボロボロになりながらも無事に生き延びた武尊に思わず抱きついて、「生きててくれてホントに良かった」と大泣きすることに。
……武尊のシャツで鼻をかむというお約束付きで。
【 アーサー:へ、へっぽこ新兵にしては良くやったんじゃないですかっ!? 】
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。大人しい系関西人。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体で、マジメな頑張り屋。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもあるが……問答無用で〈世壊呪〉を祓うことについて、悩んでもいる。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさんで、体型的には中学生。
体育祭での大活躍によって、校内にファンクラブが出来てしまった。
《 追記 》
ドクトルからの連絡を受け、能丸とともに、強力な結界が発生したという東祇小学校へと、クローリヒトたちの後を追う形で向かうことに。
グライファンとクローリヒトたちの関係に疑念も感じるものの、だからこそ、正しい道を選び取るためにも、直接会って話を聞かなければと考えた。
その後、結界によって迷宮と化した東祇小で、〈呪疫〉に取り憑かれた喜多嶋先生と戦い、〈呪疫〉だけを祓って助けることに成功するも……その際に食らった一撃によりヘルメットを破損、音声変換機能が壊れて素の関西弁がダダ漏れになるが……。
逆に、『ヘルメットが壊れたから関西弁に変換されてる』とクローリヒトが誤解したことにより、正体がバレずに済んだ。
クローリヒト、エクサリオと共闘し、グライファンを無事に破壊した後は……改めてクローリヒトの、(当然ながら)裕真に通じるその考えに触れ、「わたしの一番大事な人とあなたは、きっと良い友達になれるのに」と、敵対を躊躇うような気持ちをこぼした。
【 魔法少女レベル:激戦を経て結構成長中(現在40オーバー) 】
★ 黒井くん&質草くん ★ UPDATE!
〈救国魔導団〉が誇る、大学生コンビ。
〈人狼〉の黒井くんが〈ブラック無刀〉として前衛を。
〈吸血鬼〉の質草くんが〈ポーン参謀〉として中〜後衛を担う。
いつもケンカしている感じだが、意外とコンビネーションは抜群である。
《 追記 》
シルキーベルたちと同じく、クローリヒトとグライファンの関係に疑問を持ちつつ、やはり東祇小学校へ。
異界迷宮化した小学校の探索中、運悪くエクサリオと遭遇、2人のコンビネーションを駆使して戦うも……圧倒的な実力差によって敢えなく敗れた。
【 コンビネーションレベル:85 】
★ 朝岡武尊 ★ UPDATE!
小学6年生。亜里奈やアガシーのクラスメイトで、凛太郎とは親友。
健康優良、イタズラ好きだが本質は好漢系のガキ大将。
実はわりとカワイイ系の顔立ちだが、本人はイヤがっている。
アガシーからは〈アーサー〉と呼ばれる。
聖剣ガヴァナードに、使い手として認められた。
《 追記 》
たった一人、群がる〈呪疫〉を相手に、亜里奈とアガシーの身体を守るべく戦っていたが、さすがに生身の常人、しかも子供となると限度があり……追い詰められてあわやというところ、林間キャンプの際に助けた〈霊獣ガルティエン〉の加護を得て変身。
〈烈風鳥人ティエンオー〉となり、〈呪疫〉とも戦うチカラを手に入れた。
それでも、相手が〈剣疫〉やグライファンともなると、戦力的に不利は否めなかったものの……持ち前の戦闘センスや不屈の精神、そして援護に駆け付けたクローナハトの助力もあって、それらも何とか退けることに成功する。
戦いの後、キズだらけの彼を見て、「バカですか! なんで逃げなかったんですか! 死んでたかも知れないのに!」とグズグズ言うアガシーの姿に、こんな風に気にさせてしまうのがイヤだから――と、「死なねーよ」と誓いを立てた。
【 ヒーローレベル:(初変身時)15から、(戦闘後)27へアップ 】
― 〈霊獣ガルティエン〉 ―
アルタメアにおいて、勇者にチカラを貸す聖なる獣たち――〈霊獣〉。
ただし、霊『獣』ではあるものの、もともとの姿は巨大な鳥。
生命をもたらし、生命を育み、生命を還す――大いなる風の王、らしい。
アルタメアからこちらの世界に紛れ込んでしまい、瘴気に毒されて我を失っていたところを、アガシーやハイリアの助力を得た武尊に助けられたことで、彼を『主』と認識。
〈呪疫〉との戦いで魂が成長を遂げ、何とかその『声』を聞き取れるようになった武尊に、自らが司る〈風のチカラ〉を貸し与えた。
小学校での戦いの後は、小鳥(碧色のセキセイインコっぽい)に擬態し、武尊と行動を共にすることにしたようだ。
また、その際の名前は〈テン〉となった。
ちなみに、中性的な可愛らしい声をしていて、一人称は『儂』だが、れっきとした『女子』である。
また、〈霊獣〉としてもむしろ若手らしい。
【 霊獣レベル:62 】
― 〈烈風鳥人ティエンオー〉 ―
〈霊獣ガルティエン〉のチカラを得て、武尊が変身した姿。
鳥の頭部を模したヘルメットに、翼の付いた胸当て系の軽装防具、カギ爪付きの籠手と具足、さらに腰の後ろには孔雀の羽のようなものが広がった――その名の通り、『鳥人』といった出で立ちをしている。
その名を付けたのは武尊本人で、理由は「なんとかオーって『オー』が付くとスッゲー強そうだから」らしい。
アガシーが預けた風のナイフ……実はガルティエンのチカラを宿す短剣であった、〈宝剣ゼネア〉を主な武器にして戦う。
ちなみに、『ティエンオー』とは中国語で『白鳥』の意味があるそうだが、武尊はもちろんそんなことは知りもしないし……むしろこちらのティエンオーの姿は、それこそ中国で言えば京劇の役者みたいに、わりと煌びやかでハデめである。
【 カッケーさ:メっっチャクチャかっけー!! 】
★ ハイリア(赤宮サイン) ★ UPDATE!
