10章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編10章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
― 赤宮サイン(ハイリア) ―
身長182cm
体重72kg
6月24日生まれ(〈人造生命〉の身体が完成した日)
O型
アガシーと同じく、〈人造生命〉を肉体(器)として、憑依していた亜里奈から自らの魂を移してついに独立した、アルタメアの魔王ハイリア=サインの現代日本での姿。
身体の年齢設定は、裕真と同じ17歳。(もとの年齢は22歳)
クローリヒトの仲間、〈クローナハト〉としての一面も持つ。
《 外見 》
星の河のようだとも評された腰まである長い艶やかな銀髪と、切れ長の透き通るような目元に、静かな湖面のごとき青い瞳。新雪よりなお白く美しい肌。
そして、やや細身ながら、それだけにムダなく均整の取れた身体付きに、スラリと長く伸びた脚。
さらには、そのすべてを引き立てる、魔の王族として培われた、細部にまで自然と気品の宿る所作――。
一つ一つの素材が最高級であるばかりか、それが一点の狂いも無く整い調和した彼の外見は、男女の性差など超越した『美の極致』と呼ぶに相応しい。
常人では嫉妬すら出来ないほどの、まさしく魔性の美形。
……が、本人はそんな自分の容姿には無頓着――というか、興味も自覚もあまり無いようである。
《 備考 》
現代日本には、フランスの親元を離れてやって来た赤宮兄妹の再従兄妹として、アガシーの兄(幸いにしてと言うべきか、2人とも常人離れした美形なのでしっくりときている)という形で居着くことに。
また、各種根回しによって、裕真と同じ堅隅高校の2−Aに高校生として通うことにもなった。
上述したような超絶美形である上に、運動神経も知性も抜きん出ており、その上立ち振る舞いは紳士でイケボ――と、完全無欠の超人めいているが、イタダキの冗談に乗っかるなど、気さくで人当たりのよい面も。
現代日本においても、かつて魔王だった頃そのままに、自らを『余』と称し、また言葉遣いそのものも尊大であり……ヘタをすればそんな厨二判定まっしぐらなところだが、むしろ周囲からは「らしい」と納得されている。
さらにそれに加え、編入初日の自己紹介で堂々と、まだ小学生の亜里奈を「いずれは妻に」とまで言い切ったこと、そしてその件で『勇者』の名を冠する裕真と争う形になったことから、美形の代名詞たる『王子』を通り越しての『王』――すらもさらに通り越して、『魔王』という、これ以上無いほどに相応しい二つ名を戴くことになった。
ちなみに、彼のハイリアという名には〈王たる星〉という意味がある。
【 魔王度:200(100+100)% 】
― 赤宮裕秋 ―
身長169cm
体重68kg
赤宮真里子の夫であり、裕真と亜里奈の父親。
広隅市役所勤めの地方公務員。
広隅市役所職員として〈地域振興課〉を取りまとめるとともに、家に帰れば妻の銭湯の仕事も率先して手伝う、赤宮家のお父さん。
性格はおっとり穏やか、さらに柔和な笑顔とメガネが、まるで新卒採用されたばかりのようなその若々しい外見によく似合っている。
だが、役人としては極めて優秀であり、聞き上手であるとともに優しく、また公明正大でもあることから、様々な問題を誰もが納得する形で収めてきており……市民からの評判も信頼も大変高い。
さらに、〈地域振興課〉の仕事の一環として、広隅市のゆるキャラ〈隅っこヒーロー・スミノフ〉のデザインをも手がけたらしい。
また、父親としても、妻と子供たちを厚く信頼するとともに、普段は優しくとも怒るときは怒る、日頃頼りなくともやるべきときはやる――というメリハリも持ち、反抗期などについても「大変でも、成長の表れと思えばむしろ喜ばしい」と言い切るほどの懐の深さがある。
妻の真里子とは幼馴染みでもあり、今でも「マリさん」「アキくん」と名前で呼び合う仲である――が、『どちらが先に告白したか』については未だにモメるらしい(と言っても、端からはイチャついてるようにしか見えないようだが)。
ちなみに、相当なオールドゲーマーで、それが少なからず裕真と亜里奈――延いてはアガシーやハイリアにも影響を与えた模様。
【 パパ的求心力:実は結構高い 】
― 〈諸事対応課〉の課長 ―
国家機関〈諸事対応課〉の課長……と言うとトップのようだが、実質的にはまだ上がいるので、バッチリ中間管理職である。
西浦の上司で、もちろん仕事が出来ないわけでは無いが……今ひとつ柔軟性に欠けるというか、いかにも『お役人』的なところが玉にキズなようだ。
口ヒゲを生やしており、いつも大事そうに触っているが、西浦いわく「似合ってない」らしい。
また、よく家庭のことでグチをこぼしているようだ。
【 上司的求心力:??? 】
★ 西浦さん ★ UPDATE!
