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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
2 目覚めの章

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123/200

クリスタル・ロード 0123  隠し部屋はどこだ?

美味い。


パイソンという男、いかつい体で強面(こわもて)だが料理が上手い。


見た目と料理は関係ないとはいえ、意外である。


干し野菜と肉で、シチュー?を作ってくれたが、プロ並みの味となった。


リーシャが作り方を教わってメモしている。

料理のダメなフレアでさえ一緒に聞いているほどだ。

ジョーイは食べるのに忙しくてそれどころでは無いようだが。


ちなみにあのレックスは焼くぐらいしかできないそうだが、当然だな。

自分は少しできるが・な!

スパイスや香草の使い方がポイントなのもすぐわかるぞ。   


「なんだ? なんか文句あるのか!?」

レックスと目が合うとすぐ文句を言って来た。


「べ・つ・に・!」

いちいちうるさい奴だとは思うがな。

「この野郎! 食い終わったら、勝負だ、勝負! やってやるぞ!!」


「勝負よりすぐに探索だ! 遊んでる場合か、ばかめ!」

パイソンに頭を掴まれ揺さぶられている、殴ればいいのに。

いつもこんな調子で怒られているのか、他のメンバーは放っておいて料理に夢中だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



美味くてつい食べ過ぎてしまったが、のんびりしてはいられない。   

「じゃあ手分けして探索開始だ! 3人又は2人で組んで各倉庫を調べる、狙いは大型の武器と思われる物、いいな?」


レフが号令して、皆がそれぞれの組で散っていく。

自分の組はリーシャとグロフだ。

子供2人と思って気を使われているのか、グロフが付いてくれている。

「このあたり危険は無いようだが見える範囲にいろよ、じゃあ始めるか」


調べた区画の前には木の実の殻を置いていくことにして、3人で見ていく。

それにしても様々な物がある・・・・が、使途不明なのだ。

危険かどうかも。


「リーシャ、触らないように見回ろう、危険な物だとまずいから」   

「そうだよね、わかった」


リーシャは軽率なタイプではないから問題ないだろうが・・・・ レックスなら?

向こうのパーティが無事な事を祈ろう。


こちらは・・レフかジョーイが危ないかな? 

フレア達が見張ってるから大丈夫?

そのあたりはグロフが考えてあるか・・・心配してもしょうがないな。


武器、武器、武器・・・・・・  う~~~ん それらしき物は???

危険な物として分けていないのだろうか?

前住人は賢い人種だったはずだから、危険な物は分けてあるはずだが・・・


全て処分(壊して)しまったのだろうか?    

それにしては刀剣類やゴーレムは残してあるが、それ以上の物は?


「リーシャ、杖は武器の事は知らないのかな?」

少し離れて倉庫を探していたリーシャが振り向いた。

「さっき聞いたんだけど、ここの事は知らないって・・ ここには案内もいないし」


「なら危険物が有りそうなところを聞いてくれるかな? 保管の仕方が違うかと思うんだ」

危険物と一般の道具が一緒というのは、道理に合わないのでは? だよな。 


「そう? ちょっと待ってね」


他の区画も見るが、危険物の保管とは思えない扱いなのだ。

見張りがいないなら、鍵をかけるなり開けにくい工夫があるのではと思う。   

責任者がいたなら、鍵はどこだ? それに危険物の警告表示があるはずだな?


この辺には鍵がかかっていないし、管理所が有るのでは?

警備室はどこだ?


以前の区画には警備室に武器があった、剣や槍程度だが。

あれは警備員用だが、それでも優れた物だ。

ならもっと良い武器にはそれなりの保管場所があるはずだよな。


「ネビィ、危険物なら多分隠し部屋になっているだろうって言ってる」

やっぱりか! 金庫のような扱いのはずだな。


なんで考えなかったのだろう?

もしやここには思考を鈍らせる罠でも有るのか? あの黒信者のように呪術か?


しかし杖のおかげで助かった。

だとすると隠し部屋の(かなめ)はどこだ?

近くには見張りや警備員を置いたはず・・・・それらしき場所はどこだ?


大きい物を隠すなら地下か? しかし転移盤を使えば違う区画に飛ばせるか?

なら転移盤を隠せばいいのか。

しかし武器を運び出すのにそれなりの広さが必要なはずだな?


大型の転移盤があるのでは?




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