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プロローグ2
■■は走っていた。
上から受け取った情報に間違いがあり、任務を完了できなかったのだ。
今回のターゲットは護衛が少なく、本来なら■■がわざわざ出向くようなものでは無かったが、なぜか■■が指名された。
■■にとって、これは簡単過ぎる任務であり、上も甘く見ていたのか最低限の装備しか渡されなかった。
■■もあまり警戒していなかった。
しかし、潜入しようとした時に、同業者が多くひそんでいる事に気づいた。
しかも、■■とは目的が違うようで、ターゲットを守るように配置されていた。
ここで、撤退しようとしたがすでに気づいていたらしく何人かが後を追ってきた。
全速力で走ったが装備が悪く、すぐに追いつかれ、殺されてしまった。
■■に、最後まで感情はないままだった。