第三話~【僕】の記憶だそうです。~
……スキルとか称号とかは分からないので置いておこう。
それよりも、記憶継承と言っていた事の方が気になる。
というかまずこの状況を説明してほしい。
何故ガリガリの体なのかとかステータスの事とか。
特にステータス。
考えていても仕方が無いので、状況をできる限り把握しておこう。
この体では寝返りを打つ事も出来なさそうだから、目だけで周りを見渡した。
やはり、地面に寝転んでいるようで、少し体が痛い。
自分は、鬱蒼とした森の中に居るようで、植物しか無かった。
動物は一匹もいない。
遠くから鳥の鳴き声は聞こえて来るが、目が届く範囲にはいなかった。
こんなに自然が豊かな所なんだから動物ももっと多いはずだが……
他に何かないか見ていると、寝転んでいる地面に幾何学模様が組合わさったような模様が描いていた。
赤黒い、血のような色が少し不気味に感じる。
模様があるところには何も無く、木や草も避けるように生えている。
その模様の上に自分は寝転んでいるようだった。
これは何だろう……危険な物だったら自分は危ないんじゃないだろうか。
少し不安になる。
まあ記憶継承が済めば分かるのだろう。
……少し眠くなってきた。
この体では眠気をコントロールするのも難しいようだ。
………ゆっくりと瞼を閉じる。
意識が暗く遠退いていった………
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………………………私は
………………………私?
………………………違う
………………………私は
………「私」じゃない
………………………私は
………………………何?
………………わたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしはワタシはわたしは
………………………私は
………………………ぼく
………………………そう
………………【僕】だ
僕は……………………………………………………【ニンギョウ】
カラッポノ…………………………ニンギョウ。