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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
2 目覚めの章

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105/200

クリスタル・ロード 0105  ハイキングのような?

美味い果実なので少し持っていこう、食料になるしお土産にも。


「他にもありそうだがこれも美味いしな」

皆持っていくようだ。


「でも早く進まないといけませんね、凄い広いですし」

フレアは食べながら歩き出す、ジョーイも歩きながら食べ、採っていく。

「ホント美味しい! いいとこね~」


スキップするように歩いていくが、温かいし、天気がいいので無理もない。


少し進むと花が徐々に見えだし、地面が白や青、ピンクと色とりどりになってきた。

「あら、きれいね~~ 」


見ると木々にも花が咲いているのがある。   

これもいずれ実がなるのだろう。



花には所々、蜂が止まり蜜を集めている。

という事は蜂の巣を見つけたら、ハチミツが採れるか?

少し大きめの蜂だが、今の所襲って来る様子は無いので飼う事も出来るかな?


「少し大きいけどミツバチだね、ネビィ蜂蜜好きだもんね」

「あ、やっぱりわかった?」


「蜂蜜採れたらいいけど、殺しちゃうのはかわいそうだし・・飼えたらね」


やはりそうすべきか。


「木の実もあるよ、あの木!」

「あ、向こうにもありますよ、あっちにも・・」   


フレアとジョーイが指さす先に赤や黄色、白の実が生っている。

小さな動物や鳥が食べているのもあるので毒はなさそうだ。


「私あれも少し取って来るよ」

ジョーイが木に登ろうとするがその前にジャンヌが止めた。

「登るまでもありませんよ」


素早く弓を構え、ほぼ真上へと矢を放つと実が二つ落ちて来た。

「これで落とせますから」


「さすがジャンヌさん、私じゃ矢を無くしそう」

ジャンヌは実を落とすし、矢は近くに落ちるようにして回収する気だ。

なるほどこれは上手い。   


すぐに20個ほど、何種かの実が採れた。

「これくらいでいいですか?」


「すみませんね、こんなに」

フレアとジョーイで集めて味見をし目を輝かせた。

すぐに皆に配る。


「おお、これも美味いな、ここはまるで果樹園だ」

「ほんとね~」

そんな事を言っていたら、木から大きな鳥が木の実を咥えて飛び立った。


「お、鳥も美味そうなのがいるな」

「食料、豊富だもんね~ 鳥や獣だってよく育つよねきっと」   

そうだ、肥えた土地と豊かな作物なら、動物も良く育ち食用にもなる。


ここはもしかして・・・・・


「お昼は焼肉にしない? 今回は焼肉のタレとか付け合わせの野菜を用意したんだ」

「そうそう、俺とジョーイでなるべく多く買っておいた」

ニヤリとして言った。


「昼からか? まあ悪くは無いが」


「鳥なら私が捕るよ! 今度は私が・・」

「じゃあ俺が獣を狩るか? ここなら肥えたのがいそうだしな」


「あ、この先池がありそう、 水の匂いがしてる・・川かな?」

リーシャが息を深く吸って首をかしげている。   

 

「これは池・だね、 (よど)んでいない良い水だ」

ジャンヌが鼻を鳴らして確認した。


「じゃあ、魚もいるかな? 沢蟹(さわがに)とかエビも」

「それもいるといいな」

「ね~~~」


少し進むと木々の間から水面が輝くのが見えた。

少し大きめの池で、透き通った水で小さな魚が群れで泳いでいる。

「お、これは大きいのも居そうだな?」

レフが水辺へ寄って水中を見つめる・が、釣り竿は無いよな?


「槍で採るか? 深いかな?」   

グロフが言うが、入って大丈夫だろうか? 底が泥だと危険では・・?


「自分がやろうか?」

Bランクのクリーグさんが口を開いた。

この人は無口で、今日初めて声を聴いたな・・・


「魔法でか? 全滅させるのはまずいと思うが、ほどほどに捕れるか?」

多分フレアーの魔法だとそうなるのだろう、暴走で。


「電撃で焦がしてしまった誰かさんがいるもんな?」

「それは言わない約束では・・・?」

「池の魚、ほぼ焦げてたもんね~」


「大丈夫、風魔法で十分捕れるから」   



余裕といった様子で池に近づいて、杖を構えると水面を見つめて魔法を放った。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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