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写真撮影、そして文化祭にむけて

 講堂から順々に人が出て行く。


 通路にたくさん人がいるし、僕たちは自分たちの席にまだいた。


 表彰式のステージ上でお子様ランチ製造ロボット(製造停止モード)になっていた僕は、部長らしく最後くらいまとめようと頑張って言った。


「ほんとに……お疲れ様でした!」


「たうちゃん、写真撮ろう!」


「写真……誰かにとってもらうか、えっと……」


「とってあげますよ」


 いつも料理部で聞く声が聞こえた。


「小町先生……!」


「文化祭の職員会議とかが終わったから来てみました。入賞おめでとうございます。よかったですね」


「よかった!」


「先生も一緒に写真に入りましょう! 超お世話になりましたので!」


「じゃあ、俺がとるぞ」


 後ろに万佐樹が立っていた。


「あ、ありがどう……じゃあ僕たちが撮り終わったら僕がそっちとるな」


「頼んだ」


 僕たちは、講堂を出て、外の開けたところに写真を撮りに行った。


 料理要素はゼロだけど、大切なのはみんなが笑顔で写っている写真をこの瞬間にとることだと思うから、ここでいい。


「先輩、ほ、ほっぺマッサージしましょうか? 先輩のほっぺを柔らかくする無期限のサービスをしたいです」


「確かに先輩少し顔硬いですね」


「いつもこんな感じだしな……」


 あとね、しゃがんでるから頭上に小町先生のおっぱいがあるのね。そこんとこ、これまで築いた絆を生かしてわかってほしい。


「じゃあとるぞ……はい、お子様ランチーズ」


「なんだそれ……」


 でもわりかしうまく取れたようで、万佐樹は満足そうに画面を見て、僕たちに見せに来た。


「みんな可愛くうつってます! 田植先輩も可愛いです!」


「そうか……」


 よかったな。背後にお子様ランチが見えそうなくらい、僕たちのお子様ランチの思い出が詰まった写真だ。




 それから、僕が万佐樹たちの写真を撮った。


「写真撮るのうまいな」


「料理の写真をめっちゃ撮ってるのが生きたかな……」


「そうか。なるほどそれでうまいんじゃね。まあ、とにかくお疲れ。俺らはここで」


「おお……またな」


 万佐樹たちとも別れた僕たちは、いつも通りの料理部の雰囲気に戻っていた。


「次は文化祭ですね。この調子でお子様ランチをきわめて、他のメニューも頑張りましょう!」


「そうだな……他のメニューを特に頑張んないとな今からは。あとちゃんとお子様ランチにおもちゃをつけないと。今回は規定で禁止されてたからな……」


 今度の文化祭は今回とは違って、たくさんの人に食べてもらう予定だ。


 みんなが美味しいって笑顔で食べてくれるような料理を作りたい。


 後輩たちも同じことを考えてるってとっくにわかっている。


 だからこそ、これからも本当に楽しみだ。

お読みいただきありがとうございます。


次話は、ラストに向けて凛太とみかんと二人きり!(唐突)です。

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