9章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編9章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
― 真殿凛太郎 ―
身長144cm
体重38kg
2月12日生まれ AB型
亜里奈やアガシーのクラスメイトにして、武尊の親友。
メガネっ子の美少年。
《 外見 》
男子としてはほんのちょっとだけ長めのサラサラの髪、きめ細やかで白い肌、切れ長の涼やかな目元に長い睫毛、華奢な体型……といった、いかにも『美少女』然とした要素だけで組み上げられたような、中性的な美少年。
その物静かで線の細い雰囲気と、常用しているメガネのイメージから、『深窓の令嬢』という形容詞こそがピッタリだと評される。
感情表現は苦手なのか、そもそもがそういう性格なのか、表情は基本的に無表情で、常にボーッとしているような感じでもある――が、それがまた浮き世離れして神秘的なイメージに繋がっているのかも知れない。
《 備考 》
性格・感性共に独特で、さらに無口と、掴み所の無い『不思議ちゃん』な感じだが……人付き合いは決して悪くなく、意外にノリも良く、さらに加えて案外常識人な面を持ち、かつ他者に親切でもある。
それでも、初めて会う相手では取っつきにくさを感じるであろう彼が、他の子供たちと仲良くやれているのは……小学校入学から一番に彼の友達となり、その後ずっと親友としての付き合いが続いている武尊の存在が大きいだろう。
林間キャンプに際し、アガシーから『マリーン』という呼び名を与えられたが、海兵隊を意味するその言葉に不釣り合いな線の細さなのは上述の通りである。
ただし、運動神経そのものは結構良いらしい。
また、決して動じないその胆力も相当なようで、「宝くじで1億当てても眉一つ動かさない」とはアガシーの談である。
それに、歳の割に意外と多芸であるようで、『二八蕎麦なら打てる』――らしいが、普通の料理となると出来ない模様。
【 東祇小女子による美少年ランキング:不動の1位 】
★ 赤宮裕真 ★ UPDATE!
高校2年生。異世界帰り(×3)のベテラン〈勇者〉。
見た目悪役系魔剣士〈クローリヒト〉の正体。
鈴守千紗の彼氏で、ひたすらに苦労人気質。
スマホなど電子機器に弱い……が、やや改善されつつある。
体育祭での言動により、現実でも『勇者』の称号を得てしまった。
一応、本編主人公。
《 追記 》
体育祭での『勇者』的行動により、晴れて生徒たちのみならず先生からも、微笑ましく『勇者』呼びされることに。
ただ、本人としては呼ばれ慣れてるのであんまり気にしてないようである。
〈呪疫〉の気配を察知しての出撃の際、こちらの世界を心の底から楽しんで出かけたアガシーのことを思い、「邪魔はしたくない」とガヴァナード無しでいくことを決意。
しかしそれもあって、エクサリオとの戦いでは完全敗北を喫する。
その後、ちょうど〈天の湯〉を訪れていた白城鳴と遭遇、後ろめたい気になりながらも、自宅でケガの手当てを手伝われた。
なお、その際には、エクサリオに敗北したことによる苛立ちから、珍しく八つ当たり気味な対応をしてしまい……自分もまだまだ未熟なガキだと、意識を改めることに。
【 通算敗北数:+1 】
★ 絹漉あかね(おキヌさん) ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで、鈴守千紗の親友。
最小のボディ(小学生級)に最大のリーダーシップを備えた、2−Aの姐御。
さらには計り知れないコネクションすら持つ、豆腐屋の娘。
本編中、フルネーム(特に下の名前)がほとんど出ない。
ついでに言うとおデコちゃん。
《 追記 》
朝っぱらから、千紗目当てに教室に押しかけるファンクラブや部活勧誘者の混乱を抑えるべく、沢口唄音とともに教室前でのマネージャー的受付を買って出た。
これにより、後のさらなる混乱を未然に防ぎ、しっかりと一定のルールによる秩序をもたらしたのはさすがと言う他ない。
ただ、もちろん単なる善意のボランティアではなく……。
ちゃっかりと、そうして押し寄せる面々に、実家『絹漉豆腐店』の販促チラシを配る逞しさを見せ――それはしっかり売り上げアップに繋がったようである。
また、千紗が裕真のための夕食を作りに行く話を聞きつけるや、裕真の母に手を回し、二人きりになる状況を作ったりもした。
【 ちゃっかりたくまし度:異世界でも大丈夫(裕真談) 】
★ 摩天楼頂(イタダキ) ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで、幼馴染み。
頂点を目指すオトコ――だが、何の、かは多分永遠に不明。
見た目も運動神経なんかもわりと良いが、とにかくザンネン。
ただ、約束は必ず守る男気もある。