〈常春〉マスターの友人にして元同僚の国のお役人。
性格的にも至って誠実な常識人。
実年齢よりやや老けて見られることと、最近少し出て来たお腹が密かな悩み。
《 追記 》
所属している国家機関が、超常現象などへの対応を専門とする〈諸事対応課〉であることが明らかとなった。
役人としてはベテランではあるのだが、独身ということもあってか、出向も多い。
そして〈諸事対応課〉の仕事柄、直接的な現場活動に比べてデスクワークなども多いため、そちらの面でもちゃんと優秀なようだ。
今回改めて正式に任務として、〈救国魔導団〉サポートのため、地域振興課の出向職員という形で広隅市に配属されることになり――本来の『仕事』も兼ねて、裕真の父、裕秋とともにお役所仕事をすることとなった。
【 お役人っぽさ:90(+9) 】
★ マスター(サカン将軍) ★ UPDATE!
純喫茶〈常春〉のマスター。本名『白城将軍』。白城鳴の実父。
体格も良く、ダンディなオジサマだが、ヒゲは生えてない。
娘の色恋の話になると途端に動揺しまくってしまう。
〈救国魔導団〉のリーダー、サカン将軍であるとともに、かつて魔法世界メガリエントを救った『元勇者』にして魔法の達人。
《 追記 》
かつては、西浦とともに〈諸事対応課〉で働く役人だったらしく、同課の課長とも面識があるようだ。
また、元勇者としての能力を活かし、超常現象に直接対応出来る稀有な人材であったらしい。
ちなみに、『白城』は妻の姓で、もともとの姓は『将曹』であるようだ。
これまたややこしい話である。
【 サカン将軍:実はほぼ本名 】
★ アガシー(赤宮シオン) ★ UPDATE!
聖剣ガヴァナードの剣の聖霊。裕真の相棒。
本来は妖精のような姿だが、ほぼ人間の〈人造生命〉の身体を得た。
裕真と亜里奈の再従妹ということにして、小学校に通う。
亜里奈のクラスメイトでもあり、二つ名は〈ゴールド軍曹〉。
ポニーテールがチャームポイントの、金髪碧眼超絶美少女。(見た目は)
《 追記 》
初めての大きな学校行事でもある林間キャンプを(瘴気に侵された〈霊獣〉を救うための大立ち回りというハプニングはあったものの)大いに楽しんだようで、帰るや否や、裕真相手に年相応の子供のように思いをまくし立てていた。
裕真としては、彼女がそうして『ただの小学生として生活を楽しむ』様子が何より嬉しかったようである。
また一方で、銭湯上がりに頭に水気の残ってる武尊を見て、「カゼ引くし床が濡れて他のお客さんにメーワクだ!」と、甲斐甲斐しく頭を拭いてあげるような、世話焼きな一面も見せていた。
自分と同じように、〈人造生命〉を使って身体を確保したハイリアとは、『兄妹』という形になったが……当然、敵愾心までは消えていないようで、事あるごとに突っかかる。
が、それがまた傍目には、裕真たちとは違うタイプでの仲の良い兄妹に見えてしまうのだから、何とも皮肉な話である。
【 番台レベル:75(愛想の良さでさらに+10の修正) 】
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。大人しい系関西人。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体で、マジメな頑張り屋。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもある。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさんで、体型的には中学生。
体育祭での大活躍によって、校内にファンクラブが出来てしまった。
《 追記 》
〈世壊呪〉を滅ぼすか否かについて、スタンスで言えば自分たちよりなハズのエクサリオよりも、クローリヒトの主張に共感を覚えたことで、自らがどうすべきかを思い悩んでいる。
そして、それについては裕真の励ましを受け、自分もまた正しい道が選べるはず――と、自信を持ち直したものの、自分が知らない裕真のケガの治療に手を貸したという鳴に、珍しく嫉妬を覚えてしまったりもしたようだ。
もっとも、その感情の矛先が、鳴や裕真への怒りではなく、ケガの治療という真っ当な行為に嫉妬なんてものを感じてしまった自分自身への嫌悪――というあたりが、いかにも彼女らしいが……。
