4章までの『キャラクター情報』
※ ネタバレを含みます。
本編4章をお読みいただいてからご覧下さい。
※ ★と「UPDATE!」表記があるのは、
すでに登場したキャラの《追記》案内です。
― 赤宮シオン(アガシー) ―
身長140cm
体重36kg
6月3日生まれ(〈人造生命〉の身体が完成した日)
A型(亜里奈の血液型をサンプルにしたため。ただし同一ではない)
〈人造生命〉を依り代として使い、アガシーが現世に魔力消費無しで実体化出来るようにした姿。
身体年齢設定は12歳で、亜里奈と同じく小学6年生。
《 外見 》
年齢設定こそ、聖霊としての元の姿(15〜6歳ぐらい)よりも幼いが、外見上はほぼ一緒。
宝石のように青く輝く瞳に、新雪のように白い肌、太陽の光のようにきらめきサラサラと流れる、太ももあたりまである長い金髪。そしてその髪のまとめ方は、健康的で快活さの感じられるポニーテール。
体型的には比較的小柄だが、それも何らマイナス要因にはならないレベルで……あらゆる面において人間離れした、完全無欠の美少女。少なくとも外見上は。
だが、人形のような愛らしさ……ではあっても、人形っぽさはまったくなく、気配も普通の人間のそれと変わらないため、彼女が人間でないと知っている裕真でさえ戸惑うほど、擬態はカンペキである。
《 備考 》
広隅市立東祇小学校の6年、亜里奈と同じクラスに転入――した。
事前の用意周到な根回しにより、ちゃんと公的書類なんかも(どうやってか)用意して、『フランスの親元を離れて、勉強のために日本へやって来た赤宮兄妹の再従妹』という身分を得た。
そのため、赤宮家の保護者の面々からも、ちゃんと『親戚の子』として受け入れてもらっている。……もっとも、そもそも赤宮家には、出自が怪しかろうと気にせず受け入れそうな懐の深さがあるが。
現実社会に関わるようになったとはいえ、外見と同じく、性格もほぼそのまんま。
呼び方も、外国での発音の都合とか強引な理由付けにより、これまで通りの『アガシー』呼びを周囲に要求している。
……おかげで、読者さまは『シオン』という、状況によってはどうしても使わざるを得ない本名を忘れてしまうのではないかと作者は心配である。どうしようもないが。
転校初日、その外見でクラスを大いに沸かせたが、同時に持ち前のユルミリオタ資質を惜しげも無くさらけ出したため、早々に〈ゴールド軍曹〉という二つ名を頂戴した(ゴールドは金髪のためと思われる)。
もちろん、本人はそれを喜んでいる模様。
ちなみに、聖霊としての本体からして、炭酸(パチパチと呼ぶ)はニガテで……中でもジンジャーエールは特にお気に召さないようである。
ポニーテールが長い上、本人がとにかくオーバーアクション気味に動くので、意図せずしてしっぽビンタが繰り出されること多々あり。
【 JS擬態レベル:99(見た目は) 】
― 赤宮智久 ―
裕真と亜里奈の父、裕秋の従兄弟にあたる人物。
ただ、家が近所で歳も近かったため、裕秋とは実の兄弟のように親しくしていた。
マジメな裕秋に比べて性格は正反対……というか、良く言えば自由人、悪く言えば遊び人気質で、若くして日本を飛び出して以来、基本的には海外を放浪している。
しかし、ごくまれにフラッと帰ってくるため、裕真と亜里奈も一応面識はある。
つかみ所のない人物だが、不思議と人に好かれる気質で、裕真たちの母方の親族(英家)にも未だに、近所のやんちゃ坊主……みたいな感じに扱われている。
定職らしい定職もなさそうで、何をして生活しているのやら、親族ですら詳細は知らないが、金銭面で迷惑をかけたりすることはないようだ。
そんな謎めいていることが普通で当たり前という人物だったため、アガシーによって体良く『父親』ということにさせられてしまったが、当人は実は未婚である。
取り敢えず、現在はフランス在住(らしい)。
【 ワールドワイ度:90 】
― 喜多嶋夏子 ―
身長155cm
体重48kg
7月1日生まれ B型
広隅市立東祇小学校教諭。亜里奈たち6年1組の担任。
年齢は20代半ば。