かつて裕真と戦った、アルタメアの魔王。
一度亜里奈に憑依した後、〈人造生命〉の身体を得て顕現するに至った。
現在はアガシーの兄という体で、裕真と同じ高校に通う。
文武両道、態度は紳士、所作は高貴、さらに超絶美形という完璧超人。
編入初日の亜里奈を巡る言動から、こちらでも『魔王』の称号を得た。
クローリヒトの仲間、〈クローナハト〉としての一面も持つ。
《 追記 》
グライファンへの切り札となる裕真がしばし身体を休めている間、亜里奈たちを守るべく、迷宮化した小学校へと先行することに。
そこでティエンオーとなった武尊と共闘、直接亜里奈を狙いに来たグライファンに対して、自らのレベルダウン状態すら逆手に取り、肉を切らせて骨を断つ形で、見出した『弱点』に怒りの頭突きを食らわせて撃退した。
戦いが済んだ夜、亜里奈が兄に甘えるのをアガシーと見守りつつ……そのアガシーが武尊の無事に飛びついて涙したことを見抜き、さらにそれを後になって恥ずかしがっているさまを、「より『人間』に近付いた」と、良い変化として諭したりもした。
【 『兄』レベル:80 】
★ 〈邪心剣グライファン〉 ★ UPDATE!
遙か昔のアルタメアにて、何者かにより、膨大な数の人間の悪意や邪念といった〈負〉を凝縮して創り出された、『意志持つ魔剣』。
そしてその意志は、飽くなき『チカラへの渇望』と、それによる『破壊』にのみ向けられており……。
異次元に放逐された後、紆余曲折の果てに現代日本にやって来て……〈霊脈〉を通じて〈呪疫〉を従える中、亜里奈の〈世壊呪〉の大いなるチカラに気付き、その命ごと奪い取ろうとしている。
《 追記 》
強固な結界によって閉じられた小学校の中、〈霊脈〉の要となる屋上で、亜里奈のチカラを奪い尽くすまでただ待てばいいはずだったのが……ティエンオーとなった武尊やクローナハトの妨害により、予想外にそれが滞っていることに興味を覚え、直接亜里奈を守る2人のもとに姿を現す。
しかし、(『彼』にとっては)予想外の抵抗により、『彼』の核にして弱点でもある〈魔石〉にキズを付けられた上で撤退を余儀なくされ……。
さらに、戻った屋上でクローナハトの連絡を受けたクローリヒトに遭遇。
加えて、駆け付けたシルキーベルにエクサリオと、主義主張を超えて共同戦線を張った3人に追い込まれ、最後の抵抗とばかり自爆を図るも、クローリヒトとエクサリオの奥義によって〈魔石〉を破壊され――ついにそのチカラへの妄執とともに砕け散った。
【 最終的なモンスターレベル:76 】
★ 喜多嶋夏子 ★ UPDATE!
広隅市立東祇小学校教諭。亜里奈たち6年1組の担任。
年齢は20代半ば。教師になって3年目の若手。独身。
気安くもマジメな性格で、生徒からは親しまれている。
一人暮らしだが、料理の腕は少々アレ。
趣味は演歌の熱唱。かつては同人作家だったというウワサも……?
