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戦車木人拳

台風すごかったたん

お昼休憩を終えて、おばあさんを村に送り届ける。背中に乗せて…ついでに白薔薇の騎士さんも一緒に乗せて街道を南にそれて進む。


「おばあさんも白薔薇の騎士さんも大丈夫ー?」

「ああ、快適だよぉありがとねぇ」

「ぬ、ドランと呼べぃ、のおおお!」


村への道は割と平坦で揺れも少なくて…病みあがりのおばあさんの体調が心配だったけど大丈夫そう。ドランのおっさんは最初乗るの拒んでたけど


「怖いんだ、ふーん、御婦人を一人で魔獣に載せるんだ、ふーん」


と煽ってあげたらあっさり乗って来た。ふっ、チョロい。しかし、周りを囲う装甲板を握って固まってる…やっぱり怖いんだな。幸いおばあさんの家がある村は近くて何事もなく1時間ほどで到着。


「ありがとよぉ、送って貰って…お茶でも飲んで行くかい?」

「いや、王都へ向かう途中だから気持ちだけ…」

「そうかい?じゃあ…これ持ってきなー」


と言って渡して来たのは干してあった薬草の束。【鑑定】


【鑑定】サモネラ・殺菌作用、多量服用すれば毒


なるほど、産後の感染症予防にこれを使ってたのか。民間療法みたいなのでもバカには出来ない。


「ありがとうございます、大事に使いますね」

「良いってことよぉ、またなんかあったら寄りなぁ」

「バイバーイ」

「わんわんたん」


良いことした後は気分良いね、改めてパンツァーフォー!


◆◇◆◇


キュラキュラキュラキュラ


「まったく…お主は一体何者なんじゃ?」

「通りすがりの戦闘車両だ」


街道に戻る途中、それまでしかめっ面してた自称白薔薇の騎士が唸り声とともに尋ねてくる。


「戦闘車…両?」

「もしくはメルカリウス冒険者ギルドの…トリーさんだぞ!」

「は?」

「トリー、おじさん困ってるじゃーん」

「おじさんとは失敬な!まだ22歳じゃ!」

(「「「「えー?」」」」)


これは万国ビックリ人間ショー、どっからどう見てもドワーフの親戚だがこれでも若手らしい、奥が深い。


「今は我が輩の話ではない!トリーと申したか、其の方の事だ。人の言葉、東方語を話す魔獣など見た事無いぞ!」

「いやいや魔獣じゃあーりませんから、もともと人間でこのゴーレムの体に封じられただけですから」

「な、なんだそれは!そんな事があり得るのか!」

「え?トリーって人間だったの?」

「知りませんでした」

「知らなかったたん」

(そうだったんっスか?親分)


ちびっこ達、そこ混ぜっ返さない。


「いま気がついたがおかしいのは君達もだ、普通、犬やスライムもしゃべらないぞ?」

「わんわんたん」

(………)


「今更喋れないふりしてもこの我が輩の耳は誤魔化されんぞ?」

「まあまあ、そこはこの私の顔に免じてそこまでにしてくれまいか」

「どんだけ偉そうなんじゃ、お主は」

「あはは♪この子達は私とこの女の子の従魔だからコミュニケーション…話が出来ないと指示出せないでしょ?」

「従魔…という事は魔獣使いなのか?初めて見たな」


キョトンとした顔でアルとアズの二匹を見てるおっさん。そんな珍しいのか?…あ、レーダーに反応


「冒険者兼業だけどね、おっと、お客さんだ、みんな一度降りて」


街道へと戻る道を塞ぐ様に何匹も魔物が…みんな降ろして自走砲から3号戦車に【変形】して


「な!形が…オーク!しかもこんな…」

「ドランさんは子供達の手助けお願いします。アズは私の方に付いて奴らを近づけない様に注意して」

「お、おい!こんな子供達に戦わせるのか?」

「この子達だって冒険者、大丈夫、囲まれない様に注意してればやれます!ね?」

「あったり前よ!」

「任せて下さい!」

「わんわん!」


目を赤く光らせてる中型の魔物、オークが群れをなして立ち塞がる、問答無用の様だな、目標500、榴弾、よーい…てえっ!


