9章までの『キーワード事典』
※ ネタバレを含みます。
本編9章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場した事柄の情報更新案内です。
― 勇者死すべし ―
勇者を敵視する魔軍の決起集会における大号令……とかじゃなく。
鈴守千紗おねーさまを、『彼氏』という立場で独占する『勇者・赤宮裕真』への、ファンの女子たちの怨嗟の意志を指す。
実際に言葉として発せられたわけではないものの、裕真にはそうとしか感じられなかったとか何とか。
【 同義語:リア充爆発しろ 】
― せかいのはんぶん ―
勇者がラスボスのもとへ辿り着いた際、停戦の交渉材料として提示されるもの。
よくよく考えなくても気前が良すぎるわけで、当然もらえない。
ちなみに元ネタの某国民的RPG1作目では、代わりに「ふっかつのじゅもん」を頂戴出来る。
それを入力すると、レベル1で初めからやり直しになるわけだが……。
しかしもしかしたら、それはただのペナルティではなく、いわゆるループというやつで……しつこく何十周も同じ事繰り返してたら、いずれホントに「はんぶん」がもらえたりするのかも……? とか。
【 はんぶんの線引き:きっとそこでまたモメる 】
― 『豆腐の角に頭ぶつけて死にさらせ君』 ―
おキヌさん謹製の遠隔ツッコミウェポン。
見た目は、手の平サイズの、ひたすら白くて四角いぬいぐるみとかマスコットっぽい、豆腐を模したモノ。
内部構造については企業秘密らしいが、『甘く見てるとイタい目みる』ぐらいには威力が高い。
現に、被弾者のイタダキは悶絶していた。
【 攻撃力:255……というタグが付いている 】
― チャンプルーしてないゴーヤ ―
要するに炒めてない生のままのゴーヤ。
恐らくとってもニガい。
これを囓るとなると、ニガいのが苦手なイタダキでなくとも、涙目必死なお仕置きになるのでは、と思われる。
もちろん作者は試したこと無い。
【 イタダキ的お仕置きレベル:凶悪 】
― 〈コアラどもの進軍〉 ―
中にチョコの詰まった、コアラの形をしたビスケットのお菓子。
そのコアラたちが、1体1体で違う、古今東西の『武器・兵器』を手にしているのがポイント。それこそ棍棒から歩兵用ミサイルの携帯型SAMまで。
ちなみにごくごく稀に、レアとして、エクスカリバーやらグングニルやらを持った『神話級ウェポンコアラ』が混じってることがあるらしい。
『これ1箱であと10日は戦える!』がキャッチコピーだが、別にマジで軍用食に採用されたりしたわけではない。
……というか、フツーに老若男女問わず大人気のお菓子である。
【 1箱:100円(税抜き) 】
― 足下すくう低軌道のイヤな動き ―
〈レッドアリーナー〉の元ネタたる、魔界の村落的アクションゲームの赤い悪魔の動きの特徴のこと。
低軌道のためしゃがんでかわせず、しかし飛び越えることも許さない絶妙の高度をハイスピードで突っ込んでくる。
バックジャンプで距離を開けつつ振り返りざま反撃か、刺し違える覚悟で迎え撃つのが基本戦術であろう。
もちろん、行動パターンがそれだけじゃないところがまたイヤなところである。
【 初心者:最初の壁 】
― ダゴンさん ―
ガチでの、深海に潜む邪神さん――のことではなく。
野菜カレーに入っていた、それを模したかのような、精巧な細工が施された『ダイコン』の切れ端を指して亜里奈が口にした「ダイコンさんじゃなくダゴンさんだよ!」に拠る。
……というわけで、アガシーの手によって、〈ダゴンさんウインナー〉以来2度目の降臨と相成った邪神さん。
ちなみに、味は普通にダイコンである。ダイコンだからね。
そして今回は、通りがかりの聖女・見晴によってパックンされた。
【 禍々しさ:邪神級 】
― 『大鏡』 ―
世に言う、『鏡物』と呼ばれる文献の走りとなった、平安後期の歴史物語。作者不詳。
3巻、6巻、8巻の3バージョンがあるらしい。
大宅世継、夏山繁樹という200歳近い二人の老人が対談し、その妻や若侍がそれぞれの見聞で批評する――といった形で、主に当時隆盛を誇った藤原氏の繁栄や、その裏での政権争いなどを描き出している。
で、この中で、時の天皇に午前3時「バケモノが出るってウワサの屋敷に行ってみろ」と言われた藤原家の3人の中で、唯一人、屋敷奥の柱を刀で削って証拠として持ち帰ったのが藤原道長……ということらしい。
