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脳内溢れ話  作者: コロン
14/27

心の狭い物語

心が狭いだけでなく、言葉も悪いです。




よろしくお願いします。

雨の季節が近づいていますね。



土砂降りになると、人生のうちに一度はやってみたいな…と思う、土砂降りで洗車。

ガレージでアワアワにしてから出発して、泡を洗い流してみたい。

思うだけですが。


雨は嫌いじゃないです。

洗濯物が乾きにくくなるのが困るのと、犬の散歩が困るのを除けば。ですが。


雨の日、犬の気持ちは「濡れたくないけど、散歩は行きたい」か、「行ってみたけど、濡れたくない」もしくは「濡れてもいいけど、行きたくない」だったりする。

長年試して、雨が降っていたら行かない。になっている。

それでも、雨が降らない時間を見計らって、少しでも外に連れて行くようにしています。




その日は、雨が降ったり止んだりしていた。

雨の降っていない時、雲の流れを見て「まだ大丈夫そう」と見込んで急いで散歩に行った。

大きな街路樹が並んでいる散歩コース。

夏は日陰になるし、葉が生い茂っているので雨も凌げる。


「まだ大丈夫」の読みは外れ、2/3の距離を過ぎた時、ポツポツと雨が降り出してきてしまった。

ポツポツからサーっと、まとまって降るまでが早かった。


雲を見たら早く流れているので、きっとすぐに止むと思った私は、街路樹の下で雨宿りをする事にした。


少しすると向こうからサラリーマンが走ってくるのが見えた。

そして私が雨宿りしている同じ木の下まで来ると、立ち止まり雨宿りをはじめた。

空なんか見ちゃってる。




は?


はああ?

おまっ!街路樹たくさんあるだろうが!




心の狭い私は速攻そう思った。

ずっと並んでいる街路樹、なぜ私と同じ木を選んだのか。

今、お前木の下を走って抜けて来たよな?

わざわざこの木じゃなきゃいけない事はないんだから、この先で雨宿れば良いではないのか?


もし、もしだよ?このおばちゃん(私)と…

「雨ですね〜」

「そこ、濡れませんか?」

ハンカチで濡れた肩を拭く…


なんてーのを期待してるなら、お前の目は節穴だ。

くぅ〜っ…

この木の下は私のもんじゃ!早い物勝ちで私が先に雨宿りしたんじゃ!

o(`皿´ )o



そんな私の狭い心の声が聞こえたのだろうか…

それとも嫌な気持ちが思いっきり顔に出ていたのか…


サラリーマンはまた、雨の中を走って行った。





だってさ〜、ずっと街路樹だよ?

なんで同じ木の下で雨宿りすんの?




…え?


はい。


…でしょう?

引き寄せてますよね?

私。


どうしたら引きちぎれますかね、こーゆー事。



めちゃくちゃ心の狭い物語でした。



拙い文章、最後までお読み下さりありがとうございました

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― 新着の感想 ―
ああ~、引き寄せてる? 実はいい人オーラや気弱オーラっぽいモノが発せられてるけど、近距離だと嫌悪感バリバリオーラが感じられて、寄っては「あれ?」、寄っては「あれ?」を繰り返す?
[一言]  あ、私。雨が降ってきて、駅までの道。  傘がなくて濡れてる。知らないひとに。 「駅までだったら入っていきませんか?」したことある(汗)  しかも、二度も(汗)(汗)  だって、目の前で女…
[良い点]  濡れたくないのでお気持ちはわかります。  とっさの判断でなぜか、悪い選択をする人、例えばドッチボールで人が沢山集まってる方に逃げてくる、逆側ならねらわれないよYou? みたいなこともあり…
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