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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
1 迷いの章

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クリスタル・ロード 0034  街の巡回をする

 火事の第一発見者として、衛士から聞き取りを受けるが、無事終了。


原因は家主のお年寄りが、調理中の鍋を放置して油が過熱、炎上と判明した為。

放火では無いので疑われることもなかった、 一安心。

首飾りの事は話さずに済んだし、発見が早くて良かったと褒められた。


 これでとりあえず、災い感知が本物なのはわかった。

なので続けて行こう。


でも、こればっかりで歩き回っていると遊んでいると思われそうだ。

それでうちのポーション売り込みと、リーシャ母さんの魔法塾と、パン屋の宣伝を

しながら街をまわることにする。   


 ポーションと言えば、まずギルド。

ギルドには安く卸すことになり、その代わり魔法塾のビラを貼らせてもらい、塾でも

ポーションを販売するし、塾生は割引されるという仕組みである。


パン屋でも塾のビラを貼り、パン屋は塾でパンの出張販売、生徒が増えればポーションの売り上げも増え、香料や栄養飲料などポーション以外の物も売れる。


うちの畑が広がったので、香料なども増産しているのだ。

それをパン屋でも売ってもらう。


これで3者、得をするのであった。   

ちなみに自分が勝手に決めたわけではない。

うちとリーシャ家の母同士と、パン屋店主、ギルド長が話し合った結果だ。


他に売り込めそうなところはと考えていると、あの露天商ミミー・ムーアさんがいた。

それも目の前にいる。

何でこの人は探しもしないのに目の前に現れるんだ。


 「私に用でしょ?」

「用ですけどね、確かに用有りですけどね・」   

「あ、お父さんに売り込みして良いことになった? 行っていい?」

その件は父さんから許可されたけど・・・


 「じゃあ、ここでうちのポーションを売ってもらえますか?」

「ポーション?  普通の?」

「うちのポーションなので、上質な!」

と言っておく。


「私、通常のアイテムは扱わないんだけど・・」

そうですか、 と、他を当たろうとすると服を掴まれる。

「上質なら別よ!、扱うから! ポーション仕入れます、ぜひ」


これで売り込み成功。    


 明日にでもうちに来ることになったが、平日だと父さんがいるのは夜だけどと言ったが問題なしと言われる。


「夜に女が出歩くのは危ないと思った? 優しいね」


あの妖しい笑みで言われた  うーむ、この人なら大丈夫か?

何か顔が赤くなりそうなので、次を当たろう。


 街の外れまで歩いているが、売り込めそうなところが見当たらないな。

この辺だと店が無い、やはり商店街でないとだめか?


腹がすいたので切り株に座って、ポケットに入っているお菓子を取り出す。   

リーシャ製クッキーだ。


ブルーベリー入りで甘酸っぱく、バターの香りと交わり口で溶けて体に染み渡る。

他はビスケットだろうか、あっさりしたのもあるが、さくさくとした食感が良い。


今度塩味の物を提案してみようか。

女の子は甘い方がいいんだろうか?


 などと考えていたら首飾りが反応している。


急いでお菓子を飲み込んで、方向を確かめると街の外側・か?

光の向きを見ながら、走り出すとゆっくりと光が移動する。    

前のように回り込むように通りを選ぶと徐々に位置がわかる。


 広めの庭のある一軒家で、庭で(ニワトリ)が飼われている。

どんな災いか? また火事か? 少し見ているがそんな様子が無い。


勝手に入るわけにはいかないし、魔法塾の売り込みでもするか?



困っていたら、首飾りの反応が強まって光が大きくなっている。




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