7章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編7章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。大人しい系関西人。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体で、マジメな頑張り屋。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもある。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさん。体型的には中学生。
《 追記 》
『略奪競走』に引き続き、『騎馬戦』においても、敵の騎馬上を飛び渡りながら次々に撃破していくという離れ業を披露。
その小柄で清楚な見た目とは裏腹の、華麗で無双な八面六臂の大活躍に、下級生を中心とした女子人気がついに大爆発。
早くも、ファンクラブ設立の動きが進んでいるようである。(ついでに、早くも、ショタな王子的男装が似合いそう……なんてアンケート結果まで出ているらしい)
その後、最終種目『スカンジナビアリレー』で転倒、軽傷を負うものの……打ち上げの際、ケガの治療で赤宮裕真の母、真里子との仲を深めたのは、まさしくケガの功名というものかも知れない。
ちなみに、放送席で実況していた放送部の生徒も肩入れしていたようで、彼女を指して『まるで〈聖鬼神姫ラクシャ〉のよう』とか『戦乙女』とか称していたが……。
彼女の裏の顔からすれば、ある意味言い得て妙である。
【 女子ファン数:急増中 】
★ 絹漉あかね(おキヌさん) ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで、鈴守千紗の親友。
最小のボディ(小学生級)に最大のリーダーシップを備えた、2−Aの姐御。
さらには計り知れないコネクションすら持つ、豆腐屋の娘。
本編中、フルネーム(特に下の名前)がほとんど出ない。
ついでに言うとおデコちゃん。
《 追記 》
『騎馬戦』時、その統率力を買われるとともに、超軽量(40kg)であることから、紅組の大将騎として選抜される。
そして実際、その期待通りの指揮能力を遺憾なく発揮し、紅組を勝利に導いた。
また、クラスの祝勝会会場として、いち早く〈天の湯〉をキープするなど、相変わらずのリーダーシップをも見せつけた。
その祝勝会の席では、フルーツ牛乳でべろんべろんに酔っ払っていたらしい。
ちなみに、鈴守千紗の人気爆発を受け、知り合いの漫研女子が『男装おスズ攻め、女装裕真受け』のマンガプロットを起こしたとのことで、早くもツテで予約(そこへ鈴守千紗、白城鳴の二人も乗っかった)したようだが……。
男子禁制とされるそのマンガの詳しい内容は不明である。
【 祝勝会で飲んだフルーツ牛乳の数:5本(たっぷたぷ) 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
〈天の湯〉の番台を手伝う看板娘。
勉学・運動・家事と何でもこなす小さな才媛。
あんまり隠れてない隠れブラコンでもある。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
誰も気付いていないが、アルタメアの〈魔王〉が憑依中。
《 追記 》
『騎馬戦』の折り、「なぜに体操服はスカートでないのか」「なまじ素っ裸よりチラリの方が……」などとゲスい発言を繰り返すアガシーへの、彼女の氷点下の〈罵倒〉を聞いた兄のクラスメイトの一部男子が、『仲間になりたそーな視線』とやらを向けていたそうである。(見晴談)
その一部男子は、粛清と称して女子に連行されたようだが……あるいはそれもまた、彼らにしてみれば望むところなのではないかと心配になる今日この頃。
また、特に霊感などが強いわけでもない彼女だが……なぜか、校舎裏手の雑木林の方に、〈呪疫〉の発生を感じ取っていたようだ。
【 罵倒時の周辺気温の変化:−3〜10度(体感) 】
★ 赤宮裕真 ★ UPDATE!
