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ターミネーターメイド怖い

いろいろ作ってみました。

聞き取り調査を終えて、フレーブル卿と副長は帰って行った。あ、聞き忘れた。新しい街はフレーブル卿が領主になるの?まあ明日聞けば良いか…補佐してくれる文官とかは大丈夫なんだろうか?


とりあえず、みんな食べ終えたゼリーのカップを回収して、使った鍋とかと一緒に【洗浄】【収納】ミミムちゃん達は部屋で休むために館に戻って、博士には残ってもらいメイドゴーレム・ハンナと元になったハイネおばあちゃんを呼んでもらう。自律型ゴーレムをここで一通り完成させよう。


まずは…ハンナとは別に新たな筺体を作る。今回はもうちょっとスリムにしたいなー【収納】からいつものステンレス板を出して。


「トリー、それちょっと見せてくれ」

「はい、どうぞ博士」


ステンレスの板切れをショタジジイ博士渡すと鑑定してるらしく、じーっと見てる。なんか変だったかな?


「こんな金属見た事無い。硬いし良いな」

「これも向こうの知識から作り出しました。不純物取り除いた鉄にいろいろ添加して強さと硬さと錆びにくさを持たせてあります」

「なるほど、不純物を全て取り除いて純度を上げるだけではないという事か。それではこれを見てくれ」


そう言って見せてくれた鉄片は魔力の通りが一段と良い鋼のよう、まず【鑑定】


【鑑定】魔鋼《高品質》


魔鋼?なんだろ?


「これは魔剣作る時に使われる鋼でな、砕いた魔石を加えて魔力を流しながら成形して作るんじゃ」

「なーるほどー…んじゃこれを参考に作り直してみよ」


素材のステンレス板を一度塊に【変形】で戻して、残ってたクズ魔石を細かく【粉砕】ステンレスの塊に【添加】溶解する寸前まで【加熱】してから魔力を流しながらゆっくり【冷却】…あ、薬の調合みたいに途中で光った成功かな?【鑑定】


【鑑定】ステンレス魔鋼《高品質》


こんな感じか?うん、魔力を込めると薄く光る。


「ヨークシャーの言った通りだな、一度見せただけでマスターされるとは」


これで良いのか、じゃあまた鋼板に【変形】で戻して。元の世界の記憶から有名な宇宙海賊の相棒でセクシー金属生命体な女性をモデルに成形していく…前のガ◯ダム関節じゃ動かせる範囲が狭いのでいろいろ作業しにくそうだったし。今度は手の指関節、足の指関節まで丁寧に作成。


「筺体はこんな感じかな?」

「むむむ…これはまた複雑な」

「普通の像にゴーレム魔法を掛けただけだと関節を動かすだけで変形の魔力を無駄遣いしてるからね。こうしてキッチリ関節を作ってやれば、ゴーレムでも魔法を使えないかと」

「ほー」


後は俺の戦車ボディを参考に。ミミムちゃん達に買って来てもらった魔石を使ってコアになる大きめの魔石と…魔力を吸引するエーテル収集の魔石と魔力貯蔵の魔石。またハイネおばあちゃんからメイド仕事の記憶を魔石に【記憶複写】させてもらって筺体内にセット。魔力増幅の魔石を右手人差し指に取り付け。補助魔法と護衛用の簡単な攻撃魔法…スキルもイケるかな?魔力感知、障壁、身体強化を俺から【記憶複写】してこれも筺体に組み込んで。なんか外部記憶装置をパソコンのスロットに差し込むみたいな感じだな。


「これで良し、起動させまーす」

「うむ!」


制作した新筐体に【ゴーレム作成魔法】を掛けて起動!…ゆっくり立ち上がった、そのまま身体の動作をチェックするように手足を軽く動かしてたがこちらに気づいたらしく、ピシッと直立しこちらに向けて綺麗なお辞儀をして。


「こんにちは、よろしくお願いします。どちら様が御主人様でしょうか?」

「ワシじゃ、モードベン博士じゃ。普段は博士と呼ぶが良い。あとお主の名前は…どうする?トリー」

「そうですね…じゃあ私の国風にハルナで」

「わかった。ハルナと命名する」

「はじめまして博士、ハルナと申します、よろしくお願い申し上げます。それでは御命令は?」


受け答えにも動きにも問題無さそうだ、後は…魔法を使えるか?だな。


「博士、私に指示させてください」

「わかった、トリーの指示を聞くように」

「わかりました、ご指示をどうぞ」


こちらを向いたハルナ、さて、最初は…


「よし、身体の内の魔力を感じとれる?」

「はい、何か熱いものが…」

「イメージして、その魔力を少し排出して薄く幕を張るように」

「はい…どうでしょう?」


おー出来てる出来てる。魔力感知と障壁。次は。


「んじゃ、次のイメージは周囲の空気を集めて絞って水を出す!」

「はい、出来ました」

「出した水から熱を抜き取って凍らせる」

「はい」

「魔力加熱して燃やす」

「出来ます」

「そこの土の粒を揺すってへこませる!」

「出来ました」


補助魔法は問題無さそう、攻撃魔法はどうかな?


「魔力集中して増強!氷の刃を精製してこっちに飛ばす!」

「はっ!」


ビシィッ!