ドン!…ドガン!


「なあっ!」


離れた所にいるひと際大きなオークを爆殺して、ミミムちゃんたちと二手に分かれ各個撃破、肉薄して来た奴をログくんが止めてミミムちゃんの魔法やアルたんのブレスで焼いていく…こっちも負けてられない。オークが肉薄する前に二丁の機関銃や主砲で片っ端から血祭りに上げていく。


「こんな簡単に…」

「おじさん、ボーッとしてたら怪我するよ?」

「あぐあぐー」

「お、おう…すまん」


接近するオークを横からミミムちゃんが杖で殴り倒してアルフィンがトドメを刺す。粗方片付いたかな?


(僕、全然戦えなかったっスー!)


ぽよぽよ飛び跳ねながら拗ねるアズ、酸弾で1・2匹倒せてたけど、もうちょっと戦うのに向いてる能力付けさせようかな?


「なんかもう…お主は形が変わってるし、あの爆発の魔法でオークが簡単に倒されてるし…子供達もその辺の騎士並みの戦闘力はあるぞ、どうゆう事じゃ」

「冒険者ならあのぐらいの雑魚、普通楽勝じゃないの?」

「いや、騎士団が出動して討伐にあたるレベルじゃ、それをこの人数で…」


ふーん、そうなんだ。あ、ついでに【鑑定】


[ステータス:ドラン・マーガメイヤー]

Name:ドラン・マーガメイヤー

種族:人間

性別:♂

年齢:22歳

レベル:21

職業:騎士

HP:160/162

MP:60/69

STR:65

INT:48

DEF:99

SPD:45

LUK:45

VIT:99

武装:ショートソード、ラウンドシールド、鉄のフルプレートメイル、ハルバード、皮のマント


魔法:補助魔法《初級》

技能:身体強化、旋風撃、岩斬撃、二段突き

耐性:耐衝撃、耐刃、耐火

称号:浪人


…ふむふむ…あれ?ログくんとたいして変わらないな。そうゆうものなの?それとも種族的な違い?ちょっとこれじゃ…就職難しくね?


「なんじゃ?我が輩の顔に何か着いてるか?」

「いえ、それより他の魔物を呼び寄せちゃうからオークの死体、片付けましょう」

「う、うむ」


倒したオークは28体ハイオークが3体オークロード1体。大漁かな?みんなで手分けして解体…やっぱ人型ってちょっと抵抗あるけどね、血抜きし肉と皮と牙と魔石に分解して【収納】使えないところと抜いた血は穴に埋める。


「収納魔法まで…」

「なんなら作ってあげましょか?」

「え?」


ログくんにも作るし、ついでだ。さて、遅れた分を取り戻そう。再びみんなを乗せて王都への街道へGO!


◇◆◇◆◇


それから1時間ほど走って、日が暮れる前に夜営の準備しょうとまた少し街道を離れ大きな木の下に。夕飯にローズマリーを効かせたホーンラビットの白ワイン煮込みにパンを添えて出すとみんな貪り食ってる。ドランさんなど3杯おかわりして膨れたお腹をさすりご満悦。


「トリー殿、馳走になった、野外で野宿とは思えぬほど快適だな」

「ありがとうございます、喜んでもらえて何よりですよ」

「戦えば騎士団の1隊と変わらぬ戦力、移動はその魔導の足で馬車より早い。なんとも羨ましいことよ」

「まあ、その代わり初対面では必ず魔物扱いですけどね」


使った食器等を【洗浄】で洗って片付け、木の下に大型テントを張る。


「こんなものまで…」

「俺は必要無いけど子供達にはあった方が良いでしょ?」


テントを覗き込んで感心してるドランが振り返り、立てた親指で子供達を指して。


「おお、それよ、お主の力も凄まじいが、この子達も尋常じゃないぞ?」

「そうですか?まあ戦闘時に連携のアドバイス等はしますが…普通でしょ?」

「いやいや、いくらなんでもあの年頃でオークを倒すなどそうそう無いぞ、お主のアドバイスとやらがどんなものか…」

「試して見ます?さっき見てたらドランさんあんまり体のさばき方が良くないようで」


そう言うとその辺に転がってた枝を【切断】で棒状に整え、それを4本作り鳥居の形に組み上げて


「これでお相手しますよ、さあ!隙があったらどこからでもかかって来なさい」


鳥居状の棒を【念動】でシュッ!シュッ!と振って見せると、ドランがニヤリと顔を歪ませハルバードを握り立ち上がる


「よかろう、いざ、尋常に勝負じゃぁぁぁ!」

「よっしゃ、バッチコーイ!」

「うおおおお岩斬撃ぃぃぃ!」

「甘い!ハイ!ハイ…ハイィ!」


鳥居の片方の端でハルバードを受け流し、その反動を使って反対の端でドランの肩にめり込む程の一撃!


「なんで技の名前を叫ぶかな?何やってくるかバレバレですよー」

「くっ、まだまだーっ!」

「ハッ、ハイィ!…攻撃が単調!スピードで劣るならフェイントなど当てる工夫をしなければ」


膝をついた姿勢から立ち上がり猛然と突っ込みハルバードでの突きを放つ。フッと穂先が一瞬ブレたからなんかスキルかな?でも難なく鳥居の木で穂先を挟み込んでひねり、ドランの手から奪い取り反対の石突きで頭部を痛打する。


「ぐっ…」

「面白そうたん」

「次、僕もお願いします!」


うずくまるドランを見て、今度はログくんが立ち上がり剣と盾を持って構える。


「さあ、こい!」

「たぁーっ!」

「元気ねー」


身体強化を使ったのかログくんの体が淡く光り、突進して来るけどまだ甘いな。鳥居でやすやすと受け止め、下から軽く弾き飛ばし空中に浮いた所で鳥居で左右からビシビシと連撃。ミミムちゃんはアルたんを抱っこしてもう寝る態勢、やっぱ女の子だね。


「体が小さいから真正面から敵に当たらない!低く、正面から少しズラして当たって相手のバランスを崩す!」

「はい!たーっ!」

(僕もやりたいっス!)


再び突っ込んできたログくんを鳥居の木で受け流し軽くあしらって…一緒に見てたアズもぷるぷるしながら自己主張、うーん…【収納】から今まで回収した物の中から小ぶりな剣と盾をアズにあげると一度飲み込み、ピカッと光ってから剣と盾をスライムボディから出して構える。ん?さらに進化した?



[ステータス:アズ]

Name:アズ

種族:キュアスライム

性別:♂

年齢:1歳6ヶ月

レベル:12

職業:遊び人、従魔《主:トリー》

HP:95/96

MP:135/145

STR:45

INT:106

DEF:42

SPD:60

LUK:76

VIT:280

武装:酸弾、治療弾、魔力回復弾、毒消し弾、ショートソード、バックラー

装備:


魔法:

技能:吸収、分体、伸縮

耐性:耐水、耐衝撃、毒無効、麻痺無効、耐精神

称号:食いしん坊



[ステータス:トリー]

Name:トリー

種族:戦車

性別:♂

レベル:34

Type: 【III号L型】、95式チハ、M7自走砲

HP:579/585

MP:382/425

STR:330

INT:245

DEF:380

SPD:180

LUK:35

FUEL:521/750

兵装 主砲:81/84 機関銃A:2402/3500 機関銃B:2520/3500スモークディスチャージャー:3/3 スティンガー:1/1 トレーニングバー

装備 ゴム貼り履帯、ドーザーブレード、暗視装置、トランシーバー、有刺鉄線、大型テント


魔法:修理・補給、念動、補助魔法《中級》、攻撃魔法《中級:火・水・氷・風・土・雷・聖》、回復魔法《中級》、錬金術《中級》、空間魔法《中級:収納》

技能:鑑定、周囲索敵、改造・パーツ召喚、解体《初級》、魔力感知、障壁、身体強化、同時並行詠唱、属性付与、従魔《従:キュアスライム・アズ》

耐性:耐火、耐熱、耐冷、耐衝撃、耐刃、毒無効、麻痺無効

称号:渡来人、交渉人、冒険者(仮)、中級ハンター、料理人《初級》、盗賊キラー、兵士キラー、ナイトハンター


進化ポイント:270


少林寺とか酔拳とかキン肉マンとか大好きです

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