11章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編11章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
★ ドクトル・カリヨン ★ UPDATE!
鈴守千紗の祖母。博士号を持つ、元・女子プロレスラー。
本名は鈴守牡丹。
総合格闘ジム〈ドクトル・ラボ〉の代表兼トレーナーで、魔法少女〈シルキーベル〉及び魔法剣士〈能丸〉の生みの親でもある。
実年齢は60のハズだが、30前後にしか見えないという超美魔女。
外国での在学中に、幾つか特許をも取得しているらしい。
《 追記 》
市役所の地域振興課と協力して行われる夏祭りにおける、地元住民側の取り纏め役として……これまでその役を務めていた工務店の棟梁から、後任に指名された。
身内には若くて体力自慢のジムの練習生がいるのだから、人手も確保出来るしちょうどいい――と言う彼女に対し、孫娘の千紗は「練習生の人も巻き込むん?」と苦言を呈したが……。
「いざってときに人の役に立たない筋肉なんざ、タダのタンパク質でしかないよ。
――そして、うちの連中に、それが分からないバカはいないハズだ」
……と、キッパリと切り返した。
また、生来のイタズラ気質を発揮して、市役所側との打ち合わせのお茶の用意という名目で、事前報告なしにいきなり千紗を裕真の父裕秋に引き合わせて驚かせる――という茶目っ気も。
【 イタズラっ子指数:85 】
★ 赤宮裕秋 ★ UPDATE!
赤宮真里子の夫であり、裕真と亜里奈の父親。
広隅市役所に勤める地方公務員。所属は〈地域振興課〉。
おっとり穏やかな人柄だが、役人としては優秀で市民の信頼も厚い。
柔和な笑顔とメガネが特徴で、新卒採用者に見える童顔。
市のゆるキャラ、〈隅っこヒーロー・スミノフ〉の生みの親。
また、相当なオールドゲーマーでもある。
《 追記 》
地域の夏祭りの市役所側の担当として、西浦とともに、新しく地元住民側の取り纏め役となったドクトルのもとへ打ち合わせに訪れた。
その際、息子の彼女である千紗と初対面を果たすが……こちらは千紗と違って前もって分かっていたためか、驚くというようなことはなかったようだ。
ちなみに、千紗は西浦と並ぶ彼を、『メガネ掛けてる若い方の人』と見たが、実際には彼の方が西浦よりも1つ年上である。
【 童顔レベル:80 】
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。大人しい系関西人。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体で、マジメな頑張り屋。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもあるが……問答無用で〈世壊呪〉を祓うことについて、悩んでもいる。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさんで、体型的には中学生。
体育祭での大活躍によって、校内にファンクラブが出来てしまった。
《 追記 》
七夕夜の〈呪疫〉殲滅戦のあと、クローリヒトとしての裕真と、自らもシルキーベルとして……互いにそうとは気付かずに、こういうのは恋人とやるべきだと言いながら、ともに星空を見上げたりした。
そして2度目の殲滅戦においては、グライファンがクローリヒトに向かって言葉を話していた(=意志を備えている)こと、そしてその禍々しく強大なチカラから、『もしかして〈世壊呪〉に近しい存在なのでは』との疑いを抱くことに。
それはひいては、『〈世壊呪〉は意志があるが、それは破壊的なものではない』というクローリヒトのこれまでの発言への疑いにも繋がりかねなくて……?
【 すれ違い度:95 】
― ジムの練習生 ―
総合格闘ジム〈ドクトル・ラボ〉で鍛錬に励む門下生のマッチョたち。
要はドクトルの弟子。
みんなして、文武両面においての師であるドクトルを尊敬しているため、人の役に立つ夏祭りの設営手伝いは、ボランティアだろうが問題なくやる気で協力するに違いない。
千紗はそんな彼らに、ムリせずまずは自分のことを優先してほしい、と言うものの……彼らにとっては『姫』でもある千紗にそんなことを言われれば、ますますやる気になるだけであろうと思われる。
【 筋肉指数:99% 】
★ ハイリア(赤宮サイン) ★ UPDATE!