教師になって3年目というまだまだ若手なため、マジメな性格もあり、いかにも「先生」と見られるような格好を心がけている。
……が、やや小柄な上に可愛い系の顔立ち、しかも性格的にも基本ややおっとりのため、生徒からは親しみを込めて接されるタイプ。
ただ、趣味は演歌の熱唱で、それで鍛えられたのか張りのあるイイ声をしているため、怒ったりするときには見た目とは裏腹に声に迫力が乗るし、同時に、若いながら一生懸命に向き合ってくれる姿勢もあって、イメージほど生徒にナメられたりはしない。
単独でクラスを受け持つことも、それが6年生であることも初めてなので、卒業式とか号泣して、むしろ生徒から慰められたりすると思われる。
独身で恋人もいないが、その辺は本人はあまり気にしていない。
実は学生時代、同人誌制作に魂を燃やしていたとかなんとか……。
【 イイ声レベル:92 】
― 柴本景三 (ケーゾーさん) ―
身長182cm
体重75kg
10月20日生まれ A型
甘味処〈世夢庵〉店主。和菓子職人兼メタラー。
赤宮家とは以前から家族ぐるみの付き合いがある。
いかにも職人さんな、精悍な体躯に、客商売にピッタリな人好きのする笑顔がまぶしいお兄さん。性格的にも気さくで、見た目よりもずっと温厚。
音楽は洋邦問わず、ヘヴィメタルをこよなく愛する。ただし自分ではバンドどころか楽器もやらないので、完全な聴き専。
もともと祖父が和菓子職人で、それを引き継ぐような形で和菓子の道に入った。
まだ30前ながら、伝統的なものも独創的なものも高品位に創り出す、腕の良い期待の若手職人である。
子供の頃は〈天の湯〉の近所に住んでおり、赤宮・英両家とはその頃からの親しい付き合い。
実はメタル好きになったのも、その影響があるとかないとか……。
お店の商品にメタルに関する名前を付けたりするほどだが、奥さんに怒られるので、普段お店ではあんまりスラッシュ系の激しい曲はかけられず、控えめにしているらしい(ただそれでも選ぶのはメタル系ではある)。
……ちなみに完全な余談ながら、その名は店名の由来にもなっているバンド〈アンセム〉のメンバー名から付けられた。
〈ケーゾーさん〉という愛称も、アニメタルでも熱唱していた初代(+何度か戻ってきたりもした)ヴォーカル、坂本英三氏に由来する。
【 メタラー度:88 】
★ 黒井くん ★ UPDATE!
純喫茶〈常春〉の常連客。実は〈人狼〉の大学生。
〈救国魔導団〉の一員で、特攻隊長〈ブラック無刀〉。
背が高くて顔付きが怖い。いつもツナギ。
《 追記 》
黒ずくめでキャラがカブるので、クローリヒトを目のカタキにしているようだ。
また、彼の「ブラック無刀(無糖)」というからかいやすい呼び名は、アガシーの笑いのドツボにはまったらしい。
さらに目のカタキと言えば、裕真自身のことも、お嬢(白城鳴)に色目を使っていると思い込んで警戒している。
ちなみにその強面に反し、ニガいのは苦手らしく、コーヒーにはガムシロップをだばだばと入れる。
しかしそれがしっかり者の鳴としては若干イラつくらしく、いい加減その分の料金を徴収してやろうと考えているらしい。
あと、以前、亜里奈の身体を借りた〈魔王〉に負けたときのことは、本人の記憶が封じられたこともあり、ラーメンマシマシによる食い過ぎでダウンしていた、という話になっているようである。
【 アイスコーヒーに入れるガムシロの量:ポーション3つ分強 】
★ 質草くん ★ UPDATE!
純喫茶〈常春〉の常連。黒井くんと同じ学校に通う大学生。
〈救国魔導団〉の一員で、二つ名は〈ポーン参謀〉。
いかにも勉強出来そうで、実際デキる男。超色白。
《 追記 》
参謀の名の通り、魔導団では情報分析などを担当している。
また、黒井くんとはタイプとして正反対だが、割と良いコンビのようである。
テーブル席を占拠して、オムライスとコーヒーだけで粘るため、鳴からは「デザートぐらい頼んで売り上げに貢献しろ」と視線で圧を掛けられているが、まったく気にしない神経の図太い男。あるいは鈍感なだけか。
【 精神耐性:色んな意味でほぼ無効 】
★ マスター (サカン将軍) ★ UPDATE!