そんな悪感情を払拭するために、シルキーベルとしての特訓をサボってまで、「もうパーッと遊ぶ! ほんで甘いモンとかめっちゃ食べる!」と、裕真を巻き込んでヤケクソ気味にはっちゃけたあたり、やはり珍しいかも知れない。
ちなみに、いつもの女子3人での〈世夢庵〉でのおしゃべりの際に聞かれた、もしも裕真が他の男子と一緒に、エロ動画で盛り上がってたらどうするか――については、「男の子としてしゃあないことっていうんは分かるけど、ちょっとモヤモヤする……かも」らしい。
【 男子の集まりへの興味:……ちょっと気になる 】
★ 赤宮裕真 ★ UPDATE!
高校2年生。異世界帰り(×3)のベテラン〈勇者〉。
見た目悪役系魔剣士〈クローリヒト〉の正体。
鈴守千紗の彼氏で、ひたすらに苦労人気質。
スマホなど電子機器に弱い……が、やや改善されつつある。
体育祭での言動により、現実でも『勇者』の称号を得てしまった。
一応、本編主人公。
《 追記 》
彼の千紗への想いと信念は、おキヌによればオリハルコン級らしく、そのカタさたるや「エロい動画どころか、サキュバスとか女神サマとかに求愛されても、ガン無視しておスズちゃんを一番に選ぶ」ほどだと評された。
ちなみにハイリア歓迎会を兼ねた男子たちの鍋パーティーでは、その料理スキルを活かして鍋の準備を一手に取り仕切るとともに、ゲームで遊ぶヤローどものために、冷蔵庫の在り物でおつまみなども作ったりと、オカン的な面も発揮した。
【 女の子の好み:一択 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
〈天の湯〉の番台を手伝う看板娘にして、勉学・運動・家事もこなす小さな才媛。
あんまり隠れてない隠れブラコンでもある。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
本人に自覚は無いが、〈世壊呪〉の本体でもある。
《 追記 》
さすがに毎日ではないが、朝食当番の日などは、小学校は給食なので自分は必要ないにもかかわらず、兄や父の分のお弁当を作ったりするらしい。
しかしそれも、夕食の余り物や冷凍物を詰めるだけだから大した手間じゃない――とは本人の弁。
初対面でいきなり魔王ハイリアから、人生初となる告白を受けることになったが……その真摯な態度にちゃんと真剣に応え、『まだ子供だし、しばらく返事は保留』という形に落ち着いた。
【 ハイリアへの好感度:???(ただし低くはない) 】
★ 絹漉あかね(おキヌさん) ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで、鈴守千紗の親友。
最小のボディ(小学生級)に最大のリーダーシップを備えた、2−Aの姐御。
さらには計り知れないコネクションすら持つ、豆腐屋の娘。
本編中、フルネーム(特に下の名前)がほとんど出ない。
ついでに言うとおデコちゃん。
《 追記 》
いつもの女子3人での集いで、裕真たち男子が鍋パーティーをすることについて、「ちゃんと出来るのか」と心配していたが……。
それなら鍋の世話だけでもしに行ってあげたらどうか、という沢口唄音の提案には、「彼女持ちのヤローのところに、その彼女の同伴ナシで世話を焼きに行くとかナイね。ナイ」と言い切り、改めて義理堅さを見せつけた。
さらに、〈天の湯〉で白城鳴と一緒になった際には、彼女が裕真に惚れていることを見抜き、自分もまたそうであったことを告げ……卑怯なことはせず、オンナを磨いて勝負する分には、その想いを応援はしないが止めもしない――と約束する、いかにも彼女らしいアネゴ肌な一面も。
そのときは、自身の幼児体型を活かして、入浴料を中人料金170円(小学生まで)で押し切ろうとしたが……番台のアガシーに「社会の非情なルールっス」と阻まれる一幕もあった。
ちなみに、彼女の体型は全国平均値らしい――ただし、11歳女児においての。
そしてお肌はぷにぷにのスベスベ、頬も触り心地バツグンの子供ほっぺだそうである。
【 乙女のコイゴコロ:止めて止まるモンじゃない、だろ?(本人談) 】
★ 国東衛 ★ UPDATE!