かつて裕真と戦った、アルタメアの魔王。
一度亜里奈に憑依した後、〈人造生命〉の身体を得て顕現するに至った。
現在はアガシーの兄という体で、裕真と同じ高校に通う。
文武両道、態度は紳士、所作は高貴、さらに超絶美形という完璧超人。
編入初日の亜里奈を巡る言動から、こちらでも『魔王』の称号を得た。
クローリヒトの仲間、〈クローナハト〉としての一面も持つ。
《 追記 》
現代日本の様々な事柄に対して好奇心を刺激されているようだが、七夕がこちらの世界での一種の〈星祭り〉であると聞くと、思うところがあるのか、特に強い興味を見せていた。
亜里奈に憑依した状態から〈人造生命〉の身体に魂を移したはいいものの、あくまで『人造』である身体では、彼の魔王としての強大な魔力をまだちゃんと受け止めきれないため、チカラが本来のものから相当に落ち込んでいるらしい。
経験値を稼いでレベルを上げるように、新しい身体も実際に戦ったりして『慣れて』いけば、チカラも相応に戻ってくるらしいが……それでも、完全に元通り、とはいかないようだ。
しかし――そもそもこちらの世界でチカラを振るいたかったわけではないのだからと、本人はまるで気にしていない様子である。
また、『異世界の魔法』というものにも強い興味があるらしく、サカン将軍が使うメガリエントの魔法を見て、その術式構造の妙に感嘆の声をもらしていた。
ちなみに、彼の赤宮家での部屋着は、亜里奈が母と買い物に出たときに「意外と似合うかも」と買ってきてくれた作務衣である。
【 レベルダウン状況:本来の50%を下回る 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
〈天の湯〉の番台を手伝う看板娘にして、勉学・運動・家事もこなす小さな才媛。
あんまり隠れてない隠れブラコンでもある。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
本人に自覚は無いが、〈世壊呪〉の本体でもある。
元魔王のハイリアから、人生初の告白を受けた。
《 追記 》
七夕の夜、寝付けなくて起きてきたところ、屋根にいるハイリアに気付き……「お前もどうだ?」と誘われ、ともに星を眺めた。
その際、ハイリアの長い銀髪を、肩の下あたりから三つ編みにすることを提案し、実際に編みながら……昼間、ハイリアが七夕イベントの短冊に書いた願い――そこに込められた彼の『想い』に触れることに。
その数日後、アガシーたちとともに担任の喜多嶋先生の手伝いをした際……謎の発熱により倒れてしまう。
そしてその症状の真実は、〈闇のチカラ〉が流れ込んでいるからではなく――。
むしろ逆で、〈邪心剣グライファン〉によって、その命ごと〈世壊呪〉としてのチカラを奪われようとしているからであったが……。
【 ハイリアへの好感度:+10 】
― もう一人の〈星〉 ―
七夕の夜、一緒に星を見ていた際に亜里奈が問い、ハイリアが応えた……彼の思い出にまつわるアルタメアの人物。
魔法や技術開発において、紛う方無き天才であり――同時に、争うことが当然と考えられていた魔族と人族の『和解』を、それこそが双方にとって最良の道と信じて疑わず……そして実際に正しかったと、ハイリアが全面的に認める人物でもあったようだ。
そんな、もう一人の〈星〉の融和の光が、自分が離れたアルタメアを今も照らしているように――というのが、短冊に書いた願いの真意であるらしい。
そんな〈星〉が、今どうしているのか、女性なのか――亜里奈は気にはなったものの、ハイリアの雰囲気から何となく察し、問うのは控えた。
【 天才度:余では到底敵わぬな。(ハイリア談) 】
★ アガシー(赤宮シオン) ★ UPDATE!
聖剣ガヴァナードの剣の聖霊……だが、ユルいミリオタ。裕真の相棒。
本来は妖精のような姿だが、ほぼ人間の〈人造生命〉の身体を得た。
裕真と亜里奈の再従妹ということにして、小学校に通う。
亜里奈のクラスメイトでもあり、二つ名は〈ゴールド軍曹〉。
ポニーテールがチャームポイントの、金髪碧眼超絶美少女。(見た目は)
一見、ハイテンションでウザい感じだが、根はわりとマジメ。
《 追記 》
〈天の湯〉の七夕イベントで、近隣のアーティストの作品が展示されると聞いて、「もしや薄い本も……!」と期待を寄せるも、亜里奈に「無い」と一蹴された。
あと、ハロウィンを「お菓子をくれなきゃ強奪するぞ!」といった感じの山賊イベントとカン違いしているようである。
ちなみに、プールの授業が始まったことで、もともとは空を飛んでいたためか、運動神経は良いのにまったくゼンゼン泳げないことが発覚した。
【 水泳技能レベル:−10 】
★ 真殿凛太郎 ★ UPDATE!
小学6年生。亜里奈たちのクラスメイトにして、武尊の親友。
男子ながら、深窓の令嬢という表現がピッタリな、メガネの美少年。
独特すぎる感性を持ち、無言無表情が基本の『不思議ちゃん』。
だが同時に、意外と常識人でもあるし、ノリも良い。
《 追記 》
〈天の湯〉の七夕イベントの準備手伝いに、アガシーによって武尊と一緒に駆り出された際、裕真たち高校生とも知り合いになった。
のち、喜多嶋先生のお手伝いで、コンビニスイーツをおごってもらえると聞いたときには、他のメンツが思い思いのスイーツを挙げる中、ただ一人、『〈龍乃進〉監修・限定肉味噌そば』を要求するという、さすがのマイペースっぷり(?)を見せた。
……当然、それはスイーツではない。
【 不思議ちゃんレベル:???(不思議なので) 】
★ 喜多嶋夏子 ★ UPDATE!
