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指輪物語ーラブリップダイアリーー  作者: 彩花(アヤカ)
3/39

2話目 リンク


 気づいたら夢の中にいてそこにはクマのぬいぐるみの「セール」がいた。


 水色の布で、つぶらな黒い眼が可愛い。



「よぅ!さっきぶりだな。本を植えて家を建てようぜ!」


「・・・なにを言ってるの?」


「本を植えて家を建てようぜ!」


「・・・ここって夢の中だよね?」


「そうそう。だからふざけたら現実世界に戻れねぇぜ?」


「そうなんですか・・・少し怖いです」




 夢の中の森をセールに案内してもらって、拓けた場所を発見。

 そこに、雑貨屋で買った件の本を植えてみた。


 ・・・何も起こらないのかな、って思う間で「ポンッ」って音と共に煙が出た。


 目の前には川とそれに見合う可愛らしい小さな橋とキノコ型の家。


 芝のはえた区域にはティータイムテーブルセット。


 気づけば雑貨屋のお兄さんがいて、お茶をしている。


 セールが「あいつ時々文字が見せないし書けないんだよ」と言う。


 なるほど『SEAL』のことかもしれない。



 好みだと思ったお兄さんが夢の中に登場、お茶に誘われる。


 綺麗な琥珀色のお茶を淹れてもらった。


 テーブルにはスィーツタワーがあってどれも写真を撮りたいくらい可愛い。


  

 お兄さんは名前を「アオ」と言うらしい。

 漢字で「青」。


 この界隈の主だと言う。


「まず言っておこう。目が覚めたら多分セールは物質上いない。指輪を抜いてみて」



 ――

 ――――・・・目が覚めて枕元を見る。


 本当に水色のぬいぐるみはどこかにいなくなっていた。


 

 どういうことだろう?

 まるで指輪で『リンク』している。


「RINK」・・・?

「LINK」だっけ?



 題名を「リンク」にしたけど、指輪は『RING』・・・


 リンクとリング・・・


 まるで言葉遊び。


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