堅隅高校2年生。裕真のクラスメイトで友人。
愛想も人付き合いも良い、コミュニケーション魔人。
やや中性的で可愛い系の外見ながら、実は文武両道。
魔法剣士〈能丸〉、そして黄金の勇者〈エクサリオ〉の正体でもある。
《 追記 》
実家は隣の県なのだが、現在は築10年にも満たない小綺麗でこじんまりとしたアパート〈イーストエル〉1F奥、105号室にて一人暮らししている。
それゆえに、男子による鍋パーティーの会場に選ばれた。
ご近所には従弟の武尊の家もあり、位置関係的には裕真の家ともわりと近め。
部屋の中はいかにもなワンルームで、フローリング仕様。小さいがロフトもあり。
また本人の性格もあってか、物は少なめで整理整頓も行き届いていて清潔感がある……が、ゲームを嗜むからか、テレビは大きめで、最新のゲーム機とソフトも揃っていたりする。
一人暮らしの男子の部屋となると、男友達がたむろするにはちょうどいいってことで、イタダキなどは今後も入り浸りそうである。
ちなみに冷蔵庫は、食材はロクに無くともコーラだけは常備されているらしい。
【 日々の食事:コンビニ弁当がメイン 】
★ 白城鳴 ★ UPDATE!
高校1年生。裕真たちの後輩。
元勇者でもある〈常春〉マスターの娘にして、しっかり者のウェイトレス。
裕真と千紗が付き合っているのは承知の上で、裕真に恋する。
〈救国魔導団〉の一員で、〈お嬢〉と呼ばれる。
平均的美容体型のメガネっ子。
《 追記 》
裕真への恋心は確かだが、それは千紗を蹴落としてでも――というようなものではないらしく、思わず千紗の嫉妬を煽るような真似をしてしまった際には、自己嫌悪に陥ったりもしていた。
〈天の湯〉にておキヌと遭遇、一緒に入浴することになったときには、メガネを外したド近眼の宿命として、人違いをしてしまったが……それがよりによって低学年の女の子だったため「やってくれたなお約束!」と、怒りを買うハメに。
ちなみにおキヌいわく、彼女はメガネをかけると可愛い系、メガネを外すと美人系の顔立ち……だそうである。
おキヌから、裕真への恋は勝ち目がほぼゼロだと言われても、完全なゼロじゃないなら――と、あきらめないことを宣言した。
……千紗だけを一途に想う、そんな裕真だからこそ好きなのだと分かっていながらも。
【 恋心への向き合い方:正々堂々 】
【お得じゃない4勇コラム】
・おキヌさんが番台のアガシー相手に中人料金
で押し通ろうとするとき、ゲーム内所持金が
1000円以下だと……。
なんと「みんなにはナイショっスよ?」と、
ホントに中人料金で入れてしまうんだ!
しかもそれが、隠しトロフィーの取得条件だ
ったり……!