《 追記 》
天気が予想外の大荒れになったため、仕事を手伝ってくれた生徒たちを車で送るハズだったが……折悪く小学校全体がグライファンの結界に覆われ、職員室にて〈呪疫〉に取り憑かれてしまうハメに。
その際、居合わせたシルキーベルを襲ったが、戦闘の中で無事に〈呪疫〉だけが浄化されたため、ケガをすることもなければ、事件についての記憶もキレイさっぱり失われたようである。
【 武器:T字型定規(でも本来の得意武器はペン) 】
★ 国東衛 ★ UPDATE!
堅隅高校2年生。裕真のクラスメイトで友人。
愛想も人付き合いも良い、コミュニケーション魔人。
やや中性的で可愛い系の外見をした、文武両道の優等生。
魔法剣士〈能丸〉、そして黄金の勇者〈エクサリオ〉の正体でもある。
《 追記 》
エクサリオとして、完全な状態の〈世壊呪〉を滅ぼすべく、その現出を早めようと、チカラある呪物としてグライファンを〈霊脈〉に沈めたのが彼だった。
グライファンは、かつていずこかの異世界で彼に敗れ、『打ち直せばちゃんと使えるものになるかも』と、所有されていたのだ。
しかし、そんなグライファンの予想外の暴走に、従弟の武尊も通う小学校が危機に陥ったとなれば捨て置けず、彼はエクサリオとして、自らグライファンの破壊に乗り出した。
また、その際、裕真と同じくアルタメアの秘剣を使用したことから、彼の勇者遍歴にアルタメアも含まれていることが発覚。
さらに言えば、アガシーの名も知っているようだが……?
ちなみに能丸としては、迷宮化小学校でシルキーベルとはぐれた際、自ら変身スーツを壊した上で、戦闘でダメージを受けたため撤退した――という形にした。
【 人生初の〈勇者〉:アルタメア 】
― 蝶ネクタイの三毛猫 ―
〈常春〉地下の〈庭園〉にて、「自分にも戦えるチカラがあれば……」と考えていた鳴の前に現れ、〈勇者〉にならないかと誘いをかけてきた、明らかに『普通じゃない』蝶ネクタイをしたネコ。
声からするとオスのようで、わりとイケボ。
その正体は不明。
【 毛の割合:茶色多め 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
〈天の湯〉の番台を手伝う看板娘にして、勉学・運動に家事もこなす小さな才媛。
あんまり隠れてない隠れブラコンでもある。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
本人に自覚は無いが、〈世壊呪〉の本体でもある。
元魔王のハイリアから告白を受けた。(返事は大人になるまで保留中)
《 追記 》
〈世壊呪〉としてのチカラをグライファンに奪われていく反動で、高熱を出して寝込んでいたが……グライファンが破壊されたことで、何とか事なきを得た。
その間のことは、意識が無かったので当然記憶にも残っておらず……彼女自身は自らに起こったことを、『闇に命を食われていく』悪夢として感じ取っていたようだ。
そしてその『夢』の中で、自分を助けてくれた『励ます声』が、武尊とハイリアのものだったことを思い出し――2人のことをそんなに気に掛けていたんだろうかと、途端に恥ずかしくなって布団に顔を突っ込んだりしていた。
グライファンの脅威から解放され、体調も持ち直したものの、やはりその恐怖は尾を引いていたのか……「今日ぐらい」と、兄の裕真に甘え、彼特製の中華雑炊を食べたいとねだったりした。
【 ブラコンレベル:+5 】
★ 白城鳴 ★ UPDATE!
高校1年生。裕真たちの後輩。
元勇者でもある〈常春〉マスターの娘にして、しっかり者のウェイトレス。
裕真と千紗が付き合っているのは承知の上で、裕真に恋する。
〈救国魔導団〉の一員で、〈お嬢〉と呼ばれる。
平均的美容体型のメガネっ子。
《 追記 》
父たちとともに戦うチカラを得るべく、大胆にもナゾの三毛猫の誘いに乗って、異世界へと旅立ったようである。
ちなみに、〈常春〉を〈魔獣モフりカフェ〉とかにしたら大人気になるんじゃないかなー、なんて考えたりもしていた。
【 お父さん:とんでもなく心配 】
【お得じゃない4勇コラム】
・裕真がグライファンに先回るする形で、ハイ
リアに指示された経路を通って屋上に向かう
とき、普通は間違えてもアガシーに注意され
て戻されるだけだけど……。
2周目以降なら、本当に遠回りすることが出
来て、しかもそうするとグライファンがさら
にチカラを得て大幅パワーアップしてしまう
んだ!
ただし、倒すことが出来れば、隠しキャラの
『グライファンを使うクローリヒト』が使用
可能になるぞ!
……どうしても倒せないなら、ゲームを8周
しても解禁されるから、そちらを狙おう!