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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
2 目覚めの章

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205/208

クリスタル・ロード 0205  帰国と休暇

「そうかそうか、竜王国の王妃がそんな事を言ったとは! それは僥倖だねぇ」


領主の館にて、父さんと自分、外交担当と領主が会議室にて内々の話中である。

内々なのはおそらく王妃と向こうの国王の考えは違うからなのだ。


「贈り物を気に入ってもらえたのは良かったですよ、苦労した甲斐が・・」


テーブルについた若手の外交担当がほっとしたように手を額に当ててつぶやく。


「それで反物は早急に同じ物を買いたいとのことですが、何とかなりますかね」


父さんがお茶を飲みながら領主たちに聞く。

ここのお茶も良い葉なので父さんは既に2杯目である。


「巻いたものが百本以上ありますが、時間を稼ぐために小出しの方が良いですよね?

その間に素材の製法を研究して複製を考えていますが」  

「そうだねぇ、在庫だけで終わりではまずいからその方が良いよ」


繊維の複製も出来るのだろうか、植物や家畜の研究に関しては聞いたけどそれ以外は知らないがどうなのだろう。


「美術品、壺なども欲しいと言われましたがそちらは大丈夫ですか」

「ああ、そちらも何とかなりそうだよ、在庫が多いし製法もだんだん解明されているから、何でも技術書が見つかって解読中だとかでね」


解読に関しては呪術師のグラナダさんたちが行っているから問題ないだろう。


「それにねぇ、君らが知らないエリアも増えてるんだよ、そちらでもいろいろな発見があってね技術書やら製造所やらが発見されてて・・まだ極秘だけどね」

「誰にも言わないで下さいよ、お二人には特別にですから」   

「私は大丈夫! ネビィ、話すなよ」

「父さんこそ酒の勢いでしゃべらんでくださいよ」


酔うと饒舌になるのに、どこが大丈夫なんだか。

家でならまだしも部隊の仲間と酒場に行ったらどうなるか、そちらに口止めをしておくべきだ。 後で領主さんに相談しよう。


「それでその知らないエリアですが、自分も探索に参加できませんか?」


探索 → 未知 → 冒険 → 感動

ぜひ行きたい。


「あ~ 、やっぱり加わりたい? 君にはもっと大事な事をしてもらいたいんだけどね、どうしても?」   

「竜王国の件は一段落だし、少しぐらいいいですよね」

「まあそうだねぇ、 大事な用があれば呼び戻すけどそれでもいいかな」

「はい」


父さんは茶菓子をバリボリと食べながら呆れた目で見ているが、黙っている。

会議中なんだから、呆れるより食べるのを遠慮しなさいよ。




   ****************



そうして久しぶりの遺跡、ドラゴンソードと装備を背負い入口へ。

ここは既に地下、以前に比べ転移陣や準備の出店、受付などが整備され便利となった。


実は自分一人で入るつもりだったが危ないとか自分だけずるいだの、独り占めかなどいろいろ言われてやはりチームとなった。

メンバーはお馴染みのリーシャ、アイリス、冒険者の4人組、呪術士ムーア、ギルド受付で元弓兵ジャンヌさん、この人はアイリスの護衛だろうと思う。

ギルド長が姪のアイリスの為に雇ったのだろう、休暇を貰ったのでとジャンヌさんは言ってるがまあ、とやかく言うまい。


「さあ久しぶりに獲物を捕るぞ~」


と、冒険者達(特にレフ)は張り切っているが一応領主からの依頼もある。

マッピング(地図作り)とめぼしい物の報告、危険個所の記録等で全部が自分達の収穫になるわけではない。 遺跡は国の所有なので。


「でも獣や植物程度ならいいよな、ギルドに売っても」   

「常識の範囲内ですけどね、事前チェックされますしほどほどになら」

「でもまた、儲かりそうな気配・・・・ 久しぶりね~」

「今まで調査が続いたからな、地味な仕事のうっ憤を晴らさないとな」


にぎやかな4人とは対照的に寡黙なジャンヌさんは、それでも受付よりずっと生き生きとして弓を持って付いて来るのはさすが元優秀な弓兵、背筋を伸ばし凛々しい姿で頼もしい護衛である。


しばらく見てないうちにアイリスは少し大きくなったのでは?

前はもう少し小さく歩き方がたどたどしかったような印象があるが、しっかりとした足取りでリーシャの隣を歩いていて皆に遅れる様子がない。

これなら問題なさそうだ。 子供が大きくなるのは本当に早いなと思う。  


「なに? さっきから私達の事ずっと見てるよね」


リーシャに気付かれてそう聞いてきた。

アイリスも何だろうと振り向いて見ているが、顔だちも少し大人びていると感じる。


「二人とも背が伸びたんじゃないかと思ってね」


リーシャもだな、今気づいたがアイリスも伸びているのでさほど感じなかった。


「え~~? ネビィの方が伸びてるよ、逞しくもなってるし」


ウンウンとアイリスがうなずいた。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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