純喫茶〈常春〉のマスター。本名『白城将軍』。白城鳴の実父。
体格も良く、ダンディなオジサマだが、ヒゲは生えてない。
〈救国魔導団〉のリーダー、サカン将軍でもある。
《 追記 》
見た目からして、いかにも大人の男といった感じの、少々のことでは動じない落ち着いたダンディなオジサマで、実際普段はその通りなのだが……。
一人娘の色恋の話となると冷静でいられないらしく、ハタ目に見ていて可哀想なくらい動揺する。シブい声も裏返る。
魔術的なことに造詣が深いらしく、〈常春〉の地下に、魔獣たちを匿うための〈庭園〉と呼ばれる異次元空間を構築している。
ただし、個人の力によるもののため、その規模は非常に小さいようだ。
サカン将軍としてクローリヒトに語った、魔導団が〈世壊呪〉を欲する目的は――。
その巨大なチカラを利用して、『異世界から迷い込んだ者たちを安全に住まわせ、地球の存在と、互いに傷つくような不幸な接触を避けるための〈楽園〉を構築』することだった。
それとともに、たとえ〈世壊呪〉が人であろうと、犠牲にしてでも目的を達しようという覚悟を告げたが……逆にその犠牲を厭わない『覚悟』こそがクローリヒトの怒りに触れ、協力要請の交渉は決裂した。
ちなみに、その悪役然とした鉄仮面は自らのチョイスであり……娘に一番に提案されたのは、広隅市のゆるキャラ〈隅っこヒーロー・スミノフ〉の被り物だったらしい。
【 お年頃の娘が心配レベル:97 】
★ 白城鳴 ★ UPDATE!
堅隅高校1年生。裕真たちの後輩。
純喫茶〈常春〉のマスターの娘にして、しっかり者のウェイトレス。
〈救国魔導団〉の一員で、〈お嬢〉と呼ばれる。
平均的美容体型のメガネっ子。霊感アリ。
《 追記 》
その思考の端々に見られる言葉からして、単なる先輩後輩としての関係とか、憧れ以上の感情を裕真に抱いているようだ。
ただ取り敢えず、今のところそれは胸に秘めていて、誰にも告げていない模様。
クローリヒトが、もし疑惑の通り裕真なら、そちらの世界も知る者として、彼女の千紗には無いアドバンテージが得られるのに……とかも、ちょっと思っている。
〈庭園〉に匿っている魔獣には、エサやりなど世話もしていて、結構懐かれているようだ。
【 ウェイトレスレベル:94 】
★ 魔獣 ★ UPDATE!
様々な異世界から迷い込んできた『動物』。
その名の通り、基本的に体組成に大きく魔力が関わっている。
《 追記 》
実は基本的には地球における動物と変わらないため、空腹に駆られて……とか、命を狙われて……とかの理由がなければ、そうそう人を襲ったりはしないらしい。
彼ら絡みの事件の多くは、彼ら自身が別世界に迷い込んだことによる混乱や恐怖で凶暴化してしまうからこそ起こってしまうもので……魔導団はそれをなんとか防ごうとしている。
魔導団に保護された彼らは、〈常春〉地下の〈庭園〉で生活している。
その際、魔力を制御して、身体を小型化しているようだ。
もともとの知能が高いものも多く、そうして行儀良くしているさまは、普通にペットのようでもある。
【 もふもふレベル:個体差による……が、割と高め 】
★ 赤宮亜里奈 ★ UPDATE!
小学6年生。裕真の実妹で、事情を知る理解者。
〈天の湯〉番台を手伝う看板娘。小さな才媛。
あんまり隠れてない隠れブラコン。
クセっ毛にツリ目が特徴。(本人としてはコンプレックス)
誰も気付いていないが、アルタメアの〈魔王〉が憑依中。
《 追記 》
赤宮家の中で一番幼いが、父・母・兄を差し置いて一番時間には正確らしい。
朝、ベッドで惰眠を貪る兄を起こしに(怒りに)来ることもあるようだ。
また、実はその身の潜在魔力は、勇者である兄よりもはるかに高いらしく、アガシーによれば、キチンと修行すればあっさり大賢者とか呼ばれるレベルとのこと。
しかし、そもそも魔法を始めとして、それを使う術を一切知らない彼女自身からすると、別に気にすることでもないようで……至ってあっけらかんとしている。
隠れてない隠れブラコンではあるが、改めて裕真が彼女と紹介した千紗のことは認めているようだ。
裕真の言によれば、アガシーと同じく、炭酸はニガテで、特にジンジャーエールはダメらしい。
ちなみに、おしぼりを使ったアッパーは見切り不可の神速のスピードを誇る。
【 潜在魔力量:少なく見積もって裕真の5倍以上 】
★ 国東衛 ★ UPDATE!
