25話目 剣選び
1月27日
夢の中に現われたアオ君は、「また会えてうれしい」と笑顔で迎えてくれた。
『カラ』の収穫まであと少し。
約束をハンター君たちとしているし、モンスターを倒さねば。
イメージトレーニングのために、ここ数日はセールと一緒に棒切れで素振りをしていた。
それを知ったアオ君のご機嫌はすこぶる良い。
「モンスターを倒すために、どんな剣が欲しいかな?」
電車の駅到着みたいに、大量の収められた剣が列をなして出現。
「これは『君のための剣選び』だよ。まず適合候補をしぼろうね」
炎系属性→イフリート
雷系属性→レオ
水系属性→ジブリール
魔法剣→マージ
淡く光っているものが適合候補らしく、このよっつのうち、どれを選ぶか聞かれた。
魔法の指輪は、『ゼン』と言って、それが作る亜空間に収めるらしい。
実力と言う許容量が「限り」らしい。
どうもハンター君たちのことが気になって、『ゼン』に感覚で相談してみた。
すると指輪をしている手がかざされ、よっつの剣が『ゼン』の亜空間に入った。
使い方が流れてくる・・・情報の感覚として。
ゲームで言うところのHPやMPの消費と回復アイテムについてとかだ。
説明はむずかしいけど、簡単に言うと『「ふざけたらいけない」』ってことらしい。
前にアオ君も言ってたから少し緊張してきた。
『ゼン』は亜空間を所有する魔法の指輪。
向こう側の言葉を訳しているのも『ゼン』らしい。
『ゼン』の中にいる「マージ」に氷魔法は使えるか聞いてみた。
すると指輪に氷の花が小さく咲いて、MP消費を少し感じた気がした。
なるほど、と思ったところでアオ君が指輪を抜いて目が覚めた。




