戦闘開始
アレスとウィリアムの戦いはアレスの勝利で終了した。
「た…助けてくれ命だけは…」と命乞いをするウィリアム。
「愚かな弟よ…安心しろお前は私が…」
とアレスはウィリアムに近づき
「私自らが楽にしてやる…」
剣を一閃…首をはねた。
そして残ったウィリアムの従者をアレイストスが葬り去ろうとする。
その瞬間隣でずっと我慢してきたアイズは
「やめろおぉぉぉ!」
と助けに行こうとするが炎が従者に降り注ぐ。
そして俺たちにアレスが気づいてしまった。
「バカ王子が…」
アレイストス、そして従者達は間髪入れず一斉に
アイズに弓と炎を浴びせる。
「しまっ…」
目の前に迫る炎を前に唖然とするアイズ
轟音と共に辺りが一面焼き尽くされる。
アイズの周りの場所だけを避けて…
「見つかっちまったもんは仕方ねぇ…
当初の予定より大分早いが………俺と殺るか?」
間一髪アイズの前に飛び出して、斥力によりアイズを守った。
「すみません…私が…」
作戦を台無しにしてしまったアイズは俺に謝ろうとする。
「許せなかったんだろう?
お前の敵とはいえお前の国の人間が意味もなく焼かれるのが…
それでいいじゃねぇか…あそこでお前が飛び出さなかったら
そこで寝てる奴らはあのまま死んでいたんだからな」
するとコトハ達の後ろに焼かれたと思っていた従者達が気絶していた。
「まさか…あの一瞬で空間を繋げて…」
アイズとアレスやアレイストスも驚く。
「あのまま出ずに後悔するよりずっといい…
イヴ!!イリス!!他の奴らは任せるぞ!!」
イリスもイヴも頷く。
「さぁ…いくぞてめーら!!」
俺は空間移動を発動して、この場にいる全員を空間に取り込み
それぞれを別の場所へと移動させた。
アレスにはアイズそしてイリスを、従者2人にはイヴとゲイルに、
そしてアレイストスには俺をそれぞれ別の場所に転移させた。
「これは一体…」
従者がいきなり違う場所に来ていたことに驚いていると
目の前にゲイルが現れた。
「アイズ様の為にお前達にはここで倒れてもらう…」
と剣を構える。
「2体1でか?笑わせるな!!」
と弓を構えてゲイルへ放つ…が辺りから轟音が轟き。
矢が粉砕される。
加えて、従者の1人の足を何かが貫通する。
「がぁぁ…足が…ぁ…」と痛みで気絶した。
「一体どこから…」と辺りに気を取られている内にゲイルは
残りの1人に肉薄して強烈な一撃を加えた。
これで従者は一掃された。
従者が居なくなったことでイヴは除いていたスコープから
目を外し、スナイパーをもってゲイルの元へ合流した。
……
「アレイストスって言ったよな?
エレメンタルクリスタルを持ってんだろ?」
と聞くとアレイストスは急に転移させられたことに驚きつつも、
「そうだ…
炎を使い攻撃する…がお前には通用しないようだ…」
と答える。
「だから…別の戦い方でお前を処分しよう」
すると一瞬脳裏に背後から顔をハンマーで粉砕されるビジョンが浮かんだ。
俺は咄嗟に身をかがめてその一撃を躱す。
空振った衝撃で風が吹き荒れ俺は地面を転がる。
「今のは…」
するとまた目の前に一瞬で現れたアレイストスはハンマーを
上から振り落とす。
それを躱した俺は、今度こそ見ることができた。
炎を推進力に高速で移動しているのだ。
少し厄介な相手だな…
俺は二丁の銃を使って容赦なく撃ちまくるがそれを高速で躱し、
移動しながら被弾しそうになると炎で身体を守っているアレイストスを見て銃が意味をなさなくなっていることに気がついた。
俺は仕方なくマントの中から刀身の青い刀を取り出した。
「肉弾戦で俺に勝てると思っているのか?」
とアレイストスが俺に迫りハンマーを振りかざすが…
今度はコトハが目の前から消えていた。
避けられることはあると思っていたが、急に目の前から消えたコトハを急いで探すが、いきなり背後から刀で手足と背中を連続して斬りつけられる。
「がぁぁ!!」
すると背後にコトハが立っていた。
「俺がなにも考え無しに弾を撃っていたと思ったのか?」
コトハがさっき撃った弾は特殊な弾で弾丸一つ一つに
コトハの髪が入っていて、コトハはその弾丸の当たった位置に空間移動することが可能だったのだ。
雌雄は決した。
「殺せ…俺はあの方の足手纏いにはなるくらいなら
死んだ方がマシだ…」
と自らの首を差し出す。
「そうか…なら…」
こうしてコトハとアレイストスの戦いは決着した。
ありがとうございました。
次もよろしくお願い致します。