おおー、中級氷魔法ぐらいの威力あるんじゃない?かなりデカいツララをなんとか俺の障壁で受け止めたけど結構揺れたな。


「す、すごいじゃないか!トリー、ハルナは」

「まだまだ!ハルナ、魔力を身体に巡らせて強化!これを手で切って」

「はい!」


身体を魔力でうっすら輝かせて飛び込んでくるハルナの前にステンレス魔鋼の塊を差し出すと手刀でスパン!と叩き斬られる…怖っ!


「よ、良し、チェック終了。ハルナお疲れさん」

「ありがとうございました、次は何を?」

「う、うむ…あー裏庭の掃除でもハイネとしててくれ」


綺麗に刃物で切ったようなステンレス魔鋼の切り口を見てた博士がそうハルナに指示を出すとハイネおばあさんがメイド服を持って来てくれて、ハルナに着替えさせてから掃き掃除を始める。


「トリー、確かに完成したが…」

「ええ博士。出来良過ぎですね。王様はまだ気づいてませんが…この技術を広めると強力な兵士が大量に生産出来てしまいます」

「むむむ…能力を制限するか」

「ええ、コストもかかりますしハンナ型をちょっと改良してそっちを提出しましょう」


掃除途中のハイネおばあさんにゴーレム・ハンナを呼んできてもらって。やってきたハンナの動作を止め、身体の作り直し。ハンナもハルナと同じようにスリムボディに、しかし作り易さも考えて普通のステンレスで、手足の指関節は従来通りに。コアになる魔石をもうちょっと良いものに変え、魔力貯蔵の魔石を追加で取り付けて。このくらいにしておこう。起動!


「どうかな?ハンナさん」

「…あ、だいぶ動きやすくなりました」

「魔力は感じられますか?洗浄出来ます?」

「ええ、なんとか…【洗浄】あ、出来ましたね」

「成功ですね。博士」

「うむうむ、陛下に捧げるのはこちらの方が良かろう」


よし、ハンナ改を正式バージョンとして王様には採用して貰おう。ハルナは…博士にしばらく預かってもらうか。


◇◆◇◆◇


「じゃあ1日1回、身体を洗浄した後に関節へ挿してね」

「わかりました、ありがとうございます」


忘れないうちにハンナ改とハルナに体に刺す潤滑油を渡して、もう夜も遅くなってきたのでハイネおばあさんと一緒に館へ戻す。さて、もう一個実験してみようかな?


「トリー、まだ何かやるのか?」

「ええ、ミミムちゃん用に新しい杖をね」


どんな形にしようかな?ちょっと古いけどやっぱカッコいいしコルト・ドラグーンを参考に…さっきハルナに叩っ斬られたステンレス魔鋼で銃身と5穴シリンダー、引き金を引いたら撃鉄が倒れるだけ、シリンダーを回転させる機能も無い簡単なのシングルアクション機構をステンレス魔鋼【変形】させて作り出し。それら部品を頑丈なフレームに収めてシリンダーを振り出す機能も省いた簡単なリボルバー拳銃の形を作り出す。


「これが杖?」

「ええ、銃杖lガン・ワンドとでも言いましょうか」


魔力を通しやすく杖にも使われる黒檀とミミムちゃん達に買ってきてもらった上質な魔石を【収納】から取り出し、黒檀をリボルバーのグリップの形に【変形】させて取り付ける。氷、雷、土、聖、そして無属性、それぞれの魔石をシリンダーに入るように【変形】させて【増強】の魔方陣を書き込み一個一個、それぞれシリンダーに装填する。小粒な魔石に【魔法発動】と【放射】魔方陣を書き込み撃鉄に取り付け…これで一応撃てるかな?テストしよう。


「とりあえずこんな感じかな?起動してみます」

「うむ」


裏庭反対側にターゲットになるように【収納】からボロい鎧を取り出し置いてきて、戻ってきて銃杖を【念動】で構え、シリンダーを氷の魔石合わせ…魔力を少し流し、撃鉄を起こして引き金をゆっくり引く。


バシュン!


おお、結構大きな氷の刃が銃身から打ち出されて鎧に突き刺さった!成功成功♪次は雷魔石のシリンダーに変えて撃つ。


ビシャーン!


よし!雷撃が飛んだね。次は土!


ドン!


岩の弾丸が鎧を粉砕。最後に無属性。魔力を流す時に火をイメージして。


ボガーン!


…威力強すぎ?青い炎のファイアボールが鎧の残骸を焼き尽くしちゃった。ま、まあ成功かな。


「なんじゃ、面倒くさいことをするのぅと思うてたが…魔石を切り替えれば魔術師本人が使えなかった属性も使えるって事か?」

「そうゆう事です。ついでに魔力増強と打ち出しの魔法陣を刻んでありますからより遠くに強力な攻撃魔法を撃てますし、詠唱省略出来ますから…魔石を入れ替えれば他の魔法も対応できると思いますよ?」

「ふむむむ」


とはいえ、これじゃ狙いにくいから照準を銃身とフレームに取り付けて…銃身の照準、照星のさらに前に小粒な光の魔石を取り付けレーザーポインターみたいに。後は接近戦にすぐ対応出来るようにステンレス魔鋼で短剣の刃を作って銃身の下に取り付け。それから収納するホルスターとベルトをホワイトブルの皮で作って…完成かな?


「後は実際にミミムちゃんに使って貰いながら修正していけば良いでしょう」

「良いなぁこれは、しかし魔石をこんな贅沢使う杖なんてなかなか作れないじゃろ?」

「明日朝アズくんにコピーして貰えばすぐ出来ますよ♪」

「なんでもありだな、おい」


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