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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
1 迷いの章

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クリスタル・ロード 0023  顛末!?

 「ファイヤー・モンスター!」

「なんの!強化・瞬足!!」


父さんとリーシャ母さんの勝負になってしまっている。

「ちょっと待ってくださーい !」

お嬢様が慌てているが、2人には歯止め効かないか?


「もうっ  ビッグ・ウェーブ !!!」

え?


「なにっ?!」

「あら !」   

二人が、いえ自分も驚く。


ドドドドッ と音が辺りに響いて大波が向かって来る。

これは・・大魔法なのでは?

「おわっ」


「キャッ」

「自分も?」

ドン! と大波をかぶる 当然流される。


ザ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン

     ざざざざざざ  ざん   シャワシャワ・・・・・。

    

「う~~~~~~~~」

「むむむむ・・・・・・」

「まあ、こうなりますよね」


レフとグロフはどうなったろうか・・・・・・少し流されたが無事なようだ。

「リーシャ、 リーシャはどこだ? 無事か」

辺りを見回すがいない?  どこだ!?


「大丈夫ー 」と遠くから声がする。

林の中、大木の陰にいる ほっとした。


「慣れてるから、へいきー !」

慣れてるか、あの母さんだからね、うちの父さんの事もね。 


 リーシャとフレアお嬢様以外はずぶぬれである。

しかも土魔法を散々使った場所なので、泥水なのだ。

ようするにみんなかなり汚れている。


「「「「「う~」」」」」


 「今日はこれまでだな」 これは父さん。

「そうね、しょうがない」 リーシャの母さん。


「すみません師匠、やむを得ず・・・」

これなら穏便な結末か。   

雇われた男2人は茫然としている 薬はもう切れたかな?。


「リーシャー、 帰ろうー」

「はーい!」

遠くから返事がする。


ててててっ と元気に走って来る。

「野イチゴ 一杯採れたよー、 あとキノコとサクランボも」


この子だけ別世界の住人のようだ。

自分らは泥水でずぶぬれで、ビチャビチャと音を立てて歩いていく。

   

 帰ると母さんに怒られました、あまりに汚いので。

父さんが一番ですけどね。 


 「な、何があったの?」

ジョーイが驚いて聞く。

「まあ、その~」

レフが言いよどむ。

「少々ハードな訓練でな」

とグロフ。


そのうち慣れるだろう。

自分はこの体に入る前の記憶もある。

ずっと前からこんな練習をしていたようだ。   


 でもこの体の、前の人? 魂? は、どこへ行ったのだろう?


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