高校2年生。異世界帰り(×3)の〈勇者〉。
魔剣士〈クローリヒト〉の正体。
鈴守千紗の彼氏で、ひたすらに苦労人気質。
スマホなど電子機器に壊滅的に弱い。
一応、本編主人公。
《 追記 》
『騎馬戦』においては、騎馬を組んでいた他の3人(千紗、イタダキ、衛)とともに、競技終了前に浮かれて騎馬を崩して失格扱い――という失態を犯し、おキヌはもちろん、妹たちからもお説教を食らってしまう。
だがその後の『スカンジナビアリレー』においては、最も過酷なアンカーを、勇者としての能力は封印しつつも、過酷な冒険の経験に基づく根性を発揮して大爆走――。
千紗の転倒によって開いたトップとの差を大逆転し、汚名を返上するとともに、まさしく『勇者』として、紅組に大勝利をもたらした。
【 ド根性指数:超勇者級 】
★ 朝岡武尊 ★ UPDATE!
小学6年生。亜里奈やアガシーのクラスメイト。
健康優良、イタズラ好きだが本質は好漢系のガキ大将。
実はわりとカワイイ系の顔立ちだが、本人はイヤがっている。
アガシーからは〈アーサー〉と呼ばれる。
《 追記 》
『スカンジナビアレース』の際、亜里奈の制止を振り切り、従兄である衛の勇姿を特等席から見ようと校舎裏手の雑木林に一人で立ち入ったところ、〈呪疫〉と遭遇してしまう。
いわば未知のバケモノである〈呪疫〉に、果敢に木の棒で立ち向かうも、当然敵わず……しかし同時に、決して諦めないという不屈の勇気を見せる。
その、小さくとも勇者に近しい精神ゆえにか――アガシーによって助け出されたとき、聖剣ガヴァナードに使用者としての資格を認められることになった。
結果として――日常の裏側を垣間見、アガシーの正体に触れたことで、彼も『そちらの世界』に半歩ながら足を踏み入れることに……。
【 勇者適性:85 】
★ アガシー(赤宮シオン) ★ UPDATE!
聖剣ガヴァナードの剣の聖霊。裕真の相棒。
本来は妖精のような姿だが、ほぼ人間の〈人造生命〉の身体を得た。
裕真と亜里奈の再従妹ということにして、小学校に通う。
亜里奈のクラスメイトでもあり、二つ名は〈ゴールド軍曹〉。
ポニーテールがチャームポイントの、金髪碧眼超絶美少女。(見た目は)
《 追記 》
体育祭の最中、校舎裏の雑木林に発生した〈呪疫〉を処理するため、JSモードとして初の実戦へ。
深夜にやっていた映画の影響から、二挺拳銃(魔力を付与したエアガン)と体術を駆使して『ガンなカタ』を実践、アクションスターもかくやという、ただのJSではない!――な戦闘力を遺憾なく発揮。
さらには、〈呪疫〉の宿った妖樹を一瞬で斬り刻む強力な魔法に、聖剣の召喚という、いかにも聖霊らしい面も披露した。
……ともあれ、結果として助け出した武尊に『普通じゃ無い』と知られてしまい……とりあえずは、適当に『正義の味方』という説明で誤魔化すことに。
ちなみに、スパッツも穿かずにスカートのままカカト落としとか繰り出すもんだから、またも武尊に『見られる』ことになったが……。
どんなのを穿いていた――とかは、アンタッチャブルなので気にしてはいけない。
【 暫定戦闘レベル:35(裕真を80前後として) 】
★ 赤宮真里子 ★ UPDATE!
裕真と亜里奈の実母にして、大衆浴場〈天の湯〉の女将さん。
見た目は「亜里奈を大人にしたような」と評されるクール系美人……だが、性格的にはむしろ裕真に近く、明るく快活でヒーロー気質。
鈴守千紗の祖母、ドクトルの現役時代からのファン。
《 追記 》
体育祭の祝勝会会場としての〈天の湯〉の貸し切りを快諾するばかりか、食べ盛りの学生たちのためにと、唐揚げやらポテトやら、いかにも好きそうな軽食まで惜しげも無く用意していた。
その気遣いに人当たりの良さ、若々しく美人な見た目も相まって、男女問わず生徒たちからの評判は上々のようである。
一方本人は、体育祭の動画を見て、千紗が息子の彼女となっていたことを知り、大感激していた。
千紗のことは初めて会ったときからお気に入りで、今回もその言動から、「可愛い!」と思わず抱きしめてしまうほどだが……。
息子については『鈍感で色気も無い』と、しっかり真実を突いて酷評していたりする。
ちなみに幼い頃はおてんばで、しょっちゅう男子相手にケンカしていたとのこと。
その際は、『根性さえあれば勝てる』という『ヘッドバット』が決め技だったらしい。
【 千紗お気に入り度:100 】
― 鈴守千紗後援会 ―
『略奪競走』と『騎馬戦』において大活躍した鈴守千紗の姿に魅せられ、たちどころにファンとなってしまった女子たち。
実際に数えられたわけではないが、その人数は相当なものになると目される。
のちに自然とファンクラブという形を成すが、今はまだ組織的なものではない。
ちなみに2年生と3年生にも一定数いるが、やはり割合としては圧倒的に1年生が多いようである。
【 鈴守千紗:お姉サマ 】
― 足立進吾(脚立センパイ) ―
身長178cm
体重70kg
8月3日生まれ B型
堅隅高校3年生。
陸上部所属で、中長距離のエース。
『スカンジナビアレース』の白組アンカー。
その名から、『脚立』とか『はしご』と呼ばれることが多い。
幼い頃より足に自信があり、陸上部のエースとして常に注目されてきた彼にとって……。
運動部のエース級の人材が集まり、余裕で勝利間違いなしと目されていた白組が、裕真&千紗の『お付き合い宣言』からの劇的な活躍によって追い詰められるとともに、見せ場も奪われていることにはガマンがならなかったようだ。
そのため、強引に裕真を『負けたら千紗と別れる』という賭けに巻き込み、体育祭最終局面にして最も盛り上がるアンカー対決でねじ伏せて溜飲を下げようと画策したものの……。
勇者として数々の苦難を乗り越えてきた裕真の、限界突破の根性と覇気に屈し――結果、裕真を認めてしまったようである。
ちなみに、いかにもスポーツマンな爽やか系の顔立ちをしており、実はわりとモテる。
『脚立』という呼び名に対して「足に立つで足立だ!」と反論しても、「だから、脚に立つで脚立でしょ?」と返されてどーにもならないのが悩みのタネ。
【 本気で『脚立』と思っている生徒:8割 】
― 2−Aの男子ども ―
祝勝会会場となった〈天の湯〉での入浴時、一致団結して、中央の仕切り壁を乗り越え、女湯を覗かんと画策するも……。
番人として立ち塞がり、孤軍奮闘する裕真に阻まれてしまった。
ちなみに、壁に上ったところでどのみち湯気やらなにやらでロクに見えなかったはずだが、「やっぱホントに見えちゃ女子に悪いしダメだから、それぐらいがイイ!」……とのこと。
男気があるのか無いのかよく分からんレベルである。
【 謎の団結力:99 】
― 2−Aの女子たち ―
〈天の湯〉での入浴時、寄ってたかって、それはもう根掘り葉掘りに、千紗に裕真とのアレコレを聞こうとした。
それはさながら、たった一人の生存者を取り囲むゾンビの群れのようであり……。
助けを求める千紗を、おキヌは「命短し恋する乙女」ときっぱり見捨てた。
極限状態にあっては致し方ない選択である。
結果、千紗がどれほど恋バナゾンビたちにむしゃぶりつくされたかは……定かで無い。
【 謎の連帯感:99 】
【お得じゃない4勇コラム】
・2周目以降、〈略奪競走〉か〈騎馬戦〉でワ
ザと負けていると〈スカンジナビアリレー〉
時に脚立センパイが賭けを仕掛けて来ず、ガ
チの勝負をすることになるぞ!
そのときの脚立センパイは鬼畜な速さになる
けど、勝てればレアな装備が手に入るんだ!
……レアなだけの装備だけどな!