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ある日の会話

作者: 祭

■ある日の会話


祭理


ある日の街中で

もうすぐ30歳になる男性と、その近くを歩いていた女学生が消えた。


そこは異様な部屋だった。

全ての家具、内装が赤と黒だけで構成された部屋は目に痛く、

現実ではあり得ない場所だった、そして不吉な雰囲気を漂わせている。

小部屋のあちこちには拘束具とかなり大きい壊れた人形、普通の人間ならどれか一つを目にしただけでも眉をしかめるような代物が所狭しと並んでいた。

部屋の真ん中には一般的なベッド位の大きさの台が置かれ、その両端には鎖と拘束具がついていて、ここだけは別の赤に染まっている。

既に先客のいるその「調理台」には、一人の少女がその肢体を繋がれていた。


がちゃがちゃと、己を戒める鎖を揺らしながら、少女は身体を震わせた。

少女の身体にはところどころに

傷があり、すらりと伸びた手足は、大きく広げて鎖で繋がれ、赤い台の上に大の字に磔にされている。

(ああ……もう……だめ……)

少女は、小部屋のドアを開けて入ってきた人物に気付いて顔を引きつらせた。

「やあ、どうだい? そろそろ私に調理されたくなったかな?」

にやりとした笑いを、そのいやらしい顔に貼り付けた男を少女は虚ろな瞳で見つめた。

「貴方は何者?ここはドコなの?早く家に帰して!」

「自己紹介か~ いいよ、私みたいなのは追放者(アルヴィス)と呼ばれている。」

「………」

更に少女に近づいた男性は

「パートナーがいれば私は強くなれる、君で96人目なんだ」「今までの95人は?」

「この部屋の人形達は95体あります~ この人形達は原料はなんでしょう⁇」

その時、

パキッ

プラスチックや鏡を割ったような音が部屋中に響く

「誰だ⁈」

叫んだ男性の肩をトントン『誰か』が叩く。

「私たちは~通りすがりのカップルで~す。」

振り返ろうとする男性に

「さすがに顔面にショットガンはやり過ぎだな」

「そうですか~ せんぱいはハンマー持っているクセに」

「この部屋に入るには結界を部分的に壊すした無かったんだけど……」

「このガキ共が、私の結界を舐めるなよ」

地面から無数の鎖が飛び出て2人に巻きつく「女は調理で男は喰う‼」

「拘束された少女って萌えませんかせんぱい?」

無視ですか~ と泣いてるが、

「大事な話がある!」

AM:06:29

「結婚ですか⁉」

「明日はグリー○パケットの発売日なんだ(朝6時30分から)」「「⁇」」頭の中が?で埋めつくされる自称追放者&ショットガン女

「後3秒で決着をつける、顕現"月下の調律"」

部屋が消え、気付けば男性とその他2人は月の綺麗な廃墟にいた。

「結界を侵食した⁈」

そうだ。とつぶやき

「初音!何か社会的にヤバい人形遊びをしている男性を潰せ!」

「ショットガンタイプ顕現"ヘリオトロープ"

効果は当たれば相手は必ず死ぬなんですよ~」

「ちょっと待て、この学生がどうなっても………アレ⁇」

「さっき現実に戻してきた」「喰らえ~ 死の咆哮」

さっきのハンマーで男性を潰す人

「ショットガンは⁈」

いらなかったらしい。


数日後

「せんぱ~い」

「あれからあの女学生はどうなった?」

「ちゃんと元気になったみたいです~残念なのですっ!」「本心から?」「はいですっ」

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