つまりはこれがルーツではないにしろ、その頃にはもう『肝試し』的なことはあったってわけで。
ゆえに、『大鏡』にしても藤原道長にしても、肝試しの存続に一役買っているのではと、亜里奈からはニラまれているのであった。
【 亜里奈的感想:よけーなことすんな! 】
― お金無いなら馬小屋に泊まればいい ―
肝試し前でビビりまくってる亜里奈が、見晴の「トイレのハナコさん」発言を、「トイレだけ借りてる店子さん」とカン違い(?)したことから生まれた迷言。
……ちなみに、元ネタたる某RPGにおける馬小屋とは、タダだがMPしか回復しないという仕様――なわけだが、そもそもMP回復すりゃ上等な上に、他の部屋だと1週間単位で時間を食うところ、馬小屋だけは1日で済むので歳を取りづらい……というメリットもあるわけで、お金があっても泊まるのが常識である。
【 冒険者の宿とは:馬小屋 】
― ぷらずま ―
何か良く分からないが、これだけで幽霊とか説明がついちゃうらしい。
ちなみに『プラズマ』ではない。
【 オバケ:ぷぷ、ぷらずまだね! うん!(亜里奈談) 】
― 『どどくろ』 ―
武尊にある程度正体が知られていることを黙っていたアガシーが、それがバレたことで、魔王ハイリアの依り代となる『身体作り』の、強制無償労働に駆り出されるのが確定となったときに生まれた言葉。
ドス黒いまでの、どブラック労働の略。魔王語録の一。
もちろん、『のどくろ』とは関係ない。
【 ブラック度:魔王級 】
― 〈風宮ノ常流〉 ―
亜里奈の身体を借りたハイリアが、瘴気に毒されてしまっている〈霊獣〉を止めるべく繰り出した、〈帝宮の位〉と呼ばれる風の上位魔法。
純粋な風のエネルギーだけをぶつけるというより、その暴風の圧力を以て捕らえた相手を翻弄、捻り、引き裂き、砕こうとするような、物理攻撃的な側面もある。
そのため、風のチカラを無効化するような相手にもそれなりの効果が見込める。
〈 本編中にて詠唱された呪文 〉
「……風の宮、訓え吾弾く王ならぬ王、哮る戯る、咲み詠う――」
「其の名、暴風! 王の聲、王の雅楽、吾なる道――! 〈風宮ノ常流〉!」
※ 王という地位にさえ留まらぬ、真に自由にして大いなる、世界を繋げる風の荒ぶる力を表している。
【 威力分配:風70の物理30 】
― 『味わうの刑』 ―
アガシーがどこからともなく取り出す、〈レーション〉を名乗る謎のクソマズ物質を、ただ食べるだけではなく、『口の中で舐め転がして味わう』という地獄の刑罰。
肝試しにおいて、アガシーが、亜里奈が気絶するほどの(ハイリアに交代させるためとは言え)脅かし方をした罰として実行された。
見晴いわく、「アガシーちゃんが全体的にヘンな色になってきてる」という段になって、ようやく、「ごっくんしちゃっていい」と許しが出るほどであったが、それは同時に最後の最後まで「決して吐き出すことは許されない」ということでもある。
食べ物(?)を粗末にしてはいけないからだ!
【 変色レベル:外宇宙の深淵みたいな名状しがたいイイ色 】
― ピーチ味の歯磨き粉 ―
アガシーが愛用する子供用の歯磨き粉。ピーチ味。
ついついそのままペロリとやってしまって、亜里奈に「食べ物じゃないから!」と怒られることもあるとか。
ちなみに、亜里奈は同系統のオレンジ味派である。
【 裕真の使う大人用:口がイタいからイヤです。(アガシー談) 】
― JS界のピースメーカー ―
ピースメーカーとは、調停者とか仲裁人とかの意味ではあるが、翻って核のことを言ったりもすることもあるので、アガシーとしてはそっちの意味合いから、『最終兵器』的なニュアンスで口にしたのではないかと思われる。
しかし、『取り敢えずなんかスゲー』的な思い付きの可能性もあるわけで……。
……正直作者をしても意味不明である。
【 言った本人:何かわたしっぽくないですか!(食い気味) 】
【お得じゃない4勇コラム】
・黄金の勇者エクサリオとの戦いには、頑張れ
ば勝つことも出来るぞ!
そして勝てれば、エクサリオの装備が手に入
る可能性もあるんだ!
ただしそのためには、単に周回プレイで能力
を引き継ぐだけじゃなく、素手技能を伸ばす
などの下準備も必要だぞ!
ストーリーは変わらないけどな!