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指輪物語ーラブリップダイアリーー  作者: 彩花(アヤカ)
31/39

30話目 泪


3月7日


 目覚めたのは昼過ぎで、お風呂に入ってアオ君の雑貨屋さんに行った。


 店内には『親戚の金城かねしろさん』がいた。


 アオ君がこちらに気づいて、親戚さんに店を任せた。



 すぐに手をつないで引っ張られるように2階の居住区へ。


 その間、無言だったアオ君は大きく深いため息をついて振り向いた。


 両手を広げて「おいで」と言われる。



 それに安心した私は声出して泣いた。



 アオ君は優しく私を抱いてくれた。


 

 ベットの枕元に置いてある水色のクマのヌイグルミ『セール』を手に取った。


 セールの背中を掴み、正面を私に向けてコミカルな・・・


 子供をあやす時のようなことをされた。



 声色を使って「やぁ、僕はセール!笑ってる君はとっても素敵だよ」とセリフ口調。


 思わず笑ってしまう私。


私「セールの声と全然違う」


「そうかなぁ?」とアオ君。



「今夜も夢の中で会えますか?」


 

 この質問に真剣な顔つきになったオア君は、ふと表情をやわらげた。


「君が望むなら」



「はい」


「うん」と言って、アオ君は溢れてきた私の泪を指でぬぐってくれた。




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