広隅市立東祇小学校教諭。亜里奈たち6年1組の担任。
年齢は20代半ば。教師になって3年目の若手。独身。
気安くもマジメな性格で、生徒からは親しまれている。
一人暮らしだが、料理の腕は少々アレ。
趣味は演歌の熱唱。かつては同人作家だったというウワサも……?
《 追記 》
教頭先生に、自分から張り切って「やります!」と言っていた『第2書庫』の整理という仕事をすっかり忘れていて……夏休みも間近になって頭を抱えていたところ、見かねたアガシーがいつものメンツを募って手伝うことに。
何ともおっちょこちょいな話だが、そうしたところもまた、彼女の魅力の1つとして、生徒に慕われる点なのかも知れない。
また、その書庫整理作業のあと、天気が台風のような荒れ模様となったことを受け、アガシーたちを車で家に送ろうとしていたところから、運転免許は取得しているようである。
ちなみに書庫整理の際、アガシーが何となくもらした『薄い本』という単語に、やたらと素早く鋭く反応していた。
【 運転技術:紙を大量に運ぶ機会とかあったから、それなりにねー……。(遠い目) 】
★ 朝岡武尊 ★ UPDATE!
小学6年生。亜里奈やアガシーのクラスメイトで、凛太郎とは親友。
健康優良、イタズラ好きだが本質は好漢系のガキ大将。
実はわりとカワイイ系の顔立ちだが、本人はイヤがっている。
アガシーからは〈アーサー〉と呼ばれる。
聖剣ガヴァナードに、使い手として認められた。
《 追記 》
喜多嶋先生の手伝いのあと……遠隔地で〈呪疫〉の反応が検知されたため、〈剣の聖霊〉として場を離れることになったアガシーから、彼女自身と、熱を出して倒れている亜里奈をしばらく守って欲しいと頼まれることに。
その際、何も無いよりは――ということで、アガシーから、裕真がアルタメアの冒険初期に見つけたらしい、『風のチカラを宿したナイフ』を預かる。
そして、本当に現れてしまった〈呪疫〉を相手に、そのナイフで、アガシーや亜里奈を守るためにと、勇気を振り絞り、恐怖を押し殺して孤軍奮闘することになってしまったが……。
【 戦闘難易度:ハード通り越してナイトメア級 】
― 〈邪心剣グライファン〉 ―
全長185cm(刀身長145cm)
重量13kg
刀身が、根元に植え込まれた大きな〈魔石〉の『鼓動』に同調しているかのような、脈打つ赤黒い不気味な輝きを放つ――美しくも禍々しい装飾が施された剣。
その本質は、膨大な数の人間の、悪意や邪念といったものを徹底的に圧縮して創り出された――アガシーいわく『最低最悪最凶』の、『意志持つ魔剣』である。
それゆえ、言葉を解し、自ら話すことも出来るが、そのしわがれ声は、およそ正常な感覚の持ち主なら、ただただ不快で耳障りなもののようだ。
人か魔か、何者の手に成るものかは不明だが、その『意志』の向かうところは、飽くなき『チカラへの渇望』と、それによる『破壊』のみ。
また、そのためならば学習能力も非常に高いらしく、これまで持ち主となった戦士たちの命を吸い上げるだけでなく、その技すらも奪ってきた。
裕真の数代前にあたる、かつての勇者によって異次元に放逐されたが……廻り巡ってこちらの世界に出現。
〈霊脈〉の流れを通じて〈呪疫〉を支配し……さらに亜里奈が持つ〈世壊呪〉の巨大なチカラに気付いたことで、それを確実に奪わんと、亜里奈がいる小学校に複雑強固な結界を構築する時間を稼ぐため、自らが陽動に出るという罠を仕掛けた。
剣の聖霊たるアガシーとは、その数代前の勇者のときからの因縁があるらしく……強い執着のようなものを垣間見せた。
【 攻撃力:恐ろしく高いが、HPとMPを最大値ごと消費する 】
【お得じゃない4勇コラム】
・ハイリアと亜里奈が星空を見上げるイベント
の際、16分の1の確率で流れ星が過ぎると
きがあり……。
それを見ると、会話内容が若干変化して、亜
里奈が手がけるハイリアの髪型が、本来の三
つ編みから「オールバック&ポニーテール」
のサムライルックになるぞ!
……どうしても変えたいときは、イベント直
前のオートセーブから、ロードを繰り返せば
OKだ!