真面目なヒロ君も素敵だけど、何か物足りないのよね……
俺は久々に秘密の中庭へ来ていた。
島貫君が言うには顔に死相が出ているとの事。たまには気分を変えるのも有りだろう……。
「あ……」
俺しか来ないだろうと思っていた秘密の中庭に、見知らぬ女性が座っていた。
「……久し振りだね」
面識の無い俺に笑顔を向ける人違いな女性。
「人違いでは?」
俺は素直に問いただした。
「……え?」
女性は鳩が豆鉄砲を乱射された様な顔で俺を見る。
そんな顔で見られても貴女の事は存じ上げないのだが……。
「こ、この間はプレゼント、ありがとう……?」
やはり彼女は誰かと俺を勘違いしている様だ。
「すみません。きっと人違いですよ―――」
俺は踵を返し、いつもの屋上へと足を向けた。
「やはり先輩の身に何かが……。となると犯人は一人しか―――」
「あれ? 歩美ちゃんは?」
「さあ? 今日は来てないぞ」
俺はいつも通りに屋上で食事を取り始めた。
「ヒロ君、これ見る?」
茜さんが徐に袋から取り出したDVD。そこには『揉み暮らしのパイオッティ』の文字と嫌らしい女性の裸体が描かれていた。
「いいえ、要りません」
俺はそんな物には興味は無いのできっぱりと断った。
「いいのかヒロ!? 前から観たがってたパイオツ三銃士シリーズの最新作だぞ!?」
「いいえ、要りません!」
「ヒロ君がEDに……!?」
「これは重傷だ!」
島貫君と茜さんが何やら叫いているが、俺は居たって普通だ。
「これならどうかしら!?」
何やら変装を始めた茜さん。
変装を終えたその姿は俺が知るセクシー女優の川原くるみに瓜二つだ。しかし、俺は別に何とも思わない……。
「……似てるね」
「でしょ!? 犯しても良いのよ?」
茜さんが制服を脱ぐと、その下にはナース服を着ていた。
「あ、茜!?」
「さあ! これでヒロ君の本能を呼び覚ますのよ!」
短いスカートから淡い黄色のパンツが見え隠れしていて実に下品だ。島貫君も顔を赤くして俯いている。
「痴態と余すこと無く撮影して、後でリベンジポルノしても良いのよ!?」
―――ップゥゥゥン…………
俺の頭の中に落ちたメテオストライク。全身から溢れ出る膨大な気は体内をグルグルと渦巻いて一箇所に集まり激しく反応する!!
「……ヒ、ヒロ君?」
せっ! せっ! せっ! せっ! せっ!
せっ! せっ! せっ! せっ! せっ!
俺の中で蠢く観衆が俺を嗾ける
犯せっ! 犯せっ! 犯せっ! 犯せっ!
犯せっ! 犯せっ! 犯せっ! 犯せっ!
俺の怒髪天は素晴らしく天を仰ぎ、ズボンをぶち破ってはその存在感を世に知らしめる!
「ひっ!! 何アレ……!!」
「うわっ! ヒロの顔が見えないぞ!」
もう俺を止める者は居ない!
今日こそ姉ちゃんを…………オカス!!




