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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
1 迷いの章

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クリスタル・ロード 0025  調査開始

とりあえずあの露天商のお姉さんの所へ行こう。


父さんから頼まれたアイテムの件があるしね、手持ちだけでは足りないし。

そういえばあの人、名前はなんだっけ?


「ミミー・ムーア よ、 ミミーでいいわ 」

そう言われて驚いた、 いつのまにかに目の前にいる!


「あれ? いつ店の前まで来たんだろう」  ???

「私に用なんだよね?」

確かにそうなんだけど、あれれ?


「まいど~、何がいいのかな? 呪い人形・欲しくなった?」

「いえ、それじゃなくて・・・」   

父さんから言われた雷玉とか、重化液などなどを伝える。


「今、全部は無いのよね、足りない分は後で・・お宅に届けようか?」

「え? いいんですか?」

「お得意さんだからね、これからも買ってくれそうだし、えへへ」


「それは助かるかな? それにご近所で魔法塾が開くんでそっちでも売れると思いますけど、どうですか?」

「えっ ほんと? 売り込むかな」

父さん達のチェック次第だろうけど、たぶん大丈夫だろう。


 「やったー、商売繁盛の予感!」   

ようございました。


「あ、そうそう、あの首飾りもう少し貸してね、まだ調べ中なんだ」

ああ、レフさんたちが見つけたあれね、はいはい。


「代わりにこれ、貸しとくよ 少しは役に立つと思う」

別の首飾りを渡された これは?  これも少し古そうだ。

「災いを感知するアイテム! 風水器っていうの」


風水? どこかで聞いたような? どこだっけ?


 「災いと言えば、あの魔物襲来で、大丈夫でしたか?」

「うん、これに反応したからね、逃げてたから問題なしよ」

「ああ、 え、じゃあこれ借りてたらその間、危ないのでは?」   

「同じもの、もう一つあるからいいのよ、気にしないで」


 それでは借りるとしますか、なかなか良さそうなものだ。

大きめの丸い石がはめ込んであり、夜空のように深い紺色で艶がある。


「災いが来るときはその方向が、星のように光るからね、気を付けて」

そう言って妖しく微笑む。


 相変わらず独特の雰囲気の人だ。

ミミー・ムーア さんか、覚えておこう。

アイテムを一部受け取って、次はギルドへ行く

リーシャの母さんから頼まれた、魔法塾のビラ張りがある。   

リーシャは自分がするからと言っていたが、こちらにはついでにすることがあるので

都合がいいからと請け負ったのだ。


 ギルドに行って受付さんに聞いてビラを貼ると、今度は数か所に這っていいという。

冒険者さん達に関係が有るからと。


そうか、魔法の勉強したい人いるもんね、上達したい人だって。

ビラを貼りながら、さりげなく周りの冒険者たちの話を聞く。

実は情報収集の為、(うわさ)話を聞きに来たのだ。

   

 衛士隊でも調べているので、素人(しろうと)にできることなどさほど無いけど。

でもぽつぽつと、魔物襲来の話が出て来る。

だけどやはり想像程度で、参考になるほどではない。


大型の魔物に追われたか、知能の高い魔物が率いているか、それとも人間か?などで

他国の陰謀か? というのもあった。

確かに有りうるのか、と思うが、証拠が無いとどうしようもない。


「あ、魔法塾、始まるんだ?」

考え事をしていたら、声を掛けられた 男女の二人組だ。


「2時間講義で週2回、月に銀貨1枚? 安いよね?」   

「安いな、正規の学校で無いとはいえ」

「あの大魔法を使った人なので実力は十分と思いますよ」


そう言って宣伝しておこう 協力、協力。


「ああ、それ私は見て無いけど、聞いた聞いた、凄かったってね」

「俺は少し見た、離れてたけどな、確かにあれなら・・」


 そう言っていたら、人が集まって来た。

「あー、魔法塾な、始まるのか」


「私、行こうかな、レベル上げたいし・・場所は?」

「街の(はず)れですが、その分広いし、安いし」

と言っておく。

   

「ギルドですると良いんだけど、しょうがないか」

「だな~」

などと言いながら、冒険者達の関心が集まっている。


これは・・・盛況(せいきょう)の気配かな? 

今でも20人ほどがビラを見ている。


 そして魔法塾の開始の日が来た。


・・・・・・・・


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