ねえ旦那様。バスってどうやって乗るの?
《この連載作品は未完結のまま約5ヶ月以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性もあります。予めご了承下さい。》
そんな言いにくい事言わせてごめん(´・ω・`)
いつも有り難うございます。
よろしくお願いします。
「ねえ旦那様。バスってどうやって乗るの?」
コロンは普段バスに乗らない生活をしている。いや、していた。
前の家は、歩いて駅に行けたのだ。
でも新しい家に来てから駅に行くにはバスに乗らないといけなくなった。
今度電車で新宿へ行く予定があるので、その前にどうやってバスに乗るのか知っておきたかった。
ずいぶん前にバス待ちの列の最後尾に並んだつもりが、すました顔で先頭に立っていたという苦い経験から列に並ぶのが怖いのだ。
先乗り、後乗り…どうやって乗るか知っておきたかった。
そして電車。
いつぶりなのか覚えていない。
PASMOには10円しか残ってない記憶。チャージもしないといけない。
コロンの事を全く信用していない過保護の旦那様。
「じゃあ一緒に行くよ」
と、コロンをまるで初めてのお使いに行く子どものような扱いをしてきたので「お願いします」と受けて立つ。
そして新宿へ向かう。
「バスって見える景色が高いねぇ」「バスが転倒したら高いから怖いね」なんてバスに乗った感想を、白目がちな旦那様にせっせと話す。
電車。ガタンゴトン…
無事、新宿についてホームを歩いていたら、前から来た車掌さんが軽く手を上げて会釈しました。
コロンも会釈し返しました。
背後から「お疲れ様でした」と声がしました。
前から来た車掌さんは、コロンの後ろの車掌さんに挨拶しただけでした。
「むぅ〜っっ!」
行き場のない怒りを隣を歩く旦那様をポカスカ殴る事で解消しました。
そしてまず、新宿の花園神社の酉の市に行って熊手を買いました。お金が欲しいからです。
その間に旦那様は、阪神ファンを公言する屋台のおっさんから焼きそばを買っていました。
さて。
焼きそばを食べた旦那様の小腹が満たされた様なので駅で解散です。
旦那様は横浜に用事があるので横浜へ。
コロンはお洋服をチラチラ見てから帰ることにしました。
駅まで行くと「あっそうだ!」と、何か思い出した旦那様。
「たくさんガチャがあるところ知ってるよ?行く?」
……。
「…いやいやいや…行かないから。お前が漂流してどうするよ」
無謀な事を言い出す旦那様を諌めるコロン。
全く。
これだからお子様は困るんだよ。
旦那の提案には乗らずに無事解散。
新宿に来た時には寄る店舗をぷらぷらして目についたニットを見る。
ニコニコと店員が寄ってくる。
店員「このニットめちゃくちゃ可愛いですよね!」
五万円!( ゜д゜))( ^ω^ )
コロン「他も見てきます。戻って来なかったら浮気したんだと思って下さい」
店員「はい!お待ちしております」
別の店舗でニットを見る。
ニコニコと店員が寄って来る。
「このニット凄く可愛いんですよ!」
八万円!( ゜д゜))( ^ω^ )
「私も今着てますが暖かいですよ!素材がリッチなのでお値段もリッチなんです…」
「買ったアナタもリッチだね…」
「…うう…本当ですよね、毎年一枚だけでも…と…」
別の店舗でニットを…
ニコニコと店員が…
「このニット本当に暖かくて!」
六万円。!( ゜д゜))( ^ω^ )
!( ゜д゜))!( ゜д゜))!( ゜д゜))( ^ω^ )
服とは全然関係ないシュトーレンを買う。
シュトーレンが安く思えたから。
「今家着いた」
心配してないだろう旦那様に、嫌がらせのメッセージを送っておく。
未完結のままの放置が心苦しいので、一応これで完結とさせて頂きます。
応援してくださった皆様、お付き合いくださりありがとうございました。
心より感謝いたします。
次は短編でのエッセイでお会いしましょう!
アデュー♡