堅隅高校2年生。裕真のクラスメイトで友人。
愛想良く、付き合いも良い、コミュニケーション魔人。
やや中性的で可愛い系の外見。実は文武両道。
基本的には「普通」の一言で表現可。
《 追記 》
勉強会でのやり取りを見ていて、裕真が千紗と付き合っていることに気付いたようだ。
しかしそれをナチュラルに受け入れて、さらに2人の邪魔をしないよう気を遣いつつデートを勧めるあたり、さすがのコミュニケーション魔人である。
勉強会の腕相撲の際、競技台に仕込まれていた測定器によると、類い希な『霊力』をもっているらしい。
それをドクトルに買われて、シルキーベルの仲間の〈魔法剣士〉になるよう、スカウトされたが……?
【 霊力レベル:普通……ではない 】
★ 摩天楼見晴 ★ UPDATE!
小学6年生。摩天楼頂の妹で、亜里奈のクラスメイトにして親友。
ふんわりぽやんと笑顔を絶やさない、天然癒やし系マイペース少女。
その癒やし度は聖女級である。
同時に、そこはかとない器のデカさも聖女級。
《 追記 》
アガシーの赤宮シオンとしての登校初日、聖霊としての圧による、クラスのみんなばかりか担任の喜多嶋先生まで巻き込んだエセ軍隊式自己紹介に、ナチュラルに屈せず、マイペースを貫いていた。
亜里奈も認める大物ぶりである。
ちなみに、兄、摩天楼イタダキの妹と紹介されて驚かれるのは「けっこーいつものこと」らしい。
【 マイペース指数:98 】
★ 鈴守千紗 ★ UPDATE!
高校2年生。裕真のクラスメイトで彼女。大人しい系関西人。
魔法少女〈シルキーベル〉の正体で、マジメな頑張り屋。
〈呪〉を祓うという家業に従い戦う、〈鈴守の巫女〉でもある。
前髪ぱっつんの黒髪おかっぱさん。体型は中学生。
《 追記 》
外見的にも性格的にも大人しめの彼女であるが、いかにもなヘヴィメタルを聴いてもイヤそうな顔はしなかった。
「激しい音楽もキライちゃうよ?」とのことで、どうやらイケる口であるらしい。
寺社仏閣の由来などを知るのもわりと好きなようだが、単に歴史好きと言うよりは、純粋に知識への態度が真摯な感じである。
それはメタルのことも含めて、先入観で弾かず、どんな知識も受け入れてみようとする、彼女自身の懐の広さかも知れない。
将来的小姑である亜里奈との関係は、ひとまず良好なものになりそうである。
また、さすがの彼女をもってしても、イタダキと見晴が兄妹であるという事実には驚きを隠せなかった。
シルキーベルとしても順調に経験を重ね、成長している模様。
だが、決めポーズと決めゼリフだけは、やっぱり絶対イヤらしい。
また、とっさに延髄斬りとか出るあたりは、さすが元・女子プロレスラーの孫娘である。
上記の懐の広さや、本人の優しさもあり、『〈世壊呪〉に意思があっても滅ぼすのか?』とのクローリヒトの問いに、戸惑いを感じたようだが……?
【 世夢庵の抹茶プリン愛好度:99 】
★ カネヒラ ★ UPDATE!
シルキーベルの使い魔。天使みたいな翼もある、ちょいちぐはぐな武者型ロボ。
ドクトル・カリヨン謹製。式神的な魂と、超高度AIをハイブリッド搭載。
いらん方向に高性能。すぐに運命を見限って自爆しようとする超悲観主義。
《 追記 》
ついに完成したアップデートにより、機械音声から、テノール歌手のような抜群にエエ声を手に入れた。
早速それを活用し、シルキーベルの名乗りを代行するも……当の主に止められた。
それ以外は…………特に変わりなし。
運命を見限るラインも低いまま。
ちなみに、シルキーベルのスーツ背面(翼のようにもなっている)に、彼が収まるアタッチメントがあるらしい。
また、結界を張ったりといった補助も出来るようだ。
【 エエ声レベル:100 】
【お得じゃない4勇コラム】
・プレイ回数が4周目になると、
『赤宮シオン登場』イベントの際、
JS擬態アガシーの髪が黒髪になるぞ!
以後は、コンフィグで自由に金と黒の
切り替えが可能だ!
…………4周目ぇ~?