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会場到着

「おはよーっ、ございます!」  


「おはよーたうちゃん!」


「おはようピース」


「おはようございます先輩」


「おはようございます。朝のあいさつ……つまり、朝のあいさつです」


 僕は駅前で元気な後輩たちと合流した。


 僕が一番最後だとは……。


 みんな時間に余裕を持ってるな。


 みんなって言っても名前忘れている人もいるかもしれないから、チーム紹介的な感じで改めて。


 元気な高一の後輩の浜辺さん。この前おたまで叩かれた。


 たうちゃんとボカボカのことを呼ぶ萌門さん。萌門さんと仲良しで、静かだけど時々面白い木谷戸さん。この二人は中二。


 あと、しっかりしている中三の中見さんと、純粋? な中一の阿田さん。


 この全員で今日はがんばるわけだ。


 すでに材料申請はしていて、荷物はみんな身軽。学生証を忘れなければ、最悪大丈夫という感じ。


 僕たちは、予定していた通りの電車に乗った。


 


 会場は駅から近いので迷うことなく着けた。すでに多くの人が到着している。まずはここまで無事で一安心……していたら、周りが大体女子ばっかりの中で、男子たちがいる集団を発見。その中で背の高い人を見たら、ネイティヴスピーカーの兄、万佐樹だった。


「おお! すげえ家庭的な可愛さの女の子ばっかりだな!」


 万佐樹がこっちに気づいてうずうずしてテンション高い感じで話しかけて来た。


「おお……まあそうかもな」


 僕はてきとうに返し、まあ可愛い女の子たくさんいるのはそうだなって思いながら、万佐樹と一緒の人を確認。


「サッカー部有志とバスケ部有志と、料理得意なマネージャーたちでチーム作ったぞ」


「おお……なるほど」


 言われるとみんな料理が得意そうに見える。高校入試の時、周りの人がみんなすごい成績優秀な人に見えたのを思い出した。


「エントリーしに行きましょう!」


 浜辺さんが後ろから僕を呼んで、奥の方へ歩き始めた。


「よし……行こう」


 僕は受付の方に向かう。そういや思い出したけど、チーム名、「お子様ランチを極める部長と可愛すぎる後輩たち」だっな。


 エントリーするだけなのに恥ずかしいんだけど。


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