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新しくそして初めての仲間

イズホと名乗った女性はどうやら一級魔術師で上級魔法を扱うことができるらしい。

これだけ聞けばすごくほしい人材なのだが、彼女は狙った方向に魔法を放つことができないらしい。

つまり・・・・こちらにも上級魔法が飛んでくる可能性があるのだ。


「一級魔術師っつー肩書を持つなら欲しいが流石に狙った方向に魔法を撃てない奴はいらん。いったいどうしたら目の前に杖を振ったら右側に魔法を飛ばせるんだ?というわけだから、悪いけど俺のギルドメンバーにはいらないな(大事なことだから2回言った)」

俺は練習場で彼女に上級魔法を見せてもらったら・・横で見ていた俺に魔法が飛んできたのだ。

杖は確実に前に振ってた。

「本当にごめんな、悪気はなかったんだ。小さい時から初級魔法でも狙った方向に撃てなくてな、よく両親に魔法をぶつけてしまっていたんだ。そんな私だからどこのギルドメンバーにも入れてもらえないんだ。まだ初心者のお前となら結構うまくいけると思っていたのに」


ぐすん

俺はそんな音がした気がした。

もし本当にその音が聞こえていたとしたら俺、けっこうやっちゃいけないことをしてない?

俺は顔をあげた。

案の定彼女は泣いていた。しゃっくりみたいのが出てないし、涙の粒も落っこちていないことからウソ泣きなのだろう。

「どうしてイズホは俺のギルドメンバーに入りたいんだ?」

「さっきも言っただろう、他のギルドメンバーには入れてもらえないからだ。そして、初心者のお前とならうまくできると思ったからだ」

ウソ泣きをしているということはこの言葉もウソなのだろう。

「本音は?」

「!?、な、な、何度も言わせるな!」

すごく動揺しているな。しかも怒っているし。

「ねぇ、知ってる?人って図星を指された時ってすごい動揺するんだよ。人って本当のことを言われると怒るんだよ」

少しあおるような口調で言ってみたがどうだ?

「しょうがない。本当のことを話すか」

え?意外と素直だな。

「ちなみに全部が全部嘘ではないぞ。お前が味わった通り私はどうしても狙った方向に魔法を撃つことができない。そしてそのせいで他のギルドメンバーに入れてもらえない。これは本当だ。」

ギルドメンバーに入れてもらえないって本当だったんだ。

「実はな、お前がスナイパーの役職についてこの練習場で的のど真ん中にあててるのをたまたま見てしまったんだ。だからな、お前のギルドメンバーに入ることが出来たら、うまいこと狙う方法やコツを聞けると思ったんだ」

なるほど、そういうことだったのか。

「わかった。このオリンピック射撃金メダリストの俺に頼むとはわかっているじゃないか。イズホ、お前を俺のギルドメンバーに入れよう。その代わり条件がある」


ぱぁぁ!

こんな効果音が出そうな笑顔が見えた。

「ありがとう。ありがとう。私はお前を信じていたぞ。てか、オリンピック?金メダリスト?射撃?

なんだそれは?まあそれよりもその条件とはなんだ?」

「こんな場所でする会話でもないしいったん室内に戻ろう。条件はそれから

そうして俺たちはギルドの中に入った。


~~~~~ギルドにて~~~~~

「それでそれで、条件とはなんだ。変なこと以外なら私は何でもやるぞ」

満面の笑みで俺に問いてきた。

「ちょっと耳を貸せ」

俺は条件としてこの世界のことを教えてもらおうと思い転生したことを話そうと決意した。だから誰にも聞かれないように耳を拝借させてもらったのだ。



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