家はお金持ちだが、小遣いは少ないので年中金欠ぎみ。
《 追記 》
千紗のところへ、ファンクラブ女子たちから大量の『ラブレター』が届くのを見て、他の男子たちとともに、「なぜそのうちの1通も自分のところへ来ないのか」と、大いに嘆きの涙を流した。
また、「それはファンレターだろ」のツッコミには、「うらやましいことに変わりは無い!」という魂の叫びも……。
【 標高:40m(−7) 】
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。大人しい系関西人。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体で、マジメな頑張り屋。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもある。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさん。体型的には中学生。
あまりの人気(主に女子)に、校内にファンクラブが出来た。
《 追記 》
間違いなく、今、堅隅高校で最も有名な人物。
彼女を求めてクラスに押し寄せたファンクラブ会員、部活勧誘員の数たるや、廊下に長蛇の列が出来るほどであった。
ただ、そもそもの器の大きさもあってか、本人も多少の困惑はあるものの、こんな事態でも浮かれたり怖がったりせず、案外いつも通りでいるようだ。
裕真との夕食材料買い出しの際は、その愛らしい外見と穏やか丁寧な物腰により、商店街の皆さまから自然と絶大な高評価を得たようである。
ちなみに料理上手だが、カレーはスパイスから調合……とまではいかず、市販のルーを混ぜるスタイルらしい。
クローリヒトとの共闘では、当たり前のように自然と互いの意思疎通が出来ている――そんな感覚を覚えるほどの連携を繰り出すことに。
それに伴い、彼への意識も変わり始めているようだが……?
【 商店街の皆さまの評価:裕真にゃもったいねえ!(笑) 】
★ アガシー(赤宮シオン) ★ UPDATE!
聖剣ガヴァナードの剣の聖霊。裕真の相棒。
本来は妖精のような姿だが、ほぼ人間の〈人造生命〉の身体を得た。
裕真と亜里奈の再従妹ということにして、小学校に通う。
亜里奈のクラスメイトでもあり、二つ名は〈ゴールド軍曹〉。
ポニーテールがチャームポイントの、金髪碧眼超絶美少女。(見た目は)
《 追記 》
キャンプと聞き、当然のように『新兵訓練基地』とカン違いしたが、どちらにせよ、これまで未体験だった『泊まりがけ学校行事』に、大いに盛り上がりまくることに。
その抑えきれないワクワクオーラは、ただ布団に入っているだけで、同室の亜里奈の安眠を妨げるほどの存在感だったようだ。
肝試し会場の廃校では、〈霊獣〉を救うべくハイリアや武尊と共闘、〈剣の聖霊〉としてのチカラを遺憾なく発揮することに。
ちなみに、「口はサイアクに悪いけど、女子って感じがしなくて付き合いやすいし、何よりすっげーカワイイ」とは、クラスの男子たちの評。
結構人気は高いようである。
【 クラス内人気:男女問わず高い 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
〈天の湯〉の番台を手伝う看板娘。
勉学・運動・家事と何でもこなす小さな才媛。
あんまり隠れてない隠れブラコンでもある。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
アルタメアの〈魔王〉が憑依中。
本人に自覚は無いが、〈世壊呪〉の本体でもあった。
《 追記 》
キャンプ参加に浮かれまくっているアガシーを、ウザいと言いながらも……そうしてこちらの世界を心の底から楽しんでいることを、純粋に良かったと思っているようだ。
家族ぐるみで付き合いのある〈世夢庵〉店主の影響(さらに元をたどれば、母の真里子に行き着くのだが)もあり、実は洋楽のヘヴィメタルやハードロックにも多少は造詣があったりする。
夕食のカレー作りにおいては、クラスで一番の料理上手ということで、満場一致で〈カレー大佐〉に就任、「レシピ通りに作れ!」と基本を徹底させることで『謎の物質が生成される』という惨劇を防いだ。
ちなみに裕真によれば、「発言は辛口だがカレーは甘口派」らしい。
何かにつけて有能で、弱点らしい弱点のない彼女だが、『肝試し』を異常なまでに敵視――その根本が『オバケ嫌い』にあることが明らかとなった。
もっとも、彼女自身は決してそれを認めないが。
男子たちのおバカなイタズラをよく実力行使によって平定するので恐れられているものの、同時に『かわいい』とも思われているらしく……キャンプ夜の男子の秘密のアンケートでは、アガシーと並ぶほどの人気ぶりだったようだ。
【 オバケ:ぷぷ、ぷらずまだし! いるわけないし!(本人談) 】
★ 朝岡武尊 ★ UPDATE!
小学6年生。亜里奈やアガシーのクラスメイト。
健康優良、イタズラ好きだが本質は好漢系のガキ大将。
実はわりとカワイイ系の顔立ちだが、本人はイヤがっている。
アガシーからは〈アーサー〉と呼ばれる。
聖剣ガヴァナードに、使い手として認められた。
《 追記 》
キャンプ時の男女混合行動班は、亜里奈やアガシーと一緒になった。
カレー作りの際、野菜切るだけでいちいち気合い入れて技名とか叫んでいたらしい。
またそのとき、アガシーがぴったりくっついて包丁の使い方を教えていたのだが、それでひどく赤面していた……とかいう目撃情報もあったり。
基本イタズラ小僧だが、肝試しをマジにビビる亜里奈には、こっそりと先生にダメそうだと伝えようかとか、さり気なく気を遣ったりもした。
肝試し会場である廃校の異変に気付き、アガシーを助けようと単身乗り込んだ果てに……使い手と認められたガヴァナードを振るい、瘴気に毒された〈霊獣〉を救うことに成功する。
……が、その際ガヴァナードを投げたせいで、アガシーにこっぴどく文句を言われるハメに。
そして、ついにアガシーから、彼女が実は人間でなく、『異世界の聖霊である』ことを明かされたが……。
彼にとっては、『軍曹は軍曹』という結論のようである。
ちなみに、夜の男子的恋バナにおいて、「アガシーか、亜里奈か?」の問いかけをされたが、どちらとも明言しなかった。
……色恋の話は、彼にはまだまだ早いということかも知れない。
【 勇者への道:一歩前進? 】
★ 摩天楼見晴 ★ UPDATE!
小学6年生。摩天楼頂の妹で、亜里奈のクラスメイトにして親友。
ふんわりぽやんと笑顔を絶やさない、天然癒やし系マイペース少女。
その癒やし度は聖女級である。
同時に、そこはかとない器のデカさも聖女級。
《 追記 》
お菓子を作るのは得意で上手だが、それが普通の料理にも適応されるか……と言えばそういうものでもないらしい。
そして、そんな失敗料理でも、彼女の『聖女の笑み』とともに差し出されれば……何者であろうとも、食べないという選択肢は選べないのだ。
ちなみに、アガシーがダイコンに精緻な彫刻を施して生まれた、深海の邪神を模したようなダイコンさんならぬ『ダゴンさん』を、「おいしそ〜」とぱっくんしたが……。
彼女ならば、しっかり浄化してくれたものと思われる。
雰囲気に反して、オバケとかは意外と大丈夫らしく、肝試しもいつも通りに楽しげにニコニコしていた。
【 恋バナ好き度:100 】
★ 喜多嶋夏子 ★ UPDATE!
広隅市立東祇小学校教諭。亜里奈たち6年1組の担任。
年齢は20代半ば。教師になって3年目の若手。独身。
根はマジメで、生徒からも親しまれている。
趣味は演歌の熱唱。かつては同人作家だったというウワサも……?
《 追記 》
林間キャンプのバス移動中のカラオケ大会で、自慢のコブシを利かせた演歌を大熱唱。
生徒たちにも大好評で、結局単独ライブ状態で5曲以上披露した。
ちなみに、一人暮らしだが料理の腕は少々アレらしく……カレー作りに際しては、大人しく亜里奈の指示に従っていた。
亜里奈の見立てによると、レシピ通りに作れもしないのに、余計なアレンジや隠し味やらを加えようとして失敗するタイプ――のようだ。
【 亜里奈から見た料理監督的戦力:四捨五入でゼロ 】
― エクサリオ ―
神々しく輝く黄金の全身鎧に、頭から足までを包み……恐ろしいまでのチカラを備えた長剣と盾を携えた、新たな〈黄金の勇者〉。
3度異世界を救った裕真よりもさらに多い、5つの世界を救い――さらにそのすべてのチカラを引き継いでいるらしく、途轍もない強さを見せる。
災いを祓い、世界を守るべく、それを遮る邪悪なる者は断固滅ぼすべき――そう語る彼の正体は、裕真の友人……魔法剣士〈能丸〉でもある、国東衛のようだが……。
【 勇者レベル:余裕の100オーバー 】
― 〈霊獣〉 ―
アルタメアにおいて、聖剣が認めた〈勇者〉にチカラを貸す、聖なる獣たち。
その本質的に、アガシーとは近しい存在と言える。
鳥の姿をしたこの霊獣は、こちらの世界に迷い込んだあと、司る力が『生命』にまつわるもののためか、瘴気に毒されることで、廃校に亡霊を呼び寄せる原因となってしまっていたようだ。
しかし、瘴気を浄化するために必須なガヴァナードと、選ばれた使い手である武尊が幸運にも揃ったため、激戦の果て、無事に保護されることとなった。
【 本来司っていた力:???(不明) 】
― 鈴守千紗ファンクラブ会員 ―
鈴守千紗後援会員が、非公式にクラスチェンジしたもの。
とりあえずメンバーは裕真を見るたび、「勇者死すべし」と苦々しく思っている。
【 鈴守千紗:お姉サマ 】
― 部活の代表者たち ―
特に運動部などは、体育祭で明らかになった、千紗の高い身体能力に期待している部分もあるが、文化部などはそれ以外でも……。
千紗獲得 → ファンクラブが追っかけて入部殺到 → 活動予算は部員数に応じて割り振られるため、大幅アップ……という方程式を狙っているらしい。
世知辛い世の中である。
【 千紗獲得時の予算:5倍にアップ(超皮算用) 】
― 商店街店主のおじさんおばさん ―
昔からの馴染みの裕真が、彼女である千紗を連れて夕食の材料買い出しにやって来たのを見るにつけ、どこもかしこも食材をサービスしまくった。
それに限らず、亜里奈やアガシーにもしょっちゅうサービスするぐらいなので、とにかく人情味があり過ぎるほどあるのは間違いなさそうである。
……つーか、大丈夫か売り上げ。
【 経営状態:いい具合にボチボチ 】
― 赤宮家のお祖母さん ―
裕真と亜里奈の母方の祖母。
もとは結構な家柄のお嬢様らしく、小柄だが威厳と気品を兼ね備えていて礼儀正しく理知的、大変に姿勢も良い。
また、行儀作法にも滅法厳しい。
……が、ただ口うるさいというわけではなく、子供たちへの深い愛情ゆえであり、その言動には常に思いやりが根ざしていて……。
それゆえだろう、とかく破天荒なところのあるアガシーはしょっちゅう怒られ、恐れているものの……同時に「おばーちゃま」と大変懐いてもいる。
【 お説教:マジで怖い(赤宮家の兄妹の総意) 】
― 6−1の女子 ―
お約束のキャンプ夜の恋バナの際、亜里奈の理想のタイプは、ズバリ『兄』である――というアガシーの発言に、『やっぱりか』と揃って完全同意していた。
そのときの会話内容からすると、意外にも裕真は、わりと彼女たちから高評価らしい。
しかし、さらにそこから発展して、「朝岡も亜里奈の相手としてアリなのではないか」「朝岡と言えばアガシーが仲が良い」と広がっていくあたり、さすがは女子である。
ちなみに、クラスメイトには堅隅高校に通う姉を持つ子がいるらしく……その姉が裕真を指して、『女装すれば化ける!』と断言していたとか何とか。
【 亜里奈のお兄ちゃん:悪くないかも 】
【お得じゃない4勇コラム】
・バス内でのカラオケ大会の際、Ⅱコンのマイ
クを使って一緒に歌うことが出来るぞ!
しかも成績によって、色んなアイテムをもら
えたり、亜里奈から怒られたりもするんだ!
……Ⅱコン? マイク?