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ただそのおかげでフォンセ家が成長出来たと言っても過言ではない。
僕には、その能力が欠けている欠陥品だかれしょうがないけど。
まぁ…当たり前なんですけどね!?
この僕ユキには前世の記憶がある。
前世と言ってもほんと自分からして数時間前みたいなものだけども。
僕、呉橋 雪也は重度のオタクだった。
しかも、ファンタジー物の。
だから、ゲームとか本とか片っ端からやっていたし乙女ゲームなんかにも手を出した。
だってさ!現実味がなくて魔法とか世界観が今までにないものだと興奮するじゃん!?
など厨二病まではいかずとも周囲からは不思議な目で見られていた。