クリスタル・ロード 0063 販売開始で大ヒット!
少し短いです。
悪い流れ?
「何が起こりそうなんですか?」
「そこまではわからないけど、心の準備はしといたほうがいいよ」
「父さんに知らせておく方がいいかな?」
「あ~ 、それはどうかな? いきなり地脈と言われても他の人は信じられないかなと思う」
「う~~ん、そうか」
「それに何が起こるかまでわからないからね、対応しようが無いのでは?」
「むむむむむ・・・」
確かに、『何か起きるぞ』だけではどうしろというのか、だな。
「わかりました、気を付けますが他に気付いたことがあれば言ってください」
「うん、わかった!」
「あ、話は変わるけど固形ポーションの味見はしましたか?」
「あ~、あれね、 試したけど変な感じね~ 味は悪くないけど」
「果物やコーヒーなど、もっといい味にしようと思ってますから」
「あ~ それなら食べやすくなるかな、それと、ポーションは別として単に携帯食としてはどうかな? 栄養剤を入れて」
「携帯食! でも紛らわしくないですか?」
「色や形を変えたらどうかな? 容器も別にして」
「なるほど、 リーシャと母さんに相談してみよう」
更に試作を重ねて、問題無しとなったので量産を始めた。
携帯食も少なめで作っているが、これは売れるかどうかだが、パン屋とギルドで売ってもらうか。
======================
畑でポーションの原料採取をしていたらジョーイに呼ばれた。
「私の弓の工匠に手紙出したら、複製を許可するって返事きたよ!」
「おお、やった、 早かったですね」
「こっちで発注しておくね、代金よろしくね」
「了解です」
そうしてそちらは一週間ほどで完成した、 早い!
固形ポーションはギルドで販売されるとすぐにヒット商品となった。
生産が追い付かないほどで、大忙しである。
携帯食の方は、必需品ではないのでそこそこ程度だが徐々に伸びている。
両方、魔法塾でも販売するので、そちらも順調に売れている。
「あ~ 疲れた~、腰痛い~」
ムーアさんが慣れない畑と、固形ポーション造りでへばったようだ。
畑の脇の芝生に寝転がっている。
「人を増やさないとダメかな? 製造が追いつかなくなってるし」
「そうして~~~」
他の人等も疲れが見える、 ギルドで求人をしようか?
それにジャンヌさんに弓を渡そうと思うが、何と言えばいいだろうか?
それに・・・あの人の本名、何だっけ? 聞いてないし。
それに訳ありらしいから、弓を贈って問題ないだろうか?
ギルド長に聞けば何かわかるかな? と、こっそり聞くことにした。
「おう、あいつの名前は ジャナスウェンナ・ユールウィン・ポーブウォールだ」
「え?」
「長いだろ? だから本人はジャンヌと呼べと言っとった!」
ホントにジャンヌさんなんだ!
「わかりました、それとあの人、元弓兵なんですよね?」
小さな声で聞いた。
「よく知っとるな、 そうだぞ、優秀だったようだ」
「あの、今は受付なのは、何かあったからなんですかね? もったいないなと」
「ああ、他国の戦でな、かなりひどい戦況だったようだ、それでな」
「やはりそうですか」
「弓をやめるまではいかんが、しばらく休みたいらしいな」
「スカウトしたいですけど、まだ無理のようですね」
「わしからも言ってやろうか?」
「それとなくお願いできますか? 怒らせない程度に・・」
「おう、わかった!」
名前はわかったし、取りあえずプレゼント作戦だ。




