薬の効き方が人によって違うのは…
薬について。
専門家からすると少し違う言い方になるかもしれませんが、わかりやすさを優先しました。
へーそうなんだー
くらいの知識と思って下さいませ。
最近、暖かくなってきましたね。
皆さんは、花粉症は大丈夫でしょうか?
私はアレルギーの血液検査をした時、強いアレルギー反応が出るのが、杉、ヒノキ、犬、猫でした。
犬猫と暮らしていますが問題ないので、高い数値でも犬猫は問題ないのでしょう。良かったです。
問題は春先の花粉です。
くしゃみ、鼻水、目の痒み、喉の違和感…辛いです。
私は花粉症に対して、目薬と点鼻薬しか使っていません。
昔、薬を飲んだ後に車を運転してしまい、朦朧として赤信号を無視した事があり、怖くてそれ以来飲んでいなかったのですが、少し前に、アレルギーの薬を病院で処方してもらいました。
寝る前に一錠飲むだけです。
飲んで寝る。
すると夜中にですね、心臓が苦しくて目が覚めるようになりました。
そんな日が続き「おかしいな?死ぬのかな?」と思っていたところ、薬と一緒に渡された「薬の注意事項」が目に入りました。
読むと「稀に心臓への負荷、不整脈が起こることがあります」と、副作用の説明がありました。
「これかも…」薬をやめたら不整脈が無くなったので、やはり薬のせいでしょう。
花粉症の薬に限らず、私は薬の効き方が強いようです。
頭痛薬なども、大人一回二錠のところ、一錠でも効いてくれます。
私のように薬が必要以上に効いてしまう人と、あまり効かない人がいます。
その違いは、遺伝子の違いによるものです。
薬の効果や副作用の個人差は、遺伝子多型によって薬を代謝する酵素の活性に違いが生じることが原因のひとつであるとされます。
例えば、抗がん剤などで重篤な副作用が出やすくなる、酵素活性が低下する可能性のある日本人は、16人に1人の割合です。
十二指腸潰瘍や、ピロリ菌の除菌が奏効する可能性が高い、酵素活性が低いのは5人に1人。
どの薬がどう効くか、それは遺伝子によって決まります。
薬といえば、ジェネリック医薬品大手のA社が200を超える品目の生産中止を発表しましたね。
A社は不正製造が発覚し、業務停止命令を受けていました。
そのせいで、ジェネリック医薬品が手に入りにくい状況になっています。
よく聞く「ジェネリック」とは?
先発医薬品の再審査期間や特許期間(20から25年間)終了後に発売されるもので、同じ成分、同じ効き目の薬の事です。
後発医薬品は、研究開発費が少なくてすむため、値段が安いことが特徴です
先発品と比べて価格が3~6割くらい安いほか、味や飲みやすさ、保管方法などが改良されていたりします
新薬と同じ量の有効成分で、その効き目や安全性は、厳しい試験※により同等であると認められています。そして、副作用や相互作用のおこる頻度も新薬と同じなのです。
※有効成分の含有量(規格試験)や、溶け出しかた(溶出試験)や吸収されかた(⽣物学的同等性試験)、温度や湿度といった保存条件による変化のしかた(安定性試験)など。
《https://kaigo.homes.co.jp/manual/healthcare/medicine/generic/より一部抜粋》
ここまではネットで調べればわかる違いになります。
周りで「ジェネリックにしたら効かない」逆に「ジェネリックに変えたら効いた」との声を聞いた事はありますか?
それともご自身でそう感じた事があるかもしれませんね。
その効き目の違い。
ジェネリックと先発品は同等のもの。とされています。あくまでも「同等」です。
では何故、効き目に差が出てくるのでしょうか?
先に話した遺伝子の他にも理由があります。
それは薬の組成式の違いです。
先発品とジェネリック、同じ呼び方、同じ材料の薬でも、ベンゼン環の手の繋ぎ方が違うそうです。
(とても難しい話なので、ざーーーっくりと簡単に、わかりやすくしてしまえば、ケーキやクッキーも、同じ材料、小麦粉、卵、バター、砂糖で出来ていますが、違う物が出来ますね。それです。)
そうなってくるとカラダへの効き方も変わってきます。
なので、例えば胃薬でも、先発品では効いたけれど、ジェネリックでは効かない。と言う場合は、ジェネリックだから効かないのではなく、その組成式の薬が自分の体に合わない。と思った方が良いでしょう。
なのでしばらく使用しても効果を感じない場合や、副作用が強い時などは、先発品やジェネリックか選べる薬であれば、お医者さんと相談しながら変えてみるのも一つの手かもしれません。
それと、グレープフルーツはお薬の効き目を狂わせてしまいますので、薬をグレープフルーツジュースで飲む事や、薬を飲む前後にグレープフルーツを食べるのは避けるのが賢明です。
お薬の性質を知って、自分の体質を知り、うまく付き合っていけるといいですね。
《参考https://www.megabank.tohoku.ac.jp/genome/archives/615》
拙い文章、最後までお読み下さりありがとうございました。