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序章 苗は同じ場所で売っていた
10月19日
今日は青空が素晴らしかった。
いい匂いがする青空だった。
まるでお日様の祝福を溜め込んだ感じだ。
そう言えば昨日、パパにお花の苗をたのんだ。
「また今度ね」と言いながら、外出したパパは
野菜の苗を買って来た。
「お花は?」と聞くと、「忘れていた」そうだ。
パパのうっかりは、理解するにムズカシイ。
花の苗と野菜の苗は、同じ店で売ってるのに・・・
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※すでに完結した日記だけど、加筆。
今現在、「ハロウィン」の翌日までの回までを読んで
全く普通っぽい空想日記の始まり方だと思う。
だって誰かの目に触れるなんて想定してないもんね。
【